JAPAN

用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
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鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
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鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
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鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
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鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
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鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
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鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
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鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

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鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
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さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
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用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
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鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
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鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
・第1回目はこちら


1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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用瀬を見守る川 瀬戸川

瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
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鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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瀬戸川。2018年9月11日

鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら

鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。

第2回目は「瀬戸川(せどがわ)」。
用瀬の町中を流れる川で、以前は生活用水として使われていました。
現在は水道・下水道が整備され、生活用水としての用途は無くなりましたが、下流の田んぼに使われる農業用水としての役割を果たしています。
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1.瀬戸川ってどんな川?

瀬戸川ってどんな川なのか。
そもそもなんで「セト」じゃなくて「セド」なの?(はじめは驚きました)
どんな用途で使われているの?
その特徴は?
その辺りを解説しようと思います。

(1)名前の由来

瀬戸川は用瀬地区の裏側を流れています。
昔、裏のことを「背戸(セド)」と言っており、この地方の民話なんかを読んでいると裏山のことを「背戸山」と表記しているのがみられます。
そこから派生して、裏に流れる川を「セド川」と呼ぶようになったそうです。
瀬戸、は当て字ってことですね。

(2)瀬戸川の歴史

千代川。2018年9月12日

もともと瀬戸川は千代川(鳥取県の東部を流れる一級河川。智頭町、鳥取市を経て日本海に注いでいます)に流れ出ていた自然の川で、それを整備して今の瀬戸川になったそうです。
川はもともと生活用水として、飲料水、洗濯水、風呂水などに使われていました。
用瀬は江戸時代には宿場町として栄えており、その繁栄を支えてきたのも瀬戸川と言えます。
また、大正8年の鳥取〜用瀬間の鉄道開通時には、用瀬の先、智頭の方からも人々が集まり商業の町として栄えました(まだ用瀬の先には鉄道は通っていませんでした)。
人が集まれば、旅館やご飯屋さんが必要になる。そのためには、お米屋さんや酒屋さんなど、お店も必要になる・・・。
電気が普及する前には瀬戸川には水車が17機も設置されており、お米をついたり建具や木工、製材、製糸などにも使われていたそうです。
しかし、電気の普及とともに水車は使われなくなり、次第に水車は姿を消していきました。
また、瀬戸川の水は水道・下水道の整備により生活用水としても使われなくなり、今は農業用水として下流の田んぼに水を供給しています。

また、昔は大雨が降った際、瀬戸川が溢れて床下浸水の被害が出ることもあったそう。改良工事の結果、今では大雨が降っても水が溢れることはないそうです。

2.瀬戸川の思い出

今回、ふるさとワーキングホリデーで民泊に滞在する中で、町の人々とたくさんお話をする機会がありました。その中で、瀬戸川に関する思い出をたくさん伺うことができたので、少しご紹介しようと思います。

  • 水遊びの思い出(Mさん)
    子供時代、学校が終わると宿題もせずに近所の友達と遊んでいました。
    げんじ(メンコ)、陣取り、釘さし、などの遊び以外に、瀬戸川で泳ぐことも遊びの一つでした。
    皆で瀬戸川を「あっぷほっぷ」(溺れそうになりながら)泳いで、時々川では「ねぶちゃんこ」(メダカ)を見かけることもあったそう。
    魚捕りをしている子供もいたそうです。
  • 水車の思い出(Tさん)
    昭和30年代に近隣の町から用瀬にきました。瀬戸川にはその当時、大きな水車が3つあり、
    お米屋さんやうどん屋さんが使っていたそうです。
  • 子供時代の思い出(Nさん)
    瀬戸川には昔、ゴミが捨てられていたり、下水が流れていたので少し汚かったよう。
    子供時代に、瀬戸川で缶を集めてお店に持っていくとお菓子やおもちゃと交換してもらえたそうです。
    また、ウナギやナマズ、アユを見かけることもあったそうです。

昔、子供にとって瀬戸川は遊びの場だったよう。今は、子供が瀬戸川で遊んでいる姿は見られなくなりました。
また、昔の方が川が汚かった、というのには驚きました。少し汚い方が、栄養分が豊富で魚が生息しやすいのでしょうか。残飯を川に流したり、アヒルを飼っていたりする家もあったとのこと。本当に、瀬戸川が生活の一部だったことが伺えます。

3.瀬戸川の自然

瀬戸川。2018年9月13日

瀬戸川の綺麗な水は、豊かな自然も育んでいます。

  • バイカモ
    多年生の沈水植物(体全部が水中にあり、固着して生活する植物)で、冷水を好み場所によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるそうです。
    瀬戸川には、このバイカモが生息しており、6~7月には梅のような白い花を水中で咲かせます。
    (上の写真の、川の中に生えている草がバイカモ。)
  • ハグロトンボ
    8月下旬に用瀬を訪れたところ、羽が黒く、体が青いトンボをよく見かけました。
    調べてみると、「ハグロトンボ」という種類のトンボのよう。
    バイカモなどの沈水植物などが茂る、緩やかな流れの中に生息するトンボとのこと。瀬戸川にぴったりのトンボですね。

近所の方に、バイカモが本当に綺麗だよ、と伺いました。見たかったなあ・・・。
今回の滞在は8月下旬〜9月中旬。バイカモの花を見ることは出来ませんでした。
次は初夏に、また来たいな。

4.瀬戸川の今、これから(所感)

今では、子供達は学校で川遊びを禁止されていることもあり、瀬戸川で遊ぶ姿は見かけなくなりました。
しかし、瀬戸川は今でも町の人々の暮らしの一部として存在しているように見えました。
「ふるさとワーキングホリデー」で2週間滞在してみて、朝起きたら瀬戸川のせせらぎが聞こえることや(最初雨が降っているのかと思いました)、近所の方の家にお邪魔するとき、瀬戸川にかかった橋を渡ること、・・・。橋に鉢植えを置いて綺麗にしているお家もあり、瀬戸川っていうのは今も生活の一部なんだな、と感じたのです。
これからも、様々改良が重ねられたり、その用途が変わって来るかもしれませんが、ずっと用瀬の人々の暮らしを見守る川であり続けてほしいなあ、と思いました。


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