2018~2019 ユーラシア大陸をめぐる旅

【ケーララ】ヨガ初心者がニルヤルダムのシヴァナンダヨガアシュラムへ行ってみた

ヨガは全くの初心者なのですが、3月7日〜14日の1週間、ケーララ州 トリヴァンドラム近くにあるシヴァナンダヨガアシュラムに滞在してヨガを学んでいました。
今回はアシュラムへの行き方・日々の過ごし方・感想なんかをまとめようと思います。
私のようなヨガ初心者でも、フラッと行って日々の生活からヨガを学べる素敵な場所です。南インド旅行を考えている方はぜひ!行ってみてください〜。

シヴァナンダヨガアシュラムって?

アシュラムの入り口。

「アシュラム」というのは「精神的な修行をする場」という意味で、日本でいうお寺のような場所。世界中に様々な種類のアシュラムがあるそうです。
その中でも「シヴァナンダヨガアシュラム」はシヴァナンダヨガというヨガを学ぶことのできる施設。看板の右上にプリントされた写真が、アシュラムの創設者スワミビシュヌデヴァナンダさん。彼のグル(先生)が左側のスワミシヴァナンダさんです。

シヴァナンダヨガは、ヨガのスピリチュアルな部分を重視していると聞いて、もともとシヴァナンダヨガをやりたいな〜と思っていたので、このアシュラムを選びました。

このアシュラムには、「ヨガバケーション」という気軽に滞在できるコースがあります(最低でも3日間は滞在する必要があります)。このコースで1週間、ヨガのクラスなどを受けていました。日々の生活スケジュールについては後でご紹介します♪
事前に予約する必要はなく、気軽に訪れることができるのもここの特徴。気軽に行って、「出たいな〜」と思った時にチェックアウトすることができます。

びっくりしたのが日本人の多さ。スタッフにも日本人が4〜5人いたし、ヨガバケーションで滞在している人の中にも日本人が6〜7人いたんじゃないだろうか・・・。他の場所で日本人をあまり見かけなかったのでかなりびっくりしました。中には「冬で日本が寒い時に毎年こっちに来るの」という人もいてさらにびっくり。ほんとインド感が全然なかった笑

アシュラムまでの行き方

シヴァナンダヨガアシュラムはケーララ州の州都、トリヴァンドラム近くのダム湖のそばにあります。
トリヴァンドラム駅前のバス停から頻繁にダム湖(Neyyar Dam)行きのバスが出ているので、そのバスに乗り、終点で降りて15〜20分ほど歩けばアシュラムにつきます。トリヴァンドラムからNeyyar Damまでは1時間〜1時間半ほど。

※トリヴァンドラムのバス停で「シヴァナンダヨガアシュラム」と言っても皆知らないようでした。「Neyyar Dam」と尋ねた方がいいです。

トリヴァンドラム駅前のバス停

Neyyar Damバス停からアシュラムまでは急な上り坂なので、行きはとても大変でした。しかも日が照っていてすごく暑い日だったので、アシュラムに辿り着くころには汗だく笑
バス停付近にオートが停まっているので、オートでアシュラムまで行っている人もいました。大きい荷物を持ってあの道を登るのは大変です、、

アシュラムの生活

この建物で、サットサングやヨガクラスが開かれます。

アシュラムでは、毎日決められたスケジュールに従って生活します。

5:20 起床のベル
6:00 サットサング(瞑想、チャンティング)
7:30 ティータイム
8:00 アーサナクラス(初心者/上級者)
10:00 ブランチ
11:00 カルマヨガ
13:30 ティータイム
14:00 レクチャー
15:30 アーサナクラス(初心者/上級者)
18:00 ディナー
20:00 サットサング(瞑想・チャンティング)

この他にも、オプショナルでアーサナコーチング(ほぼ1対1でアーサナを教えてもらえる)や瞑想クラスがあったり、週に何回か朝のサットサングの代わりにアシュラムの外に歩きに行ったりと色々イベントがあって毎日忙しいです(笑)

うわあ、疲れそう・・・と思うかもしれませんが、クラスを休んだりして休息は適宜取ることができるし、自由時間にはアシュラム内にあるカフェや外にあるティーハウスでお茶をしたり、ダム湖に泳ぎに行ったり、休日である金曜日には日帰りツアーがあったり。疲れすぎない程度に休むことができるので安心でした。

ちなみに、朝のサイレントウォークでは、こんな綺麗な場所で皆でチャンティング(日本でいうお経みたいなものを皆で歌う)をしながら朝日を眺めました。素敵だったなあ・・・。

カルマヨガって?

ヨガは決まったポーズを練習するだけでなく、色々な種類があります。
その中の一つが「カルマヨガ」。見返りを求めない仕事(duty)からヨガを学びます。
シヴァナンダヨガアシュラムでは一人一人に仕事が割り当てられ、毎日その仕事をこなします。

私はティータイムにティーやフルーツをサーブする仕事担当でした。
美味しいティーやフルーツでみんなが笑顔になっているのが見れて幸せな仕事だったなあ。
そういえば、人が笑顔にさせる仕事、それを感じられる仕事がしたいな〜って旅を始める前に思っていたなあ、と思い出しました。

午後のティータイムのフルーツ。この日はパパイヤ祭り

他にも、ドミトリーやホールの掃除、カフェ、売店、食堂など様々な種類のカルマヨガがあります。

美味しい!毎日2回のベジ食事

アシュラムでは、毎日10時と18時にベジタリアンメニューの食事が出ます。
「え!?2回!?」と思うかもしれませんが、量が多く私としては十分でした。しかもティータイムで山盛りフルーツが出るし、朝晩のサットサンガの後にはおさがりのお菓子が大量にもらえることがあるしぜーんぜん大丈夫でした。

とある日の夕食。お代わりたくさんできます。チャパティを7枚食べた猛者も・・・。
お祝い事がある日の食事はすごく豪華!

初心者でも大丈夫!アーサナクラス

毎日8時からと15時半からの2回あるアーサナクラス。
このアーサナクラスが、よくヨガと言って思い浮かべる様々なポーズを練習するクラスです。

クラスは初心者向けと上級者向けの2種類あり、ほとんど初心者&体バキバキの私でも頑張ってついていくことができました。しかもシヴァナンダヨガは、一つポーズを取った後にシャバンサナ(仰向けになって全身をリラックスさせるポーズ)を取るのでありがたい・・・。それでもきついときはきついんだけど。

そんな私は、1週間で太陽礼拝ができるようになりました&カパラバティ(呼吸の一種)を覚えました。

また、ジェントルヨガ(柔軟が主のヨガクラス)というもっとゆったりしたコースが開かれている時もあり、疲れたーってときはそれに参加するのも良いかもしれません。体がバキバキの私はむしろこっちが苦手だったかも笑

筋肉痛にはなるし体が硬すぎて周りを見て悲しくなってしまったこともあったけれど、初心者でも大丈夫。「今日はこれができるようになった!」という体験が何度かあり、ヨガにはまりそうな予感がしました笑

1週間のアシュラム生活を終えて

アシュラムには猫ちゃんがたくさん

毎日ヨガに明け暮れて、毎日の食事がとっても楽しみで、いつも笑顔で平和で、そんな風に過ごしていたらいつの間にか1週間が過ぎてしまいました。

1週間を終えて思うのは、「行ってよかった!」ということ。
瞑想やチャンティングなど、ヒンドゥー教の信仰に生活の中で触れられる面白さ、ヨガを目的として世界中から人が集まっている面白さ、実際に自分でヨガを実践する面白さ、いろんな面白さがアシュラムの生活には詰まっていました。

ちょっとヨガに興味があったり、インド旅行に行ってみたい〜と思っている方、アシュラムへ行って日々の生活からヨガに触れてみませんか?


【追記】(2023年)

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