こんにちは!AZUSAです。8月下旬、カナダ オンタリオ州北部で3泊4日のカヌー旅をしてきました。街から街を巡るバックパッカー旅とは全く異なる、自然の美しさ、恐ろしさに圧倒された4日間でした。
おそらく「カヌー旅」と聞いても想像がつかない方が多いのではないでしょうか(私もその一人でした)。今回の記事では、訪れた湖の情報や旅したルート、使ったマップ、キャンプサイトの設備など、カヌー旅の概要をご紹介しようと思います。
はじめに:ビデオ
はじめに、今回の旅をビデオにまとめました!白波の立つ中、死にそうな思いでパドリングしたところとか、撮ることのできなかったシーンはたくさんあるのですが、、「カヌー旅こんな感じなんだよー」というのが伝わったら嬉しいです。
カヌー旅のルート
今回、Mowat Landingという船の発着所でカヌーを車から降ろし、そこから南下してLake Lady Evelyn、Sugar Lake Conservation Areaを巡り最後Mowat Landingへ戻るループをしました。
※三角マーク:キャンプ Pマーク:ポルタージュ(カヌーなどの荷物を全て担いで歩き次の湖へ行く)
- Day1:Mowat LandingからLady Evelyn Lakeを通りSugar Lakeへのポルタージュの手前までキャンプ
- Day2:Sugar Lake、Angler Lakeを抜けGoodfish Lakeでキャンプ
- Day3:Sugar Lake、Lady Evelyn Lakeときた道を戻り、キャンプサイトを確認しながらMowat Landing手前のところでキャンプ
- Day4:キャンプサイトを出発して2時間ほどでMowat Landingに到着
エリアの概要 ー Lady Evelyn Lake
今回カヌー旅をしたのは、カナダ オンタリオ州北部のLady Evelyn LakeとSugar Lake Conservation Area。
Lady Evelyn Lakeはトロントの北 約500kmの場所にあり、フィッシングやカヌー旅、バックカントリーのキャンプで有名。今回の旅でも他のカヌー旅行者やフィッシングをしている家族づれ、幾つものスピードボート、水上飛行機などを見かけました。

Lady Evelyn Lakeはこのエリアの他の湖と同様、氷河によって形成された入り組んだ複雑な地形が特徴的です。湖や川同士は繋がっており、古く人々はカヌーを使って街と街とを移動し交易をしていたそう。
Lady Evelyn Lakeは「モントリオール川」と繋がっており、モントリオール川はオタワ、モントリオール、セント・ローレンス川に繋がり最終的には大西洋に繋がっています。
カナダでのカヌー旅について
カナダではカヌー旅がとても人気。ドライブしていると、屋根にカヌーを乗せている車を多く見かけます。カヌー旅をしてみて、「それもそのはず」と気づきました。ルートやキャンプサイトの整備、マップの作成など、ハード面が整えられているので、カヌー旅しやすい環境が整っているのです。
マップ
今回旅をしたLady Evelyn Lakeの場合、オンタリオ州がキャンプサイト等を管理しており、キャンプサイトやポルタージュの場所、おすすめルートなどが掲載されたマップも販売されています。
↓今回の旅に持っていったマップ。ウォータープルーフでカヌー旅にピッタリ
なので、「100%自然の中を自分で道を切り開いて進む」っていう訳ではないのですが・・・ルートは無限大で、人気ルートもあれば、少し人気の道から逸れたマイナーな湖を旅することも可能。これまで私がしてきたどの旅よりも自由度が高く冒険的な旅でした。
キャンプサイトの設備について
キャンプサイトには電気や水道の設備はなく、電波も届きません。
そんな中、想像以上に快適でとても驚いたのは、設置されていたトイレ。

このトイレマークに沿って歩いて行くと、、

このような木の箱が設置してあり、蓋を開けると・・・

ここで用を足せるようになっています。中は穴を掘っただけの簡単なものですが、便座があってとても快適でした。
また、キャンプファイヤができる場所や、キャンプサイトによっては誰かが作ったテーブルが設置してあるキャンプサイトもありました。

場所(アルゴンキンパークなど)によってはキャンプサイトの予約が必要なので計画を立てる際には注意が必要なようです。
ルートを示す標識
キャンプサイトやポルタージュの場所には遠くからでも視認できる黄色やオレンジ色のサインが掲げられています。これらの標識に沿って注意して進めば、道に迷って遭難してしまう・・・という危険も減るんじゃないかと思います。

このように、カナダでは自分でルートを決めてマイ・カヌーを使って進むカヌー旅がとても一般的で、整備も行き届いていて旅しやすい環境になっています。
カナダに来た最初の数ヶ月、語学学校の先生に「カナダではカヌーを使った旅が盛んで、夏に機会があったらするといい」と言われたけれど、車もないしカヌーもないし地元の人との繋がりもない自分がまさかカヌー旅をすることになるとは・・・
次回の記事では、実際のカヌー旅の様子を詳しく書いていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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