3月から働き始める・・・ということで、2019年度最後の一人旅に、札幌・小樽に行ってきました。札幌に行った目的は、札幌雪まつり。テレビで放送されているのを見て、行ってみたいな、と思っていたんですよね。
今回は、札幌雪まつり、ぶらぶらと雪像を巡ってみたときのことをまとめています。
冬の北海道は初めてで、寒さを舐めていました・・・でも、雪の積もった美しい街の中に、雪像が立ち並んでいる姿は圧巻。本当に行ってよかったなあ、と思います。
CONTENTS
そもそも札幌雪まつりって?
そもそも、札幌雪まつりっていつから始まったんだろう?
そう疑問に思った私。調べてみることにしました。
札幌雪まつりの歴史について、雪まつりの公式Webサイトにきちんと解説されていたので、それを参考にご紹介します。
札幌雪まつりは、1950年、地元の中・高校生が6つの雪像を大通り公園に設置したのが始まったそう。このイベントは大盛況で、以後、毎年の恒例行事として定着していきました。
雪像作りは自衛隊など様々な団体を巻き込み、第10回目の1959年には、2500人が雪像作りに参加。観光客もどんどん増えていきます。
冬季オリンピックが札幌で開催された1972年には、雪まつりは世界に知られるようになりました。
では、次から実際に雪まつりに行った際のことをご紹介します。
第71回札幌雪まつりに行ってきました!
第71回雪まつりは、2020年1月31日から2月11日まで、1週間と少し開催されます。
雪像が有名な、「大通り会場」「すすきの会場」は2月4日から2月11日までの1週間。
結構短い期間なんですよね。びっくりです。
私が雪まつりを見学したのは、初日と2日目。平日だったこともあり、人は少なめ。
でも、晴れていると思ったら急に雪が降ってきたりと、天候が安定せず、雪対策をしてこなかった私にはこたえました・・・。

私が札幌に着いたのは午後6時過ぎ。
わー、結構寒い、雪も積もってる!と驚いたのを覚えています。
バックパックを担ぎながら、テレビで見た目当ての雪像へ。

アイヌにちなんだ雪像。古くからのアイヌの神話が表現されており、夜はプロジェクションマッピングでその世界が表現されています。
今回の雪まつりでは、アイヌ関係の雪像や展示を多く見かけました。隣のブースでは「ゴールデンカムイ」というアニメのコーナーがあったり、地下ではアイヌの民謡が演奏されていたり。私も、直木賞を受賞した「熱源」という本を読み、アイヌに興味を持って札幌に来ました。この4月には、アイヌ文化に関する施設が北海道の白老町というところにオープンします。
これから、より多くの人がアイヌの文化に興味を持って、それを尊重しながら共に生きることのできる社会になっていくんじゃないかな、と思いました。
荷物を背負っていたし寒かったので、この日はホステルに行って早々と就寝することにしました。
さて、次からは、様々な種類の雪像をご紹介します。自衛隊や企業が関わっている大きな雪像だけじゃなく、市民が作ったユーモラスな雪像まで様々な種類の雪像があり、見て回るのはとても楽しかったです。
様々な雪像をご紹介!
大きな雪像
私が見学したのは、大通り会場。
1丁目から12丁目まで、12のエリアにそれぞれ雪像が立ち並んでいます。
大きなものから、11丁目や12丁目など端の方には市民の方々が作ったユーモラスなものまで。また、様々な国の方々が作った雪像もあり、コンテストも開催されていました。
中には、雪像ではなくスノーボードやスキーのジャンプを見ることができたり、北海道ならではの食材を食べることの出来るエリアも。
最初に、大きな雪像からご紹介していこうと思います!

こちらは昨晩も見たアイヌの雪像。昼に見ると、また違う雰囲気ですね。

こちらは競馬の雪像。夜には、プロジェクションマッピングで、実際に馬が駆けているような映像を見ることができたようです。

こちらは陸上自衛隊が作った雪像。ポーランド広場という場所に作られている雪像で、ワルシャワのワジェンキ公園にある宮殿と、ショパンの像が表現されています。

こちらも、陸上自衛隊の手によって作られた雪像。
今年、白老町にオープンする「ウポポイ(民族共生象徴空間)」をイメージして作られています。

こちらはサザエさんの雪像。お馴染みのキャラクターがスキーをしている様子が表現されています。
小さな雪像〜企業・アニメなどなど
大きいものだけでなく、小さい雪像もたくさん展示されています。
中には、企業の宣伝(!?)のような雪像から、アニメ関連のものまで様々。

こちらは家探しで有名、スーモの雪像。

太田胃酸の雪像は、滑り台になっており親子連れも楽しめる工夫がされていました。

こちらは東京オリンピックの雪像。
また、アニメ関連(?)の雪像もいくつかあり、それ目当てで来ている人もいる模様。日本独自な感じで、外国人観光客も物珍しそうに写真を撮っていました。

これは、男性声優によるプロジェクト、「ヒプシノスマイク」の雪像。

好きなアニメが雪像になるって、きっとファンからしたら嬉しいだろうな〜。
札幌に来たら、なぜか初音ミクの姿を多く見かけました。雪まつりのグッズにもなっていて、なんでだろう?と思っていたら、初音ミクの企画・開発をした会社が札幌にあるため、2010年から雪まつりに合わせて冬の北海道を応援するイベントを行っているとのこと。
だからか〜、札幌の街中を歩いていて、初音ミクの声が聞こえてきたからとても不思議だったんです。
アトラクション系の雪像

また、中にはこんな変わり種の雪像も。これ、バスケットボールの八村塁選手。
小さい機関車に乗って、口の中をくぐり抜けるようになっています。

誰でも楽しめる、おもしろ雪像でした。
Youtuberの雪像!?

中には、Youtuberのヒカキン・セイキンの雪像も。
Youtube見ないのでよくわかりませんが・・・世相を反映していて面白いですね。
市民の作ったユーモラスな雪像
大きな雪像を見るのも面白いですが、私にとっては市民の方々が制作した小さな、けれどユーモラスな雪像を見るのもとても面白かったです。雪まつりに今後行くという方には、市民の雪像コーナーをぜひお勧めしたいです。

こちら、リーチ・マイケル選手の雪像なのですが、髭の表現の仕方がなんとも言えず素敵です。

こちらもラグビーにちなんだ雪像。リーチ・マイケルと熊をかけています。ラグビー関連の雪像を多く見かけました。
他にも、これ大丈夫なのか?っていうものも多数。

こんなのや、こんなの。

面白いですよね・・・ぷっと吹き出しちゃうようなものが多々あって、見ていて楽しかったです。
さっぽろ雪祭りは雪像だけじゃない!
雪像で有名な雪祭り。実は、北海道ならではの食べ物を食べられたり、ポーランドやロシアなど外国の土産物を買うことができたり、イベントをみることができたり、様々に楽しめるイベントなんです。

今回は、アイヌの食べ物を売っているブース、北海道ならではの海鮮系の串焼きを売っているブースやじゃがバターを売っているブース、ビールを売っているブース、お酒の「ほろよい」や「永谷園のお茶漬け」、「どん兵衛」など、協賛企業の商品を試すことのできるコーナーなど様々なブースがありました。
また、アイヌの雪像を出していたハードロックカフェは、別会場でコンサートを開催していたり。幅広く、様々なイベントごとを楽しむことができます。
また、誰でもみることの出来るエリアにこんなものが!

大きなジャンプ台。スノーボードやスキーの選手たちが、ジャンプを披露していました。
実際に見ることは初めてだったので、とても興味深い!改めて、すごいなあ、と思いました。
また、私が今回見たのは「大通り会場」だけですが、少し離れた場所にある「つどーむ会場」では子供から大人まで楽しめるアトラクションがあります。時間があったり、お子さんのいらっしゃる場合には、そちらの会場まで足を伸ばすとさらに楽しいと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
私は、世界一周を終え、転職活動も終え・・・当然、自分だけのために使うことの出来る時間がこれから減るので、今年度最後の一人旅、という意味も込めてのさっぽろ雪まつりでした。
そんなふうに行くのを決めましたが、行ってみて、予想以上に見どころが多くてびっくり。
あれも見たい、これも見たい、と、気づいたら2万歩以上歩いていてグッタリ・・・。
時間を忘れて彷徨い歩いてしまうので、みなさん、体力配分には気をつけて、雪まつりを楽しんでくださいねー!