2018~2019 ユーラシア大陸をめぐる旅

魅惑の南インド料理〜現地で食べたミールスを一挙ご紹介

最近日本でも流行っている、南インドカレー。
「ナンとバターチキンカレー」といった日本でメジャーなインドカレーとは異なり、ご飯に何種類ものカレーをかけ、混ぜ合わせて食べるというスタイルのカレーです。

私は初めてインドへ行った2016年ごろからこのスタイルのカレーにハマり、昨年インドへ行った際は嬉しくてついつい食べ過ぎ・・・。少し太りました笑

今回は、2019年の2ヶ月間のインド旅行で私が食べた南インドカレー(ミールス、と呼ばれています)を一挙ご紹介します!

南インドのミールスを一挙ご紹介

ケーララ州 アシュラムにて特別な日のミールス

アシュラムのミールスヨガTTC生徒の卒業日のミールス

私はケーララ州の「シヴァナンダヨガ アシュラム」に1週間ほど滞在し、ヨガクラスを受講していました。
質素な食事が多い中(でもおいしい!)、この日だけは豪華なミールス。
この日は、ヨガのライセンス取得コースの生徒の卒業式だったんです。
インドで食べたミールスの中でも、かなり上位に入るおいしいミールスでした。

このアシュラムで提供される食事は、全て菜食。
ご飯には肉や乳製品は使われていませんし、よくインドではチャイにミルクが入っていますが、ここのチャイには入っていません。デトックスされました。

今私はベジタリアン生活を続けていますが、ここの生活も、私の選択に大きな影響を与えたと思います。

タミルナードゥ州 インド最南端カンニャクマリのミールス

カンニャクマリで食べたミールスカンニャクマリで食べたミールス

インド最南端の地、カンニャクマリにて、とあるアシュラム内の食堂で食べたミールス。
この頃には私はなるべく「ベジ」を選ぶようになっていたので、菜食のご飯を出しているところを探していたところ、ホテルの人におすすめされたのがこのレストラン。

インドで有名な聖人の一人、「ヴィヴェカナンダ」さんのアシュラム内にあるのですが、食堂には誰でも入ることができます。(アシュラムが運営しているわけではないらしい)

ここのおっちゃんが愛想たっぷりでとてもいい感じでした。
ミールスもおいしいし、3日間ほどの滞在でしたが、2度も行ってしまいました。

タミルナードゥ州 聖地ラーメシュワラムの食堂のミールス

アシュラムに行ってから、ヒンドゥー教の考え方に惹かれていた私。南インド巡りの後半は、図らずもヒンドゥー教の聖地巡りをしていました。

ラーメシュワラムの食堂にてラーメシュワラムで食べたミールス

ラーメシュワラムは、インドとスリランカの間にある島。
本土と少し離れているので、なんだか「ちょっと昔のインド」な雰囲気。
雰囲気は良いんだけど、おいしい食堂、はあんまりないですね。巡礼地で、巡礼者がサッと食べるようなところが多いです。
このミールスは、有名な寺院の近くにある食堂で食べました。

タミルナードゥ州 マドゥライのミールス

マドゥライのミールスマドゥライのミールス

ラーメシュワラムからバスで2時間ほどの場所にあるマドゥライは、中規模の都市。
ここもヒンドゥー教の有名な寺院があることで知られています。この頃は寺院ばっかり行ってその度に感動してたなあ・・・。

そんなマドゥライの、エアコンの効いたちょっと良い食堂で食べたのがこちらのミールス。
そういえば、エアコンの効いたところでミールス食べたの、ここが初めてかもしれない・・・。そんな感じのインドです。暑いけどエアコンなくてもいけます。

タミルナードゥ州 オーロヴィルのオーガニックミールス

オーロヴィルのオーガニックミールスオーロヴィルのオーガニックミールス

インドって、様々な考えを持った人が集まって、様々なことを行動に移しています。
この旅で訪れた「オーロヴィル」という場所は、持続可能な社会を目指して取り組んでいるコミュニティー。

そこで食べたのがこのミールス。
食堂の近くの農場で、オーガニック野菜を作り、その野菜を使った料理を提供しているんだそうです。
ここのミールスは、私がインドで食べた中でナンバーワンでした。
お米から野菜から、全てが美味しかったです。

宗教の影響でベジタリアンの数は圧倒的に多いけど、オーガニック、には至っていないインド。インド人の知り合いは「これからはベジに加えてオーガニックのものを選ばないとな」と言っていました。

オーガニック製品は、物価の安いインドでも先進国と同じくらいの値段がするので、一定層以上の人しかありつけない。そこになんだか複雑な気持ちを感じました。

タミルナードゥ州 チェンナイの高級ミールス

チェンナイの高級ミールスチェンナイの高級ミールス

タミルナードゥ州の州都、チェンナイのちょっと高級なレストランで食べたミールス。
エアコンの効いた、ピカピカのモダンな店内は、これまで私が浸っていた世界とはまるで別世界。インドの階層社会みたいなのを、肌で感じました。

これまで食べてきたミールスの素朴さが好きな私には、ちょっと合わなかった・・・(笑)
値段はこれまで食べてきたミールスの約2倍でした。

おわりに

南インドの代表料理、ミールス。
日本でもミールスを提供するお店が増えてきたけど、やっぱりインドで食べるミールスには敵わない・・・。バナナリーフの上に様々な具が並び、手で混ぜて、その触感や匂いから楽しむのが一番素敵なミールス体験だ、というのが私の持論。

また、インドには、高級レストランから街中の貧しそうな食堂まで、様々な場所でご飯を食べることができます。ご飯を食べることで、インド社会や、それが抱える矛盾なんかも肌で感じることができると思います。
ぜひ、街中の不衛生そうな(!?)食堂から、ピカピカな高級レストランまで、色々な場所でご飯を食べて、インドの社会を感じて欲しいなあ、と思います。

記事を書いてきたら、またインドに行きたくなってきたなあ。

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