スウェーデンの首都ストックホルムから、フィンランドの首都ヘルシンキへ飛行機を使ってやってきた。空港から市内までの移動はとても楽チン。乗り放題チケットの購入がおすすめだ。
今回は、空港の概要や市内までのオススメアクセス方法をご紹介する。
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ヘルシンキ ヴァンター国際空港とは
フィンランドの首都、ヘルシンキの北15kmに位置するヴァンター空港。
フィンランド最大の空港で、世界各地へのハブ空港になっている。フィンエアーの拠点空港になっている。日本からの直行便も運行している。
空港から市内までのアクセス方法
ヴァンター国際空港から市内までは、フィンエアーシティーバスという空港シャトルや市バス、列車などで簡単にアクセスすることができる。
フィンエアーシティーバス
空港と市内の間は、「フィンエアーシティーバス」という空港シャトルバスが運行している。空港からヘルシンキ中央駅前を結んでおり、料金は6.3ユーロ、所要時間は約30分。
朝5時から深夜0時まで、1時間に2〜3本の頻度で運行されている。
チケットはWebサイトで購入可能。チケットは購入から6ヶ月間有効なので、突然のキャンセルや日程変更があっても安心だ。乗車時にQRコードを読み取ってもらおう。往復チケットの場合、同じQRコードなので注意しよう。
また、運転手から直接チケットを購入することも可能。現金・クレジットカードの双方で支払い可能だ。
市バス【オススメ!】
ヴァンター国際空港から市内へは市バスも運行している。
ヘルシンキ中心部(中央駅の近く)へ行くことができるのは、415番、615番、617番のバス。朝5時台から夜の11時台まで運行している。所要時間は、30分から1時間半程度(路線によって異なる)。チケットは1回4.6ユーロ。
何度も公共交通機関を利用する場合は、乗り放題のデイチケットの購入がオススメだ。
列車【オススメ!】
ヴァンター国際空港からヘルシンキ中央駅までは列車も運行している。
チケットは1回4.6ユーロ(※乗り放題のデイチケット利用可能)、所要時間は約50分。
何度も公共交通機関を利用する場合は、乗り放題のデイチケットの購入がオススメだ。
公共交通機関のチケットについて
エリア(ZONE)について
ヘルシンキの公共交通機関のチケットを購入する際、最初に選択するのがエリア(ZONE)。
ヘルシンキの中央駅から南のエリアはA、そこから少し離れたエリアがB、ヴァンター国際空港のあるエリアはC。ヴァンター国際空港で市内までのチケットを買うと、A・B・Cエリアのものになる。
券売機ではエリアが地図で示されとても分かりやすいので迷うことはないだろう。
チケットの買い方について
チケットは、HSL(ヘルシンキの公共交通機関を運行している会社)のアプリ、券売機、提携しているキオスクなどで購入することもできるし、運転手から直接購入することもできる。
運転手から直接購入する場合は約2ユーロほど値段が高くなるため、事前に購入しておくのが得策だ。
チケットの種類について
シングルチケット
シングルチケットは1回限りのチケット。
AB、BC、Dエリアのチケットは80分、ABCエリアのチケットは90分、BCDエリアは100分、ABCDエリアは110分と、エリアによって有効時間が異なる。
チケットをキオスクで購入すると、この有効時間に10分プラスされる。
デイチケット【オススメ!】
私は空港で乗り放題のデイチケットを購入した。
デイチケットは、ABCゾーンで1日12ユーロ。シングルチケットが4.6ユーロであることを考えると、空港〜市内の往復と、市内観光に1度ほど使えば元がとれる。
デイチケット(ABCゾーン)の値段は、2日で18ユーロ、3日で24ユーロと日数が増えるに従っておトクになる。ヘルシンキを観光するなら、購入をおすすめする。
※公共交通機関の情報について、詳しいことはHSLのWebサイトを参照してほしい。
おわりに
ヘルシンキは狭いエリアに主要なスポットがぎゅっと詰め込まれたコンパクトな街。
そのため利便性が高く、空港から市内へのアクセスもとても簡単だ。
市内の観光はバスやトラムを使うとさらに行動範囲が広がり、また別の街の様子が見えてきて面白い。そのため、空港から市内への移動時も公共交通機関を使い、デイチケットで見どころを巡るのがとてもおすすめだ。