ラトビアの首都、リガ。
「バルト海の真珠」と呼ばれる美しい都市で、中世の面影の残る旧市街はユネスコ世界遺産に登録されています。
今回は、この美しい街リガでとあるパブに行きラトビアの伝統音楽を聴いてきましたので、ご紹介します。
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中世の街並みの残る美しい首都、リガ
バルト三国の一つ、ラトビア。その首都リガは、「バルト海の真珠」と呼ばれており、中世の面影の残る美しい街並みで有名です。
ドイツよりもドイツらしい、と言われ、ユネスコ世界遺産にも登録されているリガの旧市街。元々天然の良港であったリガは古来から交易の拠点であり、中世にはハンザ同盟の影響で多くのドイツ人が移り住みました。その影響で、ドイツ風の街並みが形作られていったのです。
幸いなことに、リガの旧市街の街並みは、度重なる戦争やソビエト連邦の支配の影響をそれほど受けませんでした。そのため、旧市街では昔ながらの街並みが残っているようです。
そんな美しい街、リガでラトビアの伝統音楽を聴くことができました。
今回は、そのフォークミュージック・パブとラトビアの伝統音楽を少しご紹介します。
フォークミュージックパブ、Folkklubs ALA pagrabs
リガの旧市街の外れにひっそりと佇むパブ、Folkklubs ALA pagrabs。
パブの場所は、中央駅から1km、徒歩14分ほどの場所。
入り口はこじんまりとしてわかりづらく、入り口を入ると地下に続く階段が。
まさに隠れ家的な場所(人気店で、中はとても広いです!)。とってもいい雰囲気ですね。
観光エリアと言うのもあり、毎日、昼ごろから早朝まで営業しています。
イベント情報は、Facebookや公式ホームページをチェックしてみてください。
また、ベジタリアン・ヴィーガンメニューやお酒以外のメニューもあるので、食べ物に制約のある人でも大丈夫です。
フォークダンス・ナイトに行ってきた
リガが気に入ってしまい、1週間ほど滞在してしまった私。
1週間いると、このパブでは様々なイベントが開催されていました。
その中で、2つのイベントを見てきたのでご紹介します。
まず最初にご紹介するのは、フォークダンス・ナイト。
毎週火曜日の夜に開催されているイベントで、様々な人が伝統音楽に合わせて踊ります。
リガに住んでいる人が、仕事終わりや学校終わりに集まって踊っているような感じでした。
ダンスには誰でも参加することができます。
フォークミュージックの生演奏を聴いてきた
このパブでは、毎日のように様々なイベントが催されています。
今回は、伝統音楽のライブに行ってきました。
このパブでは、お酒以外にもコーヒーや紅茶も提供しています。お酒を飲まない私としては紅茶を飲んで開演時間まで待つことができてよかったです。
素晴らしい演奏が、チャージ料金もなしで聴くことができるなんて本当に幸運。
お酒も食べ物もお手頃価格なので(ベジタリアン・ヴィーガンメニューもあります)、夕食をここで摂ってもいいかもしれませんね。ただし、ライブのある日は満席になることもあるので早めにいくことをお勧めします。混んでくると、なかなか料理が出てこないようだったので・・・。
おわりに〜ラトビアの伝統
日本人の間では、全然イメージがないであろうラトビアという国。
伝統音楽を聴いたり、街中を歩いたりして、他の東欧諸国に通じるものがある一方、バルト海沿岸ならではの、ヴァイキング由来の独自の文化を持っていることを知りました。
ただ、その文化はソビエト連邦の支配や近代化により衰退。
現在でも、昔のままの伝統を人々が受け継いでいるかと言われれば、そうではありません。
様々な伝統・・・ライフスタイル、衣装、民謡・・・が、急速に失われていっています。また、すでに失われたものも様々。
次回は、リガの野外民俗博物館をご紹介。
最近まで続いていた、ラトビアの素朴な暮らしについてご紹介します。