首都スコピエを観光した後は、北マケドニア西部、アルバニアとの国境近くにある街、オフリドへ向かった。オフリドは、ヨーロッパ最古の湖があることやその長い歴史で知られており、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
ここでは、スコピエからオフリドへのバスでの行き方をご紹介する。
これからこのルートを使った旅を考えている方の参考になれば嬉しい。

オフリドとは〜オフリドの歴史

オフリドは、ヨーロッパ最古の湖、オフリド湖のほとりにある街。
オフリドの歴史はかなり古く、東ローマ時代の文献にもオフリドについての記述が残されている。
なんとその存在はギリシャ神話ともつながるらしい。
オフリドには古くからキリスト教が受け入れられ、ブルガリアの首都が置かれていた当時はブルガリア正教会の大主教座が置かれていた。
そのため文化的にとても重要な都市で、市内に現存する教会は東ローマ時代とブルガリア帝国時代に建てられたものだという。
やがてオスマン帝国の時代に入ると、キリスト教徒の数は激減。しかし、18世紀に入りオフリドが貿易拠点として栄え始めると、再びキリスト教徒の数は増加した。
オスマン帝国の時代の影響は今でも多くのバルカン諸国(特に南側の国々)に見ることができる。
スコピエからオフリドへの行き方(バス)
チケットの購入
スコピエ・オフリド間は約180km離れている。
この間の移動は、バスが便利だ。
私は、14:00にスコピエのバスターミナル発のバスを使った。
チケットはバスターミナルのチケットオフィスで当日に購入。
値段は約1000円、3時間ほどの道のりだ。

調べてみると、スコピエ・オフリド間のバスはこちらのWebサイトから予約することができるようだ。繁忙期にはもしかするとその場で買おうとしたら満席だった・・・ということもあるかもしれない(オフリドは北マケドニアの中で有名な観光地)ので、事前に予約しておくと安心だ。
Webサイトで確認したところ、スコピエ発オフリド行きのバスは朝11時から夜8時まで1日4便ある(2019年9月現在)。


途中の休憩について
バスは、途中で一度、サービスエリア的なところでの休憩を挟む。
ここではトイレ休憩はもちろん、パンや飲み物などを買うことができ、皆ここで何か食べていた。
オフリドのバスターミナル
オフリドのバスターミナルは、オフリドの旧市街から結構離れたところにある。
バスターミナルから旧市街までは徒歩20〜30分くらい。
旧市街の入り口までは一本道なのでわかりやすいが、旧市街の宿が多くあるエリアは道が入り組んでいるのできっと迷う。
根気強く探してみてほしい。
おすすめ宿〜SunnyLakeHostel

オフリドで宿泊したのはSunny Lake Hostelというホステル。
旧市街の真ん中にあり、どこにでもアクセスが良いのが魅力だ。
また、最上階からは旧市街のオレンジ色の屋根の向こうにオフリド湖をチラッとみることができる(上の写真はホステルの最上階からの景色)。
キッチンが充実しており、料理している人が多くいた。
共用スペースが多くあり、他の旅行者と交流できるのも特徴だ。
ただ、ホステルにたどり着くまでに急な坂道を登る必要がある。
大きな荷物を持っている方は、石畳と上り坂という試練が待ち受けていることを忘れずに・・・。
おわりに
世界遺産の街オフリド。
スコピエからもアクセスがよく、北マケドニアを訪れたらぜひ行ってみてほしい場所の一つだ。街の近くには、オスマン時代の建物がまだ残っており(一部はもうボロボロに崩れているが・・・)、その長い歴史を感じることができる。
次回の記事では、オフリドの見どころ・魅力についてお伝えしようと思う。
