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好奇心に従って、旅をする。
Estonia

【エストニア】世界遺産の街、港湾都市タリン〜訪れる際の注意点と見どころ

タリン旧市街

ロシア サンクトペテルブルクからバスで6時間半。
ついにヨーロッパ、バルト三国、エストニアの首都タリンにやってきました。

サンクトペテルブルクからタリンまでの間の距離は、たったの370km。
これまで、ロシアの大きさに比べれば(東西に約1万km)、とても微々たる距離です。
距離が近いため、街を歩いていても、何かサンクトペテルブルクと似たものを感じたり、また、同じく距離の近いフィンランド ヘルシンキとも似たものを感じたり。タリンは、それらが少しずつ混ざっているような不思議な都市でした。

それでは、この記事ではタリンという街のご紹介と、筆者目線のお勧めの場所、などをお伝えします。

サンクトペテルブルクからタリンまで

ロシアのサンクトペテルブルクからエストニアのタリンまでは、バスでおよそ6時間30分
「Narva(ナルバ)」の国境を通りエストニアへ入るルートが一般的です。
ロシアとエストニアの間には、街の名前にもなっている「ナルバ川」と言う川が流れています。

ナルバ川のエストニア側の雰囲気が、「ついに、本当に、ヨーロッパにやってきたんだ・・・!」と言う感慨を与えてくれました。

アジア(ウラジオストク)から陸路で1ヶ月かけてここまでやってきたので、感動はひとしおでした。

実はこのナルバも、有名な街。
18世紀前半の大北方戦争(18世紀初め、スウェーデンと反スウェーデン同盟を結成した諸国とが、スウェーデンの覇権をめぐって争った戦争)の主戦場として有名だそうです。かつては美しい街並みを誇りましたが、第二次世界大戦の激戦場になり、その際破壊されてしまいました。
現在、エストニアの大3の都市として栄えています。

バスの車窓からの景色はとても美しく、ここまでのバスにして、1泊して街をブラブラしてみたかったな〜と思っていました

今回利用したバス「Lux Express」については下記の記事にまとめてあります。
バルト三国を旅する人は利用するのではないかと思うので、ぜひ参考になさってください。

Luxexpress
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タリンについて

タリン旧市街

タリンは、バルト海東部、フィンランド湾に面するエストニアの首都。
中世にはハンザ同盟に加盟する都市の一つとして栄えました。
そのためか、街並みにはドイツの影響が濃く現れていると感じました。

同じくハンザ同盟の影響の大きいストックホルムのガムラスタン地区リガの旧市街になんとなく似ている印象でした。

タリンの旧市街は、1997年にユネスコ世界遺産に登録。
現在、多くの観光客を惹きつける魅力的な街となっています。

タリンの物価は?安いって本当?

タリン歴史地区の「タウンホールスクエア」

「バルト三国は物価が安くて旅行にお勧め!」

と言う内容の文章を、これまでよく見かけてきました。

多分、フィンランドをはじめとする北欧諸国、また、イギリスやアイルランド、アイスランドなどを経験してからタリンにくれば、安いな〜と思うかもしれません。

しかし、ロシアからタリンへやってきた私は、その物価の高さに驚愕しました
※ロシアが安すぎたため、ギャップにびっくり・・・。

昼食をレストランで済ませようとすれば10ユーロ以上(約1200円)するし。
カフェも、スーパーマーケットも高い。
路線バスは1回2ユーロもしたし(運転手から直接買う場合)。

他の旅行者や、宿泊したホステルの人に聞いてみたところ、エストニア、特にタリンはバルト三国の中でも物価が高い街のよう。
バジェットトラベラーの皆さん、エストニア に来る時は、物価がそれほど低くない、むしろ高い、と言うことを事前に知って旅行をお楽しみください。

8月末のタリン

エストニアの緯度は北緯58度。
北海道 札幌が43度らしいので、北海道よりもかなり北に位置して居ることがわかります。
そのため、夏はとても短いんです。
私が訪れた8月末は、もう夏の終わり。
天気の悪い日が続き、だんだんと寒くなり、なんとタリンに来る前にいたサンクトペテルブルクでは、半袖では歩くことができず、上着を1枚買いました。

このような地域を旅する時は、日本の感覚で季節の移り変わりを考えていると大変なことになりますので、お気をつけください。

幸いにも、タリンではお天気に恵まれました。しかし、この後訪れる都市では天気の悪い日が多く、夏の終わり、冬の始まり、を感じた旅でもありました。

筆者目線で〜タリンのお気に入りの場所

パットクリ展望台

タリン旧市街
タリンの歴史地区を一望できるお勧めの場所が、パットクリ展望台
緑色の塔の教会の向こうには、海が見えます。
小さくフェリーが見えるのが分かるでしょうか?
タリンとストックホルムやフィンランド、サンクトペテルブルクなどの都市の間には船も運行されており、外国人旅行者に人気のエクスカーションになっています。

以前私も利用しようとしたのですが、乗り遅れ、悲しい思いをしました。
船を利用する際には乗船時間に気をつけて!

スウェーデン国旗
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タリンの城壁

タリン

タリンの街は、城壁に囲まれています。
これらの城壁は街を防御するために13世期に建てられたそう。
タリン歴史地区が世界遺産に登録され、保護されてきたため城壁の多くは現存しています。

上の写真は、「修道女の門」と呼ばれている部分。
そのほかにも、街の至る所で城壁を見ることができますよ。

ビーチ

タリン

パットクリ展望台から徒歩20分。そこには小規模なビーチがあります。
日差しが強く、暖かい日だったので、海水浴している人がいました。
歴史地区の喧騒に疲れたら、ここで海や、その向こうに停泊しているフェリーを見てぼーっと過ごすのもお勧めです。

タリンカモメちゃん

海のある街で私が日課として居るのは、水鳥の観察。
特にカモメは、世界各国様々な種類のものがおり、面白い。日本では見かけないカモメが、たくさんいます。タリンには、白くてめちゃくちゃでかいカモメと、この茶色の羽毛の混じった小さめのカモメの2種類がいました。

おわりに

エストニアの首都タリン。

世界遺産に登録されているその歴史地区は、サンクトペテルブルクのように、住民の暮らしとセットになっているのではなく、住民の暮らしとは離れて存在している、観光客向けのテーマパークのような印象を受けました。

それにしても、ロシアに比べて観光客の数が多い!
ロシアでは日本人に全然出会わなかったのに、タリンでは日本人も多く見かけて、ヨーロッパだな、と言う感じ。ビザも必要ないですしね。

タリンへやってきて、「エストニアってなんだろう。エストニアをもっと感じたい!」と思った私。別の街へ行くことにしました。

いざ、バルト海に浮かぶ島、サーレマー島へ
タリンから220km、エストニアで最も大きな島、サーレマー島に行くことにしました。
そこでは、夏の終わりにしかみられない、貴重なものを見ることができました。
次回に続きます。