鳥取県 鳥取市用瀬にある民泊「もちがせ週末住人の家」に「ふるさとワーキングホリデー」の制度を使って行って来ました。
なぜ「ふるさとワーキングホリデー」に参加したのか?と言うのはこちら
鳥取県って何もないところ、そんなイメージを持っている方が多いと思います。
さらに用瀬、と言う地名は聞いたこともない方が大半なのではないでしょうか。
そんな土地に2週間強滞在してみて、魅力に感じたものをご紹介していこうと思います。
第3回目は用瀬を通る鉄道について。
用瀬では、JR因美線が鳥取から用瀬を通り抜け、岡山の津山まで走っています。
大正8年に鳥取〜用瀬間が開通して以来、人々の生活を支え続けてきた鉄道。
当初、鉄道によって用瀬には人が集まり、町は大変賑わっていたそうですが、時代は移り変わり・・・。利用者数が当時に比べて減少した今でも、鉄道は人々の暮らしを支えています。
・第1回目はこちら
・第2回目はこちら
用瀬駅について

用瀬駅は、大正8年(1919年)に建てられた因美線の駅。来年、2019年で100周年を迎えます。
当初は終着駅であったため、鉄道を目当てに大勢の人が各地から集まったそうです。
しかしその後、因美線が延びると段々と人は減っていきました。
現在、用瀬駅は無人駅。列車に乗るときに整理券を取って降車後に精算するか、列車の中で係員さんに直接お金を払います(いつも係員さんが回ってくるとは限りません)。
昔は自動券売機が設置されていたらしいのですが、増税か何かのタイミングでなくなってしまったそうです。
このスタイルでの列車への乗車が初めてだったので、アタフタしました。。。間違えて無賃乗車してしまいそう!><
私は用瀬駅のこの外観が大好き。赤い屋根に、丸っこい「用瀬駅」という文字。
可愛すぎますよね。
遠いところから駅に通っている人もいるらしく、駅前には夕方頃、たくさんの車が集まっていました。
遠いところから汽車を使って学校に通っている高校生なんかもいるみたい。
ホーム

用瀬駅に入ると、用瀬の伝統行事である「流しびな」が飾られています。
用瀬には、「流しびなの里」というお雛さまの文化を紹介している博物館もあります。
地元の方のお家を訪ねると、玄関に流しびなが飾ってあります。流しびなは平安時代からの伝統。そういうのが残っているって素敵すぎるな〜。


この歩道橋、以前はなかったそう。しかし、線路を挟んで向こう側に行くのに不便だったので、最近取り付けられたとのこと。線路を挟んで右側が用瀬の町、左側には千代川があります。スーパーや喫茶店、先ほどの「流しびなの里」も線路の左側。
列車

こちらは普通車両。ディーゼルカーの2両編成。青と白のコントラストが可愛らしいですね。
時々赤い車両も見かけました。
地元の人は「汽車」と呼びます。
そういえば、ディーゼル列車が停車しているときに「カチコチカチコチ」という音がしますよね。それってなんの音なんでしょう?子供の頃から慣れている音だけれど(私の実家のある愛知県でも、つい最近までディーゼルカーが走っていました)、久しぶりに聞くと疑問に思いました。

用瀬駅では、大阪〜鳥取間を2時間20分で結んでいる「スーパーはくと」や岡山〜鳥取間を結ぶ特急列車「スーパーいなば」が通過する光景も見ることができます。
車窓から見える景色

千代川や田んぼ、山など、美しい景色を眺めながらゆっくりと鳥取駅までを旅することができます。
ディーゼルカーならではの音も、その雰囲気に彩りを加えてくれます。
用瀬から鳥取までおよそ30分程度の道のりですが、外を眺めていればすぐです。
この日は鳥取へ行って夕方に帰ってきたのですが、高校生たちが走って乗り込んでくるのが印象的でした。
なんでも1時間に1本程度しか列車がないため、乗り過ごしてしまうと大変。
呼び止めると止まってくれることもあるとか・・・。なんだか素敵です。
時間のある日には、汽車に乗って鳥取の旅をするのも悪くないかもしれませんね。
おまけ
鳥取駅

そういえば鳥取駅に自動改札がないことに驚きました。
駅員さんが立っていて、切符があればスタンプを押してくれますし、なければその場で精算してくれます。
乗降客が多い時は大変そうですね。。
現在、鳥取駅は高架になっており、北側と南側を自由に行き来することができます。
しかし、昔は高架になっておらず、駅の北側・南側で栄えているか栄えてないかの差がかなりあったらしい。
那岐駅

2018年9月7日、とある有名なパン屋さんに行くのを目的に、智頭へ行ってきました。
那岐駅の近くを通った際、不思議な構造をしているから一度見て見るべきだ、ということで近くまで行って見物してきました。
那岐駅は、駅舎が線路よりも下にあるという不思議な構造をしています。
そのため、駅舎の中を覗くとそこには階段が。これは登るの大変そう・・・。
個人的には、駅と診療所がくっついているところにさらに興味を惹かれました(笑)
山陰本線のコナン列車
大山へ行った際山陰本線に乗ったのですが、鳥取ならではの列車を見かけたのでご紹介します( ・∇・)

私はこれまで知らなかったのですが・・・実は、鳥取は「名探偵コナン」の作者、青山剛昌さんの出身地。
北栄町というところには、「青山剛昌ふるさと館」という名探偵コナンの博物館もあります。
コナンファンの方は、ぜひ行ってみてはいかがでしょう( ・∇・)?

ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるさんも鳥取県出身で、「まんが王国とっとり」としてPRもしているみたい。
カニとりけん、梨とりけん、星とりけん・・・などなど色々な名前のある鳥取ですが、まんが王国でもあるとは・・・。面白いな〜鳥取。
ちょっと用瀬からは脱線しましたが、鳥取県には素敵で可愛らしい汽車がたくさん走っています!
ドライブだけじゃなくって、ぜひ汽車にも乗ってみてください。
ディーゼルカーならではの音とか、重々しさとか、鳥取ならではの雰囲気とか。
そういうものを感じながらの旅も、良いんじゃないでしょうか♪
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