きいたことおもったこと

ステレオタイプの話

顔立ちだけで中国人だと思われて「ニーハオ!」「チンチン」って声をかけられたこと。日本人の女の子はこうだ、って決めつけられてちょっと嫌な気持ちになった経験。
旅をしていると、様々な人と出会い、その中には偏見を持っていたり、様々な思い込みをしている人もいます。

今回は、最近出会った素敵な人と、その人との会話で考えさせられた、「ステレオタイプ」の話です。

オフリド(北マケドニア)のホステルにて。
チュニス(チュニジアの首都)から来たという男性とたまたま話す機会があって。会話はこんな感じ。

チュニスの男性:君、前見かけた気がする。ティラナ(アルバニアの首都)からのバスに乗ってた?

あずさ:乗ってなかったよ。昨日スコピエ(北マケドニアの首都)から来たから。

チュニスの男性:そっか、人違いかあ。

あずさ:多分他のアジアンガールが乗っていたんだろうね。

私が何気なく発した「アジアンガール」というワード。
このワードに対して彼は、「僕は人をステレオタイプしない」と答えました。

この5ヶ月間の旅の中で、こんな発言を聞いたのは初めてで。
この言葉を聞いた日から、ステレオタイプ、についてずーっと考えています。

確かに、これまで「アジア顔」「日本人の女の子」とステレオタイプされて、不快な思いをいっぱいしてきた。

例えば、私がこれまでの旅で不快な思いをしてきた場面を挙げてみると、

  • その辺の人に「ニーハオ」「チンチン(チン=中国人)」と声をかけられる
    →幾らかの人は顔でその人の出身地を決めつけてる。カザフスタンとかモンゴルとか、インド、ロシアなんかでも私のような顔立ちの人っているから、実際にはどこ出身か見た目じゃ分からないのに。
  • 「日本人の女の子は化粧しなくても綺麗」と言われる。
    →化粧してるわ!
  • 「日本人の女の子はタバコを吸わないから良いよなあ」(キルギスでは女の子が公の場でタバコを吸うのが良くないとされていた。タバコを吸う女の子がキルギスで増えてきた、と嘆いていた男性の発言)
    →吸う人たくさんいるわ!

逆に、思い返してみるとその逆も然り、、もしかすると自分が人を不快な気分にさせているかも、って場面もいくつかあって。

まずは自分から、人をステレオタイプすることをやめよう。って強く思いました。

また、これまでの長い歴史で、ステレオタイプって多くの差別を引き起こしてきました。
ヨーロッパではジプシーやユダヤ人、日本では在日韓国人の人々や、アイヌの人々など。。
「この民族だからこうだ」「この顔立ちだからこうだ」、、、
悲劇を起こしたことを人々は歴史として覚えているけれど、その悲劇の元となる考え方をしてしまっていることにはなかなか気づきません。

まずは自分から、気をつけよう。
北マケドニアでの出会い。大事なことに気づかせてくれてありがとう。