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初めての雅楽鑑賞-天王寺舞楽@国立劇場

先日、半蔵門にある国立劇場にて「天王寺舞楽」を鑑賞してきました。

私にとって、初めて生で雅楽を観る機会。
会場は席がかなり埋まっていて、大盛況。
年配の方ばかりなのかな、とイメージしていたけれど、若い人たちも結構おり、
雅楽って結構身近なものなのかもな、と、雅楽に対するイメージが変わりました。

感想や、雅楽についてまとめてみました。

天王寺舞楽の概要

今回私が鑑賞したのは「天王寺舞楽」。
雅楽自体の歴史や天王寺舞楽について何も知らなかった私ですが、
公演当日に聞いたお話や、調べた情報などまとめてみようと思います。

天王寺楽所(がくそ)とは

天王寺楽所とは、大阪 四天王寺にある雅楽伝承組織のこと。
聖徳太子が仏教を広めるため置いたと伝わっているそうです。

そもそも日本の伝統芸能(?)として授業でも習う雅楽なのですが、
仏教同様、唐や朝鮮から輸入された外来音楽だったのですよね。
神社なんかで演奏されているイメージがあったので、
仏教を広めるため、と聞いて驚きました。

天王寺舞楽とは

天王寺舞楽とは、四天王寺に受け継がれてきた舞楽のこと。
(雅楽の中でも舞を主にするものを舞楽と呼ぶよう)

天王寺楽所は聖徳太子の命により設置された、と先ほど書きましたが、
四天王寺では現在でも聖徳太子の法要である「聖霊会(しょうりょうえ)」が行われています。
今回の国立劇場のタイトル、「天王寺舞楽」。
聖霊会のダイジェスト版や、天王寺に伝わる独特の舞楽を披露する、ということで
このようなタイトルをつけたそうです。

天王寺楽所ホームページ
https://tennojigakuso.org/index.html

四天王寺の場所

感想

初めて雅楽を生で観た私。
感想は一言、「スペクタクル」だ、と思いました。

まず衣装が美しい!十二単のようなものとも違う、異国風の衣装に、
当時の文化交流を伺うことができました。

そして時の流れが異なること。
「聖霊会」は現在お昼の間だけ行われているのですが、
昔は朝から夜が更けるまで続けられていたそう。
その事実や、雅楽のゆっくりとしたメロディに、
昔の人って、時の感じ方も今とは違っていたのでは?と想像したり、

西欧から入ってきた音楽とは異なる、
リズムのずれ、音のずれ、みたいなものも、
雅楽を生で観る前は、「変だな」「間違えているのかな」なんて思っていたのですが(笑)
きっと計算されているものなんだな、と感じたり・・・。

もう、色々考えることが溢れすぎてキャパオーバーの状態に陥っていました。
そして雅楽のファンになりました。
衣装の写真集も買ってしまいました。

購入した写真集

古代日本や聖徳太子、音楽など
少しでも興味のある方は、ぜひ一度観に行ってみてください!

毎年4月には、大阪 天王寺で「聖霊会」が開かれ
誰でも舞を観ることができるそう。
来年、もしまだ日本にいたら、行きたいな〜。

(おまけ) 国立劇場について

国立劇場

国立劇場は、東京の半蔵門にある伝統芸能の公演を主に行う劇場。
1966年に開館、当時のモダニズム要素が取り入れられた重厚感ある素敵な建物なんですよね。
ファサードが特徴的な外装も特徴的ですが、内装も素敵です〜。

おまけ 聖徳太子について〜おすすめ漫画〜

聖徳太子やその時代について知るのに、
天智と天武という漫画がものすごくおすすめ。
この時代の「真実」って証明しようがなく、さまざまな解釈が可能だと思うのですが
この漫画では、新たな解釈で歴史を描き出しています。

また、「歴史上の出来事」だけでなく
当時の衣装や習俗、大陸との繋がりなどなど
さまざまな文化的な側面も垣間見ることができるのがこの漫画のポイント。
本当におすすめなので、聖徳太子の時代に興味のある方は
ぜひこの漫画を読んでみてください〜!