China

中国地方都市の魅力 ①石家荘での出来事

4年前・・・大学4年生の頃。
中国の格安航空会社が片道数100円とかのセールをやっていて、当時はまっていた中央アジアへ行く際、中国の地方都市を起点に旅行をしていました。
もちろん空港税とか燃料代は別途必要なのだけれど、それでもかなり安く。中国の、未開の地、感も何かワクワクするもので。。当時の写真を見ていると、また行ってみたいな、という気持ちがふつふつと湧いてきます。

今回は、北京に行く前に訪れた地方都市、「石家荘」での記憶。
とても胸が温まる出来事の連続、写真を撮らなかったのが悔やまれる、地元の人との交流、ローカルの中国を体験できた数日間でした。

石家荘とは

石家荘は河北省の省都。
博物館以外には特に何もない、人々が暮らしている街でした。
今は通ったのかな?他の地方都市と同じく、当時は地下鉄もなく(建設中でした)、工事が多くされている整備途中の街という感じでした。

当時は中国の格安航空会社「春秋航空」のキャンペーンで、格安で行くことができました。
※現在は就航空港が変わっていて、日本から石家荘の便は無くなっていました。

予期せぬハプニングの連続

空港からのバスが事故によりストップ・・・

中部国際空港から、LCCの硬いシートに座って数時間。
中国人団体旅行客ばかりの中に一人紛れ込んでいた私。
飛行機が何かのトラブルで数時間遅れていて、着く頃には夜中だな・・・とぼんやり考えていました。

石家荘に着くと、土砂降りの雨。そんななか、空港と市内を結ぶバスに乗車。
事前にホステルを予約していたのですが、どうやってホステルまで行こうかぼんやり考えていると(結構当てずっぽうの旅に慣れつつありました)、突然バスが停止。
道路が混み合っていて、隣の車と接触事故を起こしたみたい・・・。

30分くらい待つと、別のバスに乗り換えるようにアナウンスがありました(中国語オンリー)。中国語が分からないらしい、ということを察知してくれた隣のおばさんが、あっちのバスに乗り換えるわよ、とジェスチャーで教えてくれました。

そして街の中心部へ。

予約していたホステルに空きベッドがない

先ほど助けてくれたおばさんに、「どこに泊まるの?」と聞かれ(確かWeiboの翻訳サイトで)、ホステルの情報が載った紙を見せました。
おばさんはこちらの親族と合流する予定だったようで、親族の人がその紙に書いてある電話番号に連絡をしてくれました。
すると、着くのが遅すぎたのか、もう来ないと思って別の人を入れてしまった、とのこと・・・。

泊まる場所がないことを言うと、おばさんが「私のホテルに泊まるか」と行ってくれました。
この時は「何にでもついて行こう」精神だったので、お言葉に甘えておばさんのところに身を寄せることにしました。。

旅慣れた今この選択肢があったなら、私は一体どうするだろうか。
ホイホイ着いていくのかな。着いていっちゃうだろうな。
ただ、このおばさんは、信用できる人物だ、と言う直感がどこかで働いていたと思います。

中国のホテルは、外国人宿泊不可のところがたくさんあります。
おばさんのホテルもその1つで、私はこそこそ隠れておばさんの部屋に泊まらせてもらいました。

おばさんは、観光の場所を教えてくれたり、ご飯をテイクアウトしてきてくれたり、最後は北京への電車が出発する時刻に駅まで送ってくれたりととても親切にしてくれました。本当にありがとうございます・・・。

親切な地元の人々

バスで隣になった、確か天津からきたと行っていたおばさんと、その親族の男の子2人。

親族の男の子のうち1人は、片言の英語を喋れたのかな。
翻訳サイトも用いながら、なんとかコミュニケーションをして、
次に行くのはどこだ、(私は北京に行きたかったので、電車でいくらくらいで行ける、と教えてくれた)観光するならここ、など色々教えてくれました。

私にとって中国の地方都市は、幻想の世界

翌朝見た街の様子は、とても郷愁に溢れると言うか、タイムスリップしてしまったような雰囲気でした。

朝早く、おばさんに連れられ親族の車で街の中心地に向かった私ですが、
道の脇に出ている朝ご飯の屋台が出ていて、多くの人が麺類を食べている。その匂い、雰囲気、「ああ、中国だ。。。すてきだ。。。」と言う感動が、今でも心の深いところに残っています。

一人で行動しているときに通った、衣料品店が並ぶ寂れた感じの地下街も、鳩に餌やりをしている子供たちがいた博物館前の広場も、電車の駅まで北京行きの切符を買いに行ったバスの車内も、

どこか異世界感が漂っていて、とても不思議だったのです。

あんまり写真を撮らなかったからかな・・・
今では、その記憶はフィルターを通してみたような、そんな感じで私の心に残っています。

中国にまた行きたい・・・

最近、中国の映画監督「ロウ・イエ」の作品にはまっていて、感性が刺激されて「ああー中国〜〜」となっていたのでこの記事を書くに至りました。
すごく、素敵な映画たち。とてもおすすめです。U-NEXTにあるよ!