2018~2019 ユーラシア大陸をめぐる旅

【インド / タミルナードゥ州】マドゥライで1泊2日

タミルナードゥ州第2の都市、マドゥライ。
有名なヒンドゥー教寺院「ミナクシ寺院」があることで有名で、多くの巡礼者で賑わっています(巡礼地多すぎ!)。
ラーメシュワラム(記事はコチラ)でヒンドゥー教寺院に興味を持った私は時間もあるのでマドゥライに行くことにしました。

マドゥライってこんなところ

ミナクシ寺院を見ることが目的でマドゥライへやってきた私。
マドゥライの印象は、地方都市。特に見るところもあまりなく、観光は1日で済んでしまいます。
何人かのグループなら、タクシーやオートを使って「ガンディー博物館」や「サマナーヒル」に行ってもいいかもしれません(実際私たちはそれで時間をつぶしました)。

でも早朝にミナクシ寺院に行った時に、周辺の建物の古〜い感じとか、砂埃の舞う感じが、ラーメシュワラムと同じく「オールドインディア」な雰囲気で良いな〜と思いました。早朝だったので小さなティーショップくらいしか開いていなくて、特に何もしていないのですが。

なので、特にお寺に興味がなければスキップしちゃってもいい場所かな〜なんて思います。
でももしお寺に興味があったら、ミナクシ寺院はとてもスペクタクルな寺院なので、ぜひ訪れてみてほしい場所です。

マドゥライで行ったところ

ミナクシ寺院

ミナクシ寺院はその名の通り、ミナクシという女神を祀っている寺院。
石造りの建物はとても重厚で、内部に入ると圧倒されます(残念ながら、写真撮影不可)。
私は朝の5時、夜明け前に訪れました。もちろん外国人観光客の姿はなく、敬虔なヒンドゥー教徒が熱心にお祈りしていました。また、太鼓やラッパを演奏している人たちもいて、なんだか異世界に迷い込んだかのよう。
しかも時間帯のせいか、外国人料金50ルピーを徴収するカウンターがしまっていた・・・。ラッキー(笑)
日中寺院を訪れた友人は「大混雑で全然ゆっくりみて回れなかった!」と言っていたので、早朝の寺院はとてもオススメです。

また、寺院が開いているのは5:00〜12:00、16:00〜21:00なのでそれだけ注意してくださいね〜

ガンディー博物館

街の外れにあるガンディー博物館。入場料無料でインドの近代史を学ぶことができます。
建物はとても趣があって素敵。地元の小学生が校外学習で訪れていて、賑わっていました。

またこの博物館、ガンディーが殺害された時に身につけていた布や、実際に使用していた眼鏡、サンダルなどが展示されています。インドが外国に支配されていた時代がそう遠い昔じゃないんだな、ということに気がつき、そこからこうも発展したインド、良いことも悪いことも、未だ昔の慣習が残っているインド・・・。
色々考えさせられる場所でした。

※ちなみに同じ敷地内に州立の考古学博物館があります。インド人料金5ルピー・外国人料金100ルピー!!インド人の友人が試しに入ってみましたが、いろんな時代のものがバラバラに並べられていて、特にみなくても良いかな・・・という感じだったみたい。

ちなみにガンディー博物館に来たら、目の前にあるレストラン「RAMANA MESS」で昼食するのがオススメ。

ランチのミールスは70Rs(約100円)。おかわり自由でとっても美味しく、地元の人で大混雑していました。

サマナーヒル(Samanar Hills)

2,000年前にジャイナ教の僧侶たちが暮らしていたと言われている岩山、「サマナーヒル」。
以前カルナータカ州のジャイナ教の聖地「シュラバナベルゴラ」へ行ったことがあるのですが(記事はコチラ)、そこに似たものを感じました。
違いといえば、よくわかるお寺がないこと・人がいないこと。ゆっくり景色を眺めたり風を感じながら、瞑想したり、自分の時間を過ごせる場所です。

岩山のてっぺんに座っている私

岩山のてっぺんでゴロンと横になって、空を眺めていました。
太陽が沈んだ後も、岩は太陽の熱を吸収していてまだ熱い。
岩山のてっぺんで寝転がると空しか見えないので、まるで自分が宙に浮かんでいるような気分。
少し下を見下ろすと家や森が見えて、実際はそんなことあり得ないのだけれど、ズルズルと下に落ちていってしまいそうなちょっと恐ろしい感覚になりました。

なんだか・・・何かのエネルギーを感じる場所でした。

夕暮れ時に行ったのですが、太陽が沈むとあたりはどんどん暗くなります。
階段が途中までしかなく、岩山のてっぺんまでは道がないので暗くなると迷いやすいです。登るときは時間帯と足元に気をつけて(時々割れ目や段差があります)登ってくださいね。

オートドライバーやタクシーに「サマナーヒル」と言うと岩山の麓のヒンドゥー教寺院の前で降ろされます。
ここから見える階段を登って上に行きましょう。

この時一緒に行った友人の一人は、次の日サンライズをここから見たそうです。この友人はこの岩山を探索して、実際に僧侶が使っていた洞窟っぽいところを見つけたそう。もし時間があってそう言う探索が好きな方がいたら、ぜひ足元と時間帯には注意して、洞窟を探索してみてくださいね〜

おまけ(ぜひインドで飲んで欲しい一品)

インドでは、よくこう言う屋台を路上で見かけます。
これはサトウキビジュース屋台。
その場でサトウキビを絞ってくれます。
サトウキビ絞り機、上の写真のようにカラフルなものやもっと古臭いもの、鈴がついているものなどいろいろあるのですが、どれもなんだか可愛いです。
私はマドゥライのガンディー博物館前で、インドに3回も来ている&今回の旅1ヶ月もインドを旅しているのにやっと初めてサトウキビジュースを飲みました。

ちょっと色が怪しげですがめちゃくちゃ甘くて美味しい!
これが自然な甘さだからさらに良い♪
しかも、氷を混ぜてくれるので冷たくって、暑くて疲れた体にしみわたります・・・。
20ルピーとお求めやすい価格なので、インドに来たらぜひ飲んでみてください〜!

おわりに

いかがでしたでしょうか。
寺院以外特に見るところがないマドゥライですが、何日間か滞在してラーメシュワラムなど近くの街を日帰り観光している人もいました。
巡り方は人それぞれ、楽しみ方も人それぞれですよね。
私はマドゥライのホステルでハンガリー人男性(コインバートルのアシュラムに行って、ヨガをしていた。ベジタリアンの話やスピリチュアルな話をしてとても興味深かった)とニューデリーから観光に来た男の子(のちにAurovilleで再会。何回かご飯一緒に食べたり、ツアー一緒に参加したりしていろいろお喋りした。インド人っていろんな人がいるなあ〜と気づかされました)に出会いました。
もし来なかったら、この出会いもなかったし、物事に対する新たな興味も持たなかったかもしれない・・・。
そう考えると、マドゥライに来て正解だったな!と思います。

皆さんも、もしちょっとでも興味がわいたら、ぜひ、マドゥライを訪れてみてください♪


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