Iran

【イラン】イランの寝台列車は超快適!乗り方解説と体験記

ホルムズ島に浮かぶゲシュム島、ホルムズ島を訪れた後、港町バンダレ・アッバースから首都テヘランまで約1300km、寝台列車の旅をした。

イランの寝台列車はとても綺麗で快適だった。バスより時間はかかるが、バストはまた違う体験ができるため、時間に余裕があればぜひトライしてもらいたい。

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1.イランの鉄道について

(1)路線

イランでは、全土に鉄道網が張り巡らされている。(Iranian Railways 公式ホームページはコチラ)

テヘラン、エスファハーン、シーラーズ、バンダレ・アッバース、タブリーズ、ヤズド、マシュハド、カーシャーン・・・などなど、観光客の行くような主要な街にはほとんど鉄道が通っている。

ただ、列車移動はバス移動よりも時間がかかることから多くの旅行者がバス移動を選んでいる。だが、とあるイラン人は「バスよりも列車の方が安全だよ」と列車を勧めてきた。個人的にはバスも列車も好きだ。

私はバンダレ・アッバースからテヘランテヘランからタブリーズを列車で移動した。

(2)イランの鉄道の座席

イランの列車には様々なクラスがある。
Iranian Railwaysのホームページを確認すると、Nour、Ghazal、Zendghi、Fadak・・・などなどよくわからない名前のクラスが10種類以上並べられている。
それらのクラスを大まかに分類すると、ラグジュアリーなVIPクラス1stクラス2ndクラスに分けられる。

「買うとき、よく分からなそう!」と思うかもしれないが、大丈夫。

旅行者はネット予約ができないので(イランでは国際クレジットカードを使うことができない)、必然的に、チケットを購入するときは窓口か、イランの人に頼むしかない。その際にクラスのことも質問すれば良いと思う。

詳しくはIranian Railwaysの公式ホームページを確認してみてほしい。

2.イランの列車に乗ってみた 体験記とTips<バンダレ・アッバースからテヘラン>

ここでは、ペルシア湾に面する港湾都市、バンダレ・アッバースから首都テヘランまで約1300〜1400kmの道のりを寝台列車に乗って移動した体験記を書く。

車だと13時間から14時間で移動できる道のりだが、列車でゆっくり約1日かけて移動した。乗り心地が良く、人にも恵まれ、とても楽しい旅となった。

(1)列車の乗り方

バンダレ・アッバースの港からタクシーで鉄道駅に向かう。
ホルムズ島からの連絡船が少し遅れており、焦りながら駅に到着した。

駅の建物に入る前に荷物検査が必要。その際、チケットを見せる必要がある。
ゲシュム島で、ベアーさんに「チケットの印刷が必要」と言われていたが印刷する場所を見つけられず、「お金は払っているし、時間もギリギリだし、大丈夫だろう」と思っていたら、駅の職員の女性に窓口でチケットを印刷するようにと言われた。窓口も人が並んでおり、乗車時間の5分前に。
結局、警察官にパスポートを見せ、なぜかチケットのスクリーンショットと、その前後の写真をチェックされて(怒)無事列車に乗ることができた。

★Tips  乗車の際はチケットを印刷して持って行こう。

(2)コンパートメントと乗車時のサービス

バンダレ・アッバースから乗る人はそんなに多くなく、最初は定員が4人のコンパートメントで、一人で時間を過ごした。

列車が発車してしばらく経つと、チャイとお菓子が配られる。これとペットボトルの水1本はチケットの料金に含まれている。
その際夕食や朝食はどうするか、と聞かれた。ベジタリアンの私。ケバブしかなかったので断った(車内での食べ物については次項)。

(3)車内の食べ物

長距離寝台列車には、食堂車が備え付けられている(上の写真がメニュー)。
また、事前に頼めば自分の席まで持ってきてもらうことも可能。
ただ、夕食メニューは肉がメイン。自分の食べるものに制約がある人は、事前に果物やパンなど食べ物を購入しておくべし。

車内ではポテトチップスやクッキー等のお菓子は購入できるが、果物は売っていない。少し困った。

★Tips  果物やパンなど、食べられるものを事前に購入しておくべし。

(3)停車時間

列車は時々、田舎の駅で10分以上停車する。
多くの人が列車を降りていく。何をやっているのかと思うと、お祈りやトイレに行ったりしているらしい。イスラム教の国ならでは。

結構車内のトイレは綺麗で快適だった。

(4)同じコンパートメントの家族との交流

  

途中で、同じコンパートメントに家族連れが乗車してきた。
父、母、息子の3人。聞けば、テヘランの病院に息子の治療のため通っているらしい。息子は英語を少し話せて、3人で簡単な会話をいくつかした。

イランの人って本当に優しくて暖かい。それを感じた時間であった。

列車はバスよりも、コンパートメントという区切られた空間で一緒に過ごすためか人と人とが近くに感じられた。人との交流も、列車移動の楽しみの一つだと思う。

(5)朝食

翌朝、食堂車で朝食を食べてみた。朝食はパン、バター、ジャム、チャイがついて40,000リヤル。

写真は撮り忘れた。内容を説明すると、

このプチプチパン、「ラバシュ」とジャム、バターだった。

シンプルな朝食で、特に美味しい!とも言えないので、やはり、食べられるものを持参するのがオススメだ。

(6)車窓からの景色

バンダレ・アッバースから出発してすぐは、砂漠がちの地形で列車から見る景色はまるで別世界のようだった。テヘランに近づくにつれ、植物が多くなる。
イランは広く、地域が異なると景色も違う。その多様性も、イランの好きなところの一つだ。

鉄道に乗ったら、ぜひ車窓からの景色も眺めてみてほしい。
様々な色の岩やむき出しになった傾いた地層など、面白い発見がいくつもあると思う。

★イラン列車旅のTips

  • 乗車の際はチケットを印刷して持って行こう。
  • 果物やパンなど、食べられるものを事前に購入しておくべし。

それ以外には、皆親切で車両も快適なので何も心配することはなし!!

3.おわりに

↑テヘラン駅

ミャンマーやインドで鉄道好きになってしまった私。
その魅力に取り憑かれ、列車移動を選べるなら、列車で移動したい・・・!最近はそう思うようになった。

イランのことを事前に調べると、バス移動がオススメ、という記事をよく見かけた。バスは安いし早いし、予約が不要で簡単だし、私としてもバス移動がオススメだが、旅にメリハリをつける意味でも一度くらいは鉄道に乗って移動してみてもいいのでは、と思う。

しかし、やはり列車移動にとって自分で予約ができないことは大きな障壁。列車の予約に国際クレジットカードが使えるようになったりとか、将来、より旅行しやすくなることを祈るばかりである。

参考