国内旅行

小説「金閣寺」の舞台をめぐる | 日本三景の一つ、天橋立へ

先日、コロナ禍ではありますが
感染症対策には気をつけて、一人で関西旅行へ行ってきました。

目的は、三島由紀夫「金閣寺」の舞台をめぐること。
1日かけて舞鶴や天橋立などの日本海側、あと半日で京都市内を巡りました。

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今回は、日本三景の一つである天橋立について書いていこうと思います。

天橋立とは

天橋立ビューランドからの眺め

天橋立とは、京都府の宮津湾と内海の阿蘇湾を南北に隔てる砂嘴(さし)のこと。
上から見るとわかりやすい。湾の中に一本の道が通っているように見えます。

日本海を流れる海流が運んできた砂と、川の土砂とが堆積してできた地形と考えられています。

天橋立の地図

オススメ | 天橋立サイクリング

天橋立へ観光で行くなら、レンタサイクルでサイクリングがおすすめ。
丹鉄「天橋立駅」から天橋立方面に歩く途中にある土産物屋さんなどで、レンタサイクルを貸し出しています。

私は、廻旋橋(かいせんきょう)近くの土産物屋「橋立大丸」さんで
2時間400円で自転車を借りました。
※天橋立を往復するだけなら、2時間で十分足りますよ!

橋立大丸さんのレンタサイクルは車輪が大きめで漕ぎやすく、ここにしてよかったなーと思いました!
天橋立レンタサイクル

天橋立から見る風景

天橋立サイクリング
天橋立サイクリング

天気にも恵まれ、本当〜に美しい海を見ながら、松林の中をサイクリング。
とても素敵な体験でした。まるでどこか知らない国に迷い込んでしまったみたい。

天橋立に来るなら、サイクリングはマストのアクティビティです。
ただし、日焼けには注意してくださいね!

廻旋橋〜湾と内海が繋がっている場所

廻旋橋からの景色

天橋立には、唯一、湾と内海が繋がっている場所があります。
それが「廻旋橋」。

赤く塗られた綺麗な橋がかかっており、天橋立駅方面から天橋立へ行く際には必ず通る場所になります。

私はここを見おろすことができる食堂でランチを食べ、サイクリングへ向かいました。

観光センター松吟 の食堂

この食堂、ピーク時のあたふた加減が恐ろしいので(長時間待たされ帰ってしまうお客さんも多々・・・)時間を見極める必要がありますが、結構良い場所でしたよ〜。

オススメ | 天橋立ビューランド

丹鉄「天橋立駅」の近くに、天橋立の絶景を見られる「天橋立ビューランド」があります。

天橋立ビューランド リフト・モノレール乗り場

リフト・モノレールを使って山の上に登り、そこから天橋立の絶景を眺めることができるのです!

大人一人850円かかりますが、料金以上の価値あり!絶対に訪れるべき場所だと思いました。

天橋立ビューランド リフトの(上り)様子
天橋立ビューランドリフト(下り)の様子

リフト・モノレールがありますが、モノレールは本数が少なく、本当に必要な人向け。リフトを使うことができる方なら、随時乗車できるリフトがオススメです!

ビューランドからの景色

天橋立ビューランドからの眺め

ビューランドからは、本当にこのまんまの景色を眺めることができます。
本当に美しく、いつまででも見ていられそう・・・。

天界の風景!?「股のぞき」

天橋立には、「股のぞき」という眺めかたがあります。
天橋立とは逆方向に向かって立ち、自分の股の間から景観を眺める、というやり方・・・。

海と空とが逆転し、まるで龍がのぼっていくように見える、とのこと。

天橋立には、「イザナギ」が地上の「イザナミ」のもとに通うために使っていた梯子だとか、龍を封じ込めたとか、伝承があるそう。

この美しく不思議な光景を見て、昔の人が色々空想を膨らませたことが想像できます。

願いが叶う?かわらけ投げ

不思議な占い的なものもありました。
ハリーポッターのクウィディッチのように、
「かわらけ」と呼ばれる陶器を投げて、「輪っかの中を通れば願いが叶う」というものです。

私は一人だった、かつこのことも全く知らなかったので素通りしてしまったのですが…
チャレンジしてみるのも良いかもしれませんね!

かわらけ投げの掲示
かわらけ投げ

※その時は何も知らず素通りしてしまったため写真がなかったので、フリー写真…;

「かわらけ」とは、釉をかけずに焼いた素焼きの陶器のことだそう。
古来は素焼きの土器全般を「かわらけ」と呼んでいたと考えられ、「大鏡」などにも「かわらけ(かはらけ)」という文言が見られるそうです。

参考)ウィキペディア「かわらけ」

おわりに

おそらく天橋立を「橋」だと思っていた方って結構いるのではないでしょうか?特に関西圏以外の人。
実は私も、行く直前までどんなところか知らなかった勢です。

だからこそ(?)、「こういうものだ」という先入観なく新鮮な目でこの場所を楽しむことができたかもしれません。

小説に登場した場所をめぐるというよりは、この場所に関してはただの観光になってしまいましたが、ほんとうに行ってよかったと思います。
※三島由紀夫「金閣寺」には、天橋立に行くまでに鉄道で通る「由良の浜」が出てきますよ。

次の記事では、京都の私鉄「京都丹後鉄道」での移動について書こうと思います。

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