2018~2019 ユーラシア大陸をめぐる旅

【インド】コーチンからゴアまで寝台列車 乗り方〜乗り心地まで解説

こんにちは!
インドへ来てバスや列車などを駆使して移動しています。使ってみるとどちらも予想以上に快適で、おかげで行動範囲が広がって楽しいです。

今回は、ケーララ州 コーチンからゴアに寝台列車で移動したときのことをまとめます!思った以上に快適で、全く何も心配のない一晩の移動でした。今後インドを旅される方の参考人されば

鉄道駅について

コーチンの鉄道駅

ヨーロッパ風の綺麗な街並みが有名なコーチン。
鉄道駅は、観光地「フォートコチ」から離れた「エルナクラム」という街にあります。エルナクラムは、メトロ(高架鉄道)が通っていたり大型ショッピングモールがあったりする近代的な街です。

列車のチケットを買うときも、「エルナクラム・ジャンクション」駅からになります。

ちょっとわかりづらいですよね。。。よく知られた場所の名前と駅名が違う。。。

ゴアの鉄道駅

ゴアは、アラビア海沿いに広がる美しいビーチで有名な州。
ヒッピーたちが集まっていたり、毎日のようにパーティーが開かれていたり、大規模なフェスがあったり・・・という面もあります。

ゴアに来るときに利用するのはこの「マドガオン」駅。
ゴアの中でも色々街があって、その中のマドガオンという街にあるからマドガオン駅です。

ビーチからは距離があるので、バスやタクシーを使ってそれぞれのビーチまで行くことになります(バスを使った移動方法はまた別の記事にまとめます)。
バス網はとても発達しており、時間に余裕があれば、大抵どこへでもバスを使って行くことができます。

さて、それでは私がコーチンからゴアへ、インドではじめて列車を使った記念すべき日のことについてまとめます〜〜。

チケットをオンライン予約

私が購入したのは、エルナクラム〜マドガオン 3A(エアコン付き3等寝台) 1925Rs(約3,000円)。

ホステルで知り合ったインド人がアプリで予約してくれました。
旅行代理店でとってもらう方法もありますが、手数料がかかるので誰か頼める人がいるなら、その人にやってもらった方が良いと思います。

インドの鉄道は、人気の列車・クラスは早めに予約しないと売り切れてしまうことも多いです。チケットを予約してくれたインド人の友人によれば、「日にちや乗る電車を決めたらすぐに予約した方がいい」とのこと。
私は乗車3日前に予約しました。

私は「Indian Railway」というアプリで列車の情報を調べていました。
赤い表示は満席でウェイティングの状態になっているチケット、緑の表示はまだ空席のあるチケット。
緑の部分に表示されている数字は、空席数です。

例)マンガロールからエルナクラム

オンラインで情報を調べられるだけでも、一気に旅行がしやすくなりますよ。
チケットは、窓口でも予約することができます(窓口での予約方法はまた別の記事にまとめます)。

いざ乗車!

なんだかこの日は、駅に着いてから体調が優れず、熱があるっぽい寒気&吐き気がする。何度「フォートコーチンのホステルに帰ろうかな・・・」と思ったことか。けれど、もう返金不可の時間だし、しかも1925ルピーの大金だし、、なんとか元気を振り絞って乗車しました。

体調が優れない中、「ホームどこかな?」と思って歩いていると、インド人男性とアジア系の女性の2人組を見かけました。
ん?日本人?向こうもこっちを見て何やら話しています。

そこで「ジャパニーズ?」と話しかけてみると、なんと韓国人。
この出会いが、私のゴア旅行をすご〜く楽しくて充実したものにさせてくれました!

この2人組もゴアに行くとのことだったので、ホームまで一緒に行くことに。
エルナクラム駅はエスカレーターやエレベーターがないので、大きいスーツケースを持っていた私は彼らにとても助けられました・・・。

別の車両だったので、列車の中では会うことはありませんでしたが、「マドガオン駅で会おうね!」と言って別れました。

3Aクラスについて

朝起きた時の風景。

3AクラスはAC付きの寝台。
値段も高いので、なんだか裕福そうなインド人と外国人観光客ばかり見かけました。なので予想していた大家族との絡みとか一切なく逆に驚きました・・・。笑

このクラスでは、一つの区画に2段のベッドが1台と3段のベッドが2台(予約時に何段目が良いか選べる)。
計8人が同じ区画に寝ることになります。
「寝たくなったらベッドを組み立てるから言ってね」と気を遣ってくれたお兄ちゃん、前のイギリスから来た女性にうまいシーツとブランケットの使い方を教えていたお兄ちゃん(私も真似しました。ブランケットを1枚敷くのがポイント)。彼らのおかげでとても快適に過ごすことができました♪

下に、旅行する際気になるであろう点をまとめてみました。

  • トイレ ちょっと臭いはあるもののきれいめ。洋式とインド式(和式と同じ)があり、洋式のトイレにはトイレットペーパーも備え付けられていました。
  • 洗面 トイレの外に洗面台あり。歯磨きくらいはできます。
  • 飲食 1リットルの水と、簡単な朝食が無料でついてきます。スナックやチャイを売り歩いている人たちもいますが、バリエーションにかけるので、何か食べたいものを買っておくのがいいかも。
  • エアコン 私の乗っていた車両は快適な温度だったのですが、友人の乗っていた車両は寒かったらしいです。何か羽織るものを持って行ったほうがよさそう。

朝食

乗車時にベジかノンベジか選べるので、私はベジを選択しました。
食パンと、揚げ物、そしてマーズのようなチョコ菓子と紅茶がついてきます。
本当に簡単なものですが朝食をしっかり食べる派としてはありがたいですね。

この揚げ物がちょっとスパイシーで好き嫌いが分かれそう。
私の前に座っていたイギリス人女性は残していました。

車窓からの風景

起きたらいい感じの景色が広がっていたので少しご紹介します。

一番下段のベッドを選べばこのように外の景色も見ることができるので、オススメです。夜中は何も見えないけれど、目覚めると見たこともない景色の中にいるのが見えて、とても驚きました。

マドガオン駅に到着

列車は定刻より少し遅れ、9時くらいに列車はマドガオン駅に到着。
ここが終点じゃないので、降り遅れに注意。荷物は駅に到着する前にまとめて、降りる準備をしておきましょう。

駅は南北2つの出口があり、南口の外にはプリペイドタクシーのカウンターがあります。列車の中で向かいの席だったイギリス人女性は、タクシーに乗って行ってしまいました。

「どうしよう・・・タクシー高いし・・・スマホの電源切れそうだし。。。」と途方に暮れていると、なんとエルナクラム駅で出会った2人組に再会!2人はバスに乗ってAnjuna(バーやパーティーがたくさんあることで有名なビーチ)まで行くとのこと。途中まで一緒に行くことになりました。

駅から歩いて5分くらいのところ(上の地図の場所)に、バス停があります。
ここから、様々な場所へのバスが出ている「Panjim」バスステーションへと向かいましょう。Panjimに行けば、大抵どこへでもアクセス可能です。
北部ゴア・Anjuna・Agondaにバスを使って行った時のことは別の記事でまとめようと思います。

本当にエルナクラムで出会ったSanjuとDJの助けがなかったらこんなに安くホステルまでたどり着けませんでした>< 本当に感謝です。

おわりに

初めてのインドの列車旅(しかも夜)を終えて思ったのは、「インドの鉄道を恐れることなかれ!」ということ。
トイレも思ってた以上にとてもきれいだし、良いクラスを選べば危険も感じません(もちろん、貴重品は身につけるなど一般的な注意は必要ですが)。
インドの列車旅、してみたいけど少し怖いなあ・・・という方は、少し高い(といっても日本よりは安い)運賃を払って、良いクラスに乗ったらとても快適な旅ができますよ。


 

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