2018年12月から始めた海外一人旅も、ベラルーシにて一旦終わりを迎えました。
今回は、ベラルーシの首都ミンスクで見かけた興味深い流行についてお伝えします。
実はベラルーシなどの東欧諸国では、今、中国茶が流行っているらしい・・・。
ミンスクで中国茶専門店を発見!
Workawayを利用し、とある陶芸家のお家でボランティアをすることに決めた私。
ホストとの待ち合わせ場所として「チャイナヤ・ポチータ」というお店を指定されました。
ロシア語で、’チャイ’とは紅茶、’ポチータ’とは郵便のこと。
紅茶に関連するお店だとは想像していましたが、店の前に来てみるとびっくり。
中国語の簡体字で「茶館」と書いてあります。
お店に入ると、さらに驚きは続きます。
様々な種類の中国茶や中国茶で使う道具が売られていたのです。
中国式のお茶の道具を間近で見たことがなかったので、ベラルーシで見られるなんて、とびっくり。
このお店は、茶葉や道具を購入するだけでなく、カフェスペースでお茶を楽しむこともできます。その場合、お店にある様々な種類の茶葉の中から選んでトライすることができます。面白い!Workawayのホストを待つ間、一種類、トライしてみました。
ベラルーシで初挑戦!中国式のお茶
Workawayのホストを待つ間、中国茶にトライしてみました。
様々種類がありましたがよく分からず、結局選んだのは烏龍茶。
中国茶は、上のような感じで楽しみます。
日本茶とは少しお茶の淹れ方が異なっていました。
「淹れ方がわからない」と言うと、店員さんがやってくれました。このお店では、お湯をポットで持ってきてくれるので、長い時間ゆっくりお茶を楽しむことができます。
この日本の急須よりも少し小さめで丸っこい急須。中国茶では「茶壺」と言います。
茶葉とお湯を茶壺に入れた後、茶壺の上からお湯をかけます。
お茶を抽出した後、茶壺から直接飲むための小さい杯「茶杯」にお茶を注ぐのではなく、一度「茶海」というビーカーのような容器に移してから茶杯に注ぐのです。これは、お茶の濃度を均一にするためとのこと。
そんな風にして淹れた中国茶。
フレッシュな暖かい中国茶は本当に香り高く、日本でよく飲んでいたペットボトルの烏龍茶との違いに驚きました。
中国茶の淹れ方を紹介している動画があったので、載せてみます。
同じようなお茶の文化でも、国によって様々で、それぞれ深い魅力があって。
ベラルーシで中国茶の魅力を知りました。
チャイナヤ・ポチータ店内の様子
中国茶をゆっくり楽しむことができるチャイナヤ・ポチータ。
店内のインテリアも、中国・・・と言うか東洋の雰囲気が色々混ざったものになっていて興味深かったので、少しご紹介します。
中国なのか、日本なのか、韓国なのか、チベット仏教の旗なんかも飾ってあるしなんだかごちゃ混ぜ?
ただ、店員さんたちそれぞれの国の茶文化に関する知識がとても豊富。
とある店員さんからは「今度ベラルーシに来るときは、本物のほうじ茶を持ってきて欲しい!」と言われました。
少しだけど日本茶や南米原産のマテ茶も取り扱っているこのお店。
「お茶って興味深いな」、「お茶にフォーカスして、様々な国の文化を知ることができるんだな」と気付きました。
まとめ ベラルーシでの流行の最先端?
Workawayのホストも、中国や日本の文化に関心を持ち、毎日中国茶を飲んでいました。彼の奥さんに、「中国茶はベラルーシで流行っているの?」と尋ねてみたところ、「ベラルーシ人は新しいものに興味を持っている」と。
私たち日本人にとっては西洋の文化がキラキラしているように見える(そんな人が多いのでは?)けれど、西洋の人にとっては東洋の文化はなんだかエキゾチックで、魅力的なものにうつるのかもしれませんね。
彼らに、日本文化ももっと知って欲しいな〜、
「ティーセレモニー」や「ゼン」といった形だけではなく、日本人に根付いた考え方や慣習など、深いところまで知ってもらえたら嬉しいな、そんなことを思いました。
これからミンスクに行かれる方、ぜひ、チャイナヤ・ポチータの店員さんにほうじ茶を持っていってあげてください(笑)
チャイナヤ・ポチータについて
食品マーケット「コマロノフスキー・リノク」から歩ける距離。
最寄り駅は地下鉄紫ラインの「プロシャジ・ポビェディ(Плошча Перамогi)」駅。
営業時間は毎日12:00〜22:00。
こだわりのお店なので、ベラルーシ的に考えると少し値段は高いです。
英語を流暢に話せるスタッフがいます。
Webサイト:https://www.tea-mail.by
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