1991年にソビエト連邦から独立した、東欧の国ベラルーシ。
リトアニア・ラトビア・ポーランド・ウクライナ・ロシアと国境を接しており、これらの国々と文化的に似通ったところがあります。ベラルーシ独自の文化は、ソビエト支配の約70年間で破壊されてしまい、今は人々が文化の再興・構築に力を注いでいるそうです。
私は、首都ミンスクを9月末に訪れました。
季節は紅葉真っ盛り。少し肌寒く、気温は10度ぐらいまでしかいかないことも。日本よりもかなり季節が先に進んでいました。
今回の記事では、そんな秋の美しいミンスクをご紹介します。
今回ご紹介するスポット4つ
今回は、これら4つのスポットをご紹介します。
- オフィス街の遊歩道
- 聖霊大聖堂
- シヴィスワチ川
- 勝利公園
自然あふれる美しいミンスクの街を知ってもらえたら嬉しいです。
緑あふれるオフィス街
ミンスクは、実は緑あふれる街。
これまで訪れたことのある旧ソ連諸国全てに言えることですが、どんなに都会でも木が植えてあり、散歩したりベンチに座ってくつろぐことができるようになっています。
ミンスクのオフィス街にも、遊歩道が整備されていました。
遊歩道を外から見るとこんな感じ。
街中から川の方まで木々が続いています。
韓国の電気機器の会社、「LG」の看板が掲げられたビルが見えますが、このように、ベラルーシには外国資本が次々と入ってきています。
一定間隔で銅像が。
誰のものか分からないけれど、こういうところが旧ソ連諸国って感じです。
街並みがとっても美しいベラルーシ。
この赤茶色の建物と、緑がとてもマッチしていて綺麗でした。
このような計画的に建てられた街並みは、第二次世界大戦後、ソビエト時代に建てられたらしく、「スターリン様式」と言うそうです。
聖霊大聖堂
ミンスクの中心部にある丘の上には、美しい聖堂が建っています。
主要観光スポットの一つなので、ミンスクを訪れた方は自動的にここを訪れることになるでしょう。
この聖堂は、17世紀に建てられましたがソビエト支配の中で閉鎖。現在は再開され、ベラルーシ正教会の中心的な教会となっています。
シヴィスワチ川
ミンスクの中心部には、「シヴィスワチ川」という川が流れています。
実は、ミンスクという都市名は古東スラブ語で「川」を意味する語に由来しているという説もあるそうです。
現在、川沿いには遊歩道とサイクリングコースが整備されており、多くの人が歩いたりジョギング、サイクリングを楽しんでいました。
勝利公園
シヴィスワチ川沿いに市中心部と逆方向に歩いていくと、「勝利公園」があります。
戦争歴史博物館のすぐ脇にあり、このゲートが目印です。
博物館も行きたい、と言う方。博物館は日曜日・月曜日が定休日なので注意してくださいね。
この公園には、たくさんの木々が。紅葉も綺麗で、日本より一足先に秋を感じることができました。この時気温は最高で12度とかぐらいだったと記憶しています。
この数日後に日本に帰国したのですが(10月はじめ)、日本ではまだ気温が30度近くまで上がる日も。緯度が少し違うだけでこんなに気候が異なると言うことに驚きでした。
日本では見かけない葉っぱもあり、紅葉を遠くから眺めているだけではなく、近くで観察するのも楽しかったです。
この公園は本当に大きく、野鳥観察に適した小さな島なんかもあります。
ただ、人気がないところもあるのでそう言うところは一人で歩かないほうがいいかも。
私は人気のないところでカップルに遭遇。こっちに来るとよくいる、男性の膝の上に女性が乗って対面して見つめ合っているやつでした(笑)
ミンスクにはレンタサイクルのサービスもあるので、晴れていれば自転車に乗って川沿いをサイクリングするのもいいと思いますよ。
おわりに〜美しい街、ミンスク
これまで3回にわたり、ベラルーシの首都ミンスクのことをご紹介しました。
読んでくださりありがとうございます。
ミンスクは本当に美しい街。自然豊かで、人も少なめで、ゴミも落ちていない。
ベラルーシ自体、鎖国していて独裁で・・・と言う変なイメージがあるかもしれませんが、現在は外国に対して開かれつつありますし、日本人はビザフリーで訪れることができるようになりました。
ぜひ、興味を持った方、次の旅行先の一つにベラルーシを考えてみてはいかがでしょうか。
※ベラルーシには飛行機を使ってビザフリーで訪れることができますが、滞在登録などの手続きが必要。詳しくはこちらの記事で!