国内旅行

【時代の残り香を感じる】都心の廃橋、晴海橋梁に行ってきました

東京。戦後、焼け野原から急速に発展した、なんだか歪な都市。
そんな東京では、発展していた時代の熱気の残り香のようなものが、今でも、至る所で感じられます。
今回は、まさに高度経済成長の遺産である、”晴海橋梁”という廃橋を訪れた時のことを書こうと思います。

晴海橋梁とは

晴海橋梁(2020年夏撮影)

晴海橋梁は、東京都中央区晴海と江東区豊洲の間に架かる廃橋。
この橋は1957年に東京都港湾局専用線(晴海線)の橋として建設されました。
当時、東京都港湾局専用線では、石炭やセメント、米、小麦など幅広い物資が運ばれており、高度経済成長の一端を担っていたそう。
しかし、トラック輸送が主になり臨港鉄道は衰退。1989年に晴海線は廃止となり、晴海橋梁も廃止となりました。

2021年、廃橋となってから32年経ち、晴海橋梁のあるエリアは高層ビルやショッピングモールなどが立ち並ぶ近代的なエリアに。それでもなお、この橋は撤去されずに残っています。

晴海橋梁(2020年夏撮影)

橋には植物が生えていました。ここだけ、人間がいなくなった世界のよう・・・。

近代的な高層ビルと、まるで時代に取り残されてしまったような廃橋のコントラストが不思議でした。

晴海橋梁の場所

晴海橋梁は「ららぽーと豊洲」や「HARUMI FLAG」などのある港湾エリアにあります。
最寄り駅としては、都営地下鉄大江戸線 月島駅有楽町線/ゆりかもめ 豊洲駅 が近いです。いずれも少し歩きます。

おわりに

私は世界一周の旅に行く前は、東京が好きではありませんでした。
なんか人工的で、あからさまで、無機質な感じを覚えていました。
しかし、帰ってきて、少し物の見方が変わって東京を見てみると、魅力的である側面に気がつきました。
それは、戦後、焼け野原から急速に復興してきたその熱気が、至る所に残っていること。
せっかく今、東京にいるのだから、それらの記録を自分なりに残していきたいなと思っています。

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Translate »