こんにちは!AZUSAです。
オミクロン株が世界的に流行し、再び「いつ旅に出られるの?」状態に戻ってしまいましたね。マスクのない世界がまるで別世界のように思えてしまう、不思議な世界。早くこの期間を「思い出」として語れる日々が来てほしいものです。
今回の記事は、最近日常生活の中で感じているモヤモヤについて。
旅をして”価値観”や”常識”の異なる人々と触れ合うことで、
旅から帰ってきて、自分や自分が属するコミュニティの中でも、
少し客観的な視点で物事を見ることができるようになったと思います。
だからか、日常生活の中でモヤモヤしたり、
「自分も差別に加担していないだろうか?」と思うことが旅する前に比べ格段に増えました。
ちょっと時間をかけて、そんなモヤモヤした出来事と、
そんなモヤモヤにどう対処していくべきか、自分なりの結論を書いてみようと思います。
モヤモヤ(1) 宗教への偏見
私は最近エンタメとしてのオカルトにはまっています。
森達也監督の過去のドキュメンタリー作品制作の裏側を描いた「オカルト」という本を読み興味が湧き、そこからオカルトに関係する雑誌とかYoutubeチャンネルを見たり。
そんな話を会社の人に言うと、決まって
「何か宗教やってないよね〜?(笑)」
みたいな反応をする人がいます。
そこには根深い
「宗教=怪しげなもの」
と言う偏見が見てとれるような気がします。
私は、旅の期間やその後、さまざまな宗教を信じている人を見てきて、
どんな宗教に関わらず、信仰心を持って行動している姿は「素敵だ」と感じました。
そのため、どんな宗教であれリスペクトすべきだ、と思っています。
だから、宗教への偏見のこもったこの言葉を聞くと、毎回、心底ガッカリ。
さらに、ニコニコしながら何も言えない自分にもガッカリしてしまうのです。
もしその場に、社会的には「怪しい」と思われてしまっている宗教に属している人がいたら・・・?
「何か宗教やっていないよね〜?(笑)」
という言葉は、そんな想像力にも欠けていると思います。
この無意識の偏見によって、
新しい宗教を立ち上げたり持ってきたりして、世の中を良くしよう!と考えている人々も、
隠れながら・用心しながら活動することになってしまい
宗教っていうものが一層怪しげなものに見えてしまっている現実があるのでは・・・と思ってしまいます。
その発言をした人に、
「宗教って悪いものじゃないと思います」と言ったら
「まあそうなんだけど・・・」と。
どう言えばうまく伝えることができるのか、今後模索していこうと思います。
モヤモヤ(2) 無意識的なジェンダー差別
旅をしている時、
いくつかの国で男性にセクハラを受けました。
きっとそれがトラウマで、現在私は男性が怖い。
そして、性的なものに対して過剰に嫌悪を覚えてしまう。
性的なもの=汚い!気持ち悪い!という嫌悪感・・・
何か診断されているわけではないので分かりませんが。。。
旅をしている時は、そんな、わかりやすい形の「セクハラ」「女性蔑視」「LGBTQへの差別」があり、部外者としてそれを見ることができ、気が付くことができました。
旅をする前は、
「日本でジェンダー差別って、あるの?」
「ひと昔もふた昔も前の話なんじゃないの?」と思っていた私。
しかし、帰ってきてみると、さまざまな場面で、
差別が残っていることに気がつきました。
20代、30代の若い世代の間にも・・・。
きっと、モヤモヤとしながらも笑って受け流している人も多いんじゃないかな、と思います。そして、いつからかそれが当たり前になっていく、ということもあるんじゃないかと。
実際、私も受け流してしまうことがあり。
これも、一人ひとりがおかしいと思った時に主張していくことが、
世の中を変えていくために必要なんじゃないかなと思いました。
モヤモヤ(3) タトゥーへの決めつけ
私はタトゥーがすごく好き。
先天的なこの「身体」ではなく、後天的な自分で選んでこの身体を変えていく行為として、
また、アートとして。
(その捉え方は一人一人異なると思いますが…)
色々な価値観に接し、理解しているんだろうなと思っていた先輩に、
タトゥーどのくらい入っているの?と聞かれ
ここと、ここと、ここと、ここと・・・と(今のところ私はいつの間にか7つ!)話していると「遊んでいるね〜」と言われショックを受けました。
タトゥー=遊んでいる?
いやいや・・・
宗教と似てそこにはいろんな信条があるんだよ、
自分なりの誇りやポリシーがあるんだよ、
ということをもっといろんな人に知ってもらいたいなと思いました。
日本ではまだまだタトゥーはマイノリティ。
タトゥー好き&タトゥーが入っているように見えない一般人として、
もっと情報発信していくべきなのかなあ、とも思ったりしています。
モヤモヤへの対処
こんなモヤモヤがあった話を母にすると、「昔はもっと酷かったよ」という話をされます。
でも、それって少なからず若い世代にも受け継がれていて・・・。
気づいた時点で、周りの少しの人々に少しずつ影響を与え、変えていく。
例え自分の周りの数人だったとしても、
おかしいことに対しては自分の意見を主張していくこと。
それが、巡り巡ってこの社会を変えていくことになる・・・。
そんなふうに思って、単にニコニコして受け流すのではなく主張していこう!と思います。
最近、以前よりも、自分が暮らす日本という国や、自分が働く東京という場所のことが好きになってきました。
その中には、この国をよりよく変えていこう、と活動されている方もたくさん存在します。
それを20代半ばを過ぎてやっと知りはじめ、
「この国も捨てたもんじゃないな!」と思うようになりました(ナニサマ、って感じですが(笑))。
自分のできる範囲で、周りから、よりよい場に変えていくぞ!