国内旅行

虎ノ門で歴史散歩など〜江戸城外堀跡石垣・金刀比羅宮・領土主権展示館

こんばんは。
今日は日比谷で友人とランチの予定があったため、少し早めに行って
虎ノ門周辺の行きたかった場所をブラブラ巡ってきた。

虎ノ門は高層ビルの立ち並ぶビジネス街、隣の霞ヶ関は官庁街と、
まさに日本の中心地と言えるエリア。
実は、皇居に近く江戸の歴史を垣間見ることのできるエリアなのだ!

今回は地下鉄虎ノ門駅にある「江戸城外堀跡石垣」、ビルの合間に佇む「金刀比羅宮」、そしてその目の前にある「領土・主権展示館」へ行ってきた。

江戸城外堀跡石垣

江戸城外堀跡石垣

文部科学省構内には江戸城外堀の一部がまだ残っており、
なんと虎ノ門駅には展示コーナーが設けられている。
場所は虎ノ門駅11番出口の脇。少し見つけづらい場所にあるが、
Googleマップのレビューに助けられてなんとか辿り着くことができた。
展示コーナーは、4枚のパネルが設置されており、江戸外堀の歴史や当時の虎ノ門駅周辺の様子を知ることができる。

パネルによれば、当時の江戸城築城は各大名に材料・労働力を負担させており、石の表面に刻まれた刻印の違いなどから大名の区域分担が分かるらしい。
石をよく見てみると、確かにいくつかの刻印が刻まれている。矢のような刻印は毛利家のものらしい。

江戸城外堀跡石垣

東京を歩くと、江戸時代に築かれた下地の上に我々の生活が乗っかっていることが分かる。それを改めて感じることのできる場所だった。


江戸城外堀跡石垣
虎ノ門駅11番出口の脇にスペースが設けられている。
見逃しやすい場所にあるので注意!

虎ノ門 金刀比羅宮

さて、石垣の展示スペースから出て、虎ノ門駅2a出口から1分ほど歩くと、ビルの合間に桜が咲いているのが見えた。虎ノ門 金刀比羅宮だ。
無機質な高層ビルと、有機的な神社のコントラストはとても不思議である。

虎ノ門 金刀比羅宮

「でもなぜこの場所に金刀比羅神社が?」不思議に思った。
金刀比羅神社といえば、香川県を思い浮かべるからだ。
調べてみると、この地には江戸時代、讃岐国丸亀藩主 京極家の屋敷があったそう。遠い江戸にあっても、祖国の神様に身近にいてほしい、そんな気持ちがあったのだろうか?

調べてみると、金毘羅信仰は江戸時代、全国に広まったそう。
讃岐国からの奉公人だけではなく、江戸市民も有り難がって参拝している姿が目に浮かんだ。

ちなみに、銅でできた鳥居の柱上部に四神の彫刻が施されているのがとても珍しいとのこと。2001年には港区指定有形文化財・建築物として指定されている。


虎ノ門 金刀比羅宮
営業時間は毎日9:00〜(平日)17:00 (土日)16:00

領土・主権展示館

最後に訪れたのが、金刀比羅宮の目の前にある領土・主権展示館。
内閣官房の運営している展示館で、北方領土や竹島、尖閣諸島など、領土問題に関する日本側の見解を知ることができる。
パネルだけではなく多くの映像を駆使して説明されており、知識があまりない私にとって、とてもありがたかった。

そういえば、以前北海道に旅行に行った時に、
「北方領土は日本の領土です」的な放送が商店街に流れていたのを思い出した。
領土問題への関心の度合いが地域によってかなり異なるのも、この問題の解決を進めていくにあたり課題だよなあ・・・。


開館日はホームページ参照。
開館日の営業時間は10:00〜18:00
入館料 無料
金刀比羅宮側にも入口があるが、土日祝はそちらから入れない模様。(2022.4現在)

おわりに

江戸の城下町から発展した東京。
多くの場所で、江戸時代以後の歴史の残り香が漂っていて、面白い。
最近、「いつか東京・日本を離れる」ことを前提にいろんな場所に行って色々見ているのだが、その度に初めて知ることに出会え、東京の奥深さを感じる。
「東京って、セカセカしていて、嫌だな」「日本を早く出たい」「日本なんて・・・」そんなふうに思っている人も、ぜひ少し目線を変えて、今いる場所を見回してほしい。きっと何か素敵なものが存在しているはず。

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