イラン、アルメニア、ジョージア、トルコ東部を巡った旅行を終え、次はバルカン半島を北欧に向かい北上すべくイスタンブールへ。
今回は、ターキッシュエアラインズのトルコ国内線をワン→イスタンブールの区間で利用した。トルコはとても広い。効果的に飛行機を利用すれば、より行動範囲の広い旅行が可能だ。ここでは、トルコ国内線をお勧めするワケ、実際に乗ってみたレポートをまとめる。
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ターキッシュエアラインズとは

ターキッシュエアラインズとは、トルコ国営の航空会社。
1933年にアンカラとエスキシェヒルを結ぶ1路線で運行を開始、現在はアジア、ヨーロッパ、アフリカ、北南米と、世界中に航路を広げている。
2019年4月に旧アタトゥルク空港から全面移転したイスタンブール新空港は、ターキッシュエアラインズの本拠地だ。

ターキッシュエアラインズ トルコ国内線の利用をお勧めするワケ
トルコって広い
トルコの面積は、783,562平方キロメートル。世界の国を面積が大きい順に並べると、36位だ。
広い国土に見どころも散らばっているため、限られた旅程では、飛行機を使わないと行きたいところに行けなかったり、移動にとても時間がかかったりする。
例えば、よく観光客が訪れる、イスタンブールとカッパドキア。
車だと8時間〜9時間ぐらいかかるが、飛行機だと1時間半で行くことができる。
日程が限られていたら、飛行機を利用した方が時間を有意義に使うことができるだろう。
LCC並みの安さ
2019年8月28日現在、先ほど例に挙げたイスタンブール〜カッパドキア(カイセリ)の路線の値段を調べてみると、1週間後の9月3日にはなんと169.99TL(約3,000円)の航空券を見つけることができた。
例えば、私がトルコでよく利用していたバス会社、Metro社のWebサイトで調べてみると、イスタンブール〜カッパドキア(ギョレメ)のバスの値段は10%割引で170TL。飛行機とバス、値段かわらないじゃん・・・!!
そしてこの旅行で私の利用したワン〜イスタンブールの路線は、なんと149.99TL(約2,700円)だった。
バスの値段は250TL(約5,000円)なので、飛行機の方が格段に安い。
もちろん、時期や曜日、購入日によって値段は変動し、バスの方が安いことだってある。
ただ、「飛行機は高いから論外!」と決めつけるのではなく、飛行機も手段の一つとして一度値段を調べてみてほしい。
チェックイン荷物(23kg)込み!
ターキッシュエアラインズはLCCではない。
そのため、チェックイン荷物(23kg)がチケットの料金に含まれる。
また、手荷物は15kgまで許容される。
とてもありがたい・・・。
他にも、LCCには付いてこないドリンクや機内食などのサービスも。
とても嬉しかった。
ワン〜イスタンブール ターキッシュエアラインズ国内線搭乗レポート

5月25日、ターキッシュエアラインズの国内線を使って、トルコ東部の街ワンからイスタンブールへ移動した。
ワンとイスタンブールの間の距離は約1,500km、飛行機でも2時間25分かかる。
東京と韓国ソウルの間ぐらい。そう思うとトルコって広いなあと感じる。
ワンのフェリト・メレン空港はとても小さい地方空港。
トルコの国内線4つと、イランの貨物航空会社1つが就航している。
トルコ東部からイスタンブールって、訪れると分かるが、全然違う。
トルコ東部は、「アジア」という雰囲気なのだが、イスタンブール以西は「ヨーロッパ」という雰囲気に変わるのだ。
ああ、イラン、南コーカサス地方を巡り、トルコの東の果てを巡った旅も終わり、ヨーロッパへ向かうのか・・・
そんな感慨に浸っていた。
飛行機は遅れることなく出発。
間も無く、ドリンクサービスと機内食が出てきた。

機内食は暖められたサンドイッチ。
野菜とチーズが入っている。ベジタリアンの私でも食べられる。嬉しい。

こんなに美味しいサンドイッチなのに、周りを見ると残している人が多かった。
こんなに廃棄物が多く出るんだったら、LCC以外の航空会社でも、機内サービスを有料にすればいいのに(その分チケットを安くして)・・・なんて思ってしまった。
飛行機は無事イスタンブールに到着。
安いしサービスは充実しているし、快適だし・・・とても満足なフライトだった。
イスタンブール新空港について
イスタンブールのメイン空港は、2019年4月からアタトゥルク旧空港から新空港に全面移転した。
最終的になんと年間2億人の利用者数を目指す、超巨大空港だ。
市内までのアクセスはとても簡単。頻繁にバスが出ている。
ホテルの予約などの際には、旧空港の近くのホテルを予約してしまったりしないように気をつけてほしい。
