国内旅行

【名古屋】ドニチエコきっぷで名古屋巡り〜文化のみち 二葉館など

2022年のGW。
愛知県の実家に帰り、「キャンプでも行く?」となるも、
コロナも落ち着いてきて(?)、キャンプブームも相まって、行きつけのキャンプ場は大混雑。
こんな時こそ、名古屋市内を観光しよう!ということで、
母と一緒に「ドニチエコきっぷ」で江戸〜昭和の建物が残る「文化のみち」を訪れた。

ドニチエコきっぷとは

名古屋の市バス

切符概要

ドニチエコきっぷ…。
高校生の頃、はじめて名古屋に出た私は、
ある時までカリブ海の国「ドミニカ共和国」に関連した何かだと思っていた。

「ドミニカ共和国」ではなく、名古屋市交通局が土日祝などに発行している一日乗車券のことで、これを使えば名古屋市交通局が運行する地下鉄やバスが乗り放題。

料金は大人620円、小人310円。

平日のバス・地下鉄共通の一日乗車券が大人870円なので、かなりお得な切符といえる。

詳しくは名古屋市交通局のWebサイトへ

注意

当たり前のことではあるが、
「名古屋市交通局」の一日乗車券のため、
「名鉄バス」「ゆとりーとライン」「あおなみ線」には乗車できない。
(今回、間違えて名鉄バスに乗りそうになった。場所によっては複数の会社が入り乱れているため、ちょっとわかりづらい…)

母と市バス・地下鉄で名古屋巡り

まず栄まで地下鉄で向かい、オアシス21へ。
案内標示に従ってバス停に向かう。

栄 バス乗り場

このバス乗り場からバスに乗り、まず文化のみち 二葉館に向かった。
普段バスを使ってこなかった我々にとって、こんなところにこんな綺麗なバス停があるのか、と驚きだった…。

名古屋の市バス

まだ朝早かったためバスには人がいなかった。

文化のみち 二葉館

「飯田町」でバスを降り、北に歩いていくと「文化のみち 二葉館」がある。
和洋折衷の素敵な建物で、元は日本初の女優と言われる川上貞奴と福沢桃介の邸宅。
平成17年に創建当時の姿に移築復元され今に至る。

文化のみち 二葉館

二葉館に来たら、ぜひ中に入ってみてほしい。
ステンドグラスの美しい大広間、

文化のみち 二葉館

螺旋階段や、

文化のみち 二葉館

和室のエリアなど、素敵に和洋折衷なのだ。
谷崎潤一郎とかの小説の舞台になりそうな、素敵な建物だった。

文化のみち 二葉館

ちなみに、一階には川上貞奴と福沢桃介の展示、二階にはこのエリアにゆかりのある文学者たちの展示がされている。建物の素敵さだけでなく、このエリアの魅力に改めて気づくことのできる場所だった。

電力王 福沢桃介

ここで、一つ偶然の出来事が・・・。
我々家族は、昔からよく木曽の方にドライブやキャンプへ行っていて、
木曽川に架かる「桃介橋」にもよく訪れていた。この二葉館を訪れた前々日も、ちょうど桃介橋の近くに車を停め、山歩きをしていた。

二葉館に住んでいた福沢桃介って、まさか・・・。
そのまさかで、彼は大正時代、木曽川沿いにいくつもの発電所を建設した電力王だった。
「桃介橋の桃介さんって誰なんだろう?」と数日前に疑問を口にしていたばかりだったから、驚いた。

電力王 福沢桃介

ちなみに桃介はあの福沢諭吉の養子なんだそうだ。

文化のみち 二葉館

文化のみち橦木館

文化のみち 橦木館

二葉館から西に少し歩いたところにある邸宅。
こちらも大正時代に建てられたそう。
今回は中には入らず。

文化のみち橦木館

主税町教会

主税町教会

明治〜昭和にかけて建てられた教会。
ちなみに「主税」と書いて「ちから」と読む。
この教会は、名古屋・岐阜にカトリックを広めた人が造った教会で、カトリック伝道の歴史にとって重要な場所とのこと。

今でも普通に使われており、
この日は何かイベントがあるのか、人もいたので中には入らず。

主税町教会

おわりに

この後、お昼時になったためヴィーガンランチを食べに本山へ行ったり、
大きい手芸屋に行ったり、栄であんみつを食べたりした。
一日乗車券のため、かなり濃厚な1日を過ごすことができた!

観光する場所が何もない、なんて言われる名古屋だが(これまで私もそう思っていた)、
昔の建築物や大正ロマンなんかが好きな人には特に、このエリアはおすすめ。
我々は数時間で移動してしまったが、他には名古屋城や徳川園なんかも近いので、
うろうろしながら1日過ごせるかも。
名古屋観光どこ行こう?と思ったら、ぜひバスや地下鉄を効率よく使ってこのエリアも巡ってみてほしい。

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