こんにちは!いまイランにいます、あずさです。
まだまだインドの記事が続きます。今回は世界に一つしかないブラフマンを祀った寺院やラクダ祭りで知られるプシュカール・・・の隣町、アジュメールについて。
プシュカールに行くための拠点となっており、スキップされることの多いこの街。
ちょっと時間があったので立ち寄ってみたら、予想以上に素敵な街でびっくりしました。
今回は、そのアジュメールの一番のみどころ、ジャイナ教寺院についてご紹介します〜
アジュメールって?

アジュメールはインド ラージャスタン州にある街。
隣町のプシュカールは観光地としてとても有名で、特にラクダ祭りやホーリー祭の時期には様々な国から観光客が集まります。
そのプシュカールに行く拠点となっているのがこの街。
私はジャイプールからアジュメールを列車で、アジュメールからプシュカールをバスで移動しました(ジャイプールからプシュカールを結ぶ列車はありません)。
19世紀にはアジュメールを拠点としてイギリスがラージプート藩王国を支配したそうですが、その面影は特になく、今では狭い路地に続くバザールやジャイナ教寺院、モスクなどがある「人々の生活する街」。観光客の姿は全然ありませんでした。
アジュメールのジャイナ教寺院
行き方
「アジュメールに有名なジャイナ教寺院があるらしい」という情報だけ、ジャイプールで出会ったおじさんに聞いて知っていた私。
でも場所がよく分からなかったので、ジャイプールからの列車を降り、とりあえず荷物を預けて賑わっている方向へ歩き始めました。
するとリキシャのお兄ちゃんが「ジャインテンプル!?」と声をかけてきます。
値段もまあ大丈夫だったので、このお兄ちゃんに任せてジャイナ教寺院まで行くことに。
でもこのお兄ちゃん、オートリキシャじゃなくてリキシャ(人力)だったので、暑い中、坂道を汗を流しながら立ち漕ぎしている彼になんだか申し訳ない気分にw 走り出すときも、彼の友人(?)がおりゃー!って後ろから押して出発。ええー大丈夫か〜〜〜 人力リキシャに乗ったのはこれが最初で最後でした。。
とりあえず、彼のおかげでジャイナ教寺院の真ん前までやってくることができました(実は歩ける距離だった)。
見た目は普通のボロい建物だが・・・
さて、とりあえず中に入ってみよう。
入り口で靴を預け、受付でお金を払って(とても安かった記憶があります)、中へ。
この受付のおじいちゃんが貧しい人なのか、しきりに「ジャパニーズマネー?」と言ってきて本当に持ってないのでないない、というと不機嫌に・・・え〜、そんなあ。。
そんな出来事の後、中に入ってみるとびっくり!!


まるで映画の「ナイト・ミュージアム」のように、今にも人形たちが動き出しそう。
説明書きを読んでみると、このジオラマはジャイナ教の哲学に基づいて作られているそう。
そういえば前、どこかで「昔は人は空を飛べたんだよ」と言っていた人がいたな。このジオラマでも、人が船に乗って空を飛んでる。ジャイナ教とヒンドゥー教の哲学って似てるのかもね。
この建物は二階建てになっていて、このジオラマを上から眺めることもできます。
ぜひ細かく観察して、異世界にいるような気分に浸ってみてくださいね。
おわりに
あまり観光客が行くことのない街、アジュメール。
不思議なジャイナ教寺院や、細い路地に続くカオスなバザールなど、観光客がいないからこそ素朴感を保ってる場所がアジュメールには多くあるように感じました。
プシュカールに行くなら、ぜひ隣町のアジュメールも空いた時間に訪れてみてくださいね。
もし列車でアジュメールまで来たなら、荷物を駅に預けることもできますよ!
ちなみに
ちなみに、アジュメールの「Ajmer Fort」は規模の小さい博物館になっており、あまり入場料を支払って入る価値はないなあと思いました。
Ajmer Fortの前に屋台がいくつかあって、ラッシーが美味しかったです。アジュメール、ぷらぷら歩いてみると面白いもの・美味しいものがきっと見つかるはずですよ♪