年末年始のタイ旅行。クンユアムで第二次世界大戦関連の場所を巡った後、メーホンソーンへ戻りモーターバイクを借りて少し郊外にあるいくつかの場所へ訪れました。
今回は、首長族として知られるカヤン族(首長族・首長カレンとも呼ばれている)の村へ行った時のことを書こうと思います。
12/30 関空→バンコク(飛行機)
バンコク→チェンマイ(夜行バス)
1/2 チェンマイ→パーイ(バス)
1/4 パーイ→Wat Pa Tam Wua ワットパータムウア(ソンテウ)
1/8 ワットパータムウア→クンユアム(ソンテウ)
1/9 クンユアム→メーホンソーン(ソンテウ)
1/11 メーホンソーン→パーイ(ソンテウ)
1/13 パーイ→チェンマイ(バス)
1/15 チェンマイ→バンコク(夜行バス)
1/17 バンコク→福岡(飛行機)
CONTENTS
カヤン族とは
カヤン族は、東南アジア山間部に住む首を長く見せる風習で知られる人々。
ミャンマーではカヤー州とシャン州、タイではメーホンソーン県と北部の観光地化された民族村に暮らしています。生活様式がカレン系の民族と似ているため、カレン族、首長カレン族とも呼ばれることもあります。
※カレン族:タイ北部・西部からミャンマー東部・南部にかけて居住し、カレン系の言語を話す人々の総称。
彼らに関する研究はまだまだ少なく、その実態解明には至っていないようです。
私が訪れたカヤン村
メーホンソーン周辺にはカヤン村が点在しています。私が訪れたのは、メーホンソーンの街から南西に12kmほど離れた山の中にある村。メーホンソーンの街中でモーターバイクをレンタルし、比較的簡単に訪れることができました。地図で見たところ、ここが一番行きやすそうでした。
村の入り口には、このような木の像が。「ザ・観光地」という感じで多くのタイ人観光客がバスに乗って訪れていました。カヤンの人々の中には、首を長く見せる文化を「観光収入のため」と理解している人も多いそうです。
「To see Longneck」の看板に従い階段を降りていくと、首に首輪をつけた女性たちが土産物を売っていました。
腰に巻く布をどこかで買いたかったので、この方から購入。記念撮影に応じてもらえました。
顔にミャンマーでよく見る「タナカ」(日焼け止めのために顔に塗る白い粉)を塗っている・・・と思い聞いてみると、ここに住むカヤンの人々は30年ほど前にミャンマーから移り住んできたそう。
次のお店には、たくさんの土産物のモデルになっている女性が。
このかたがモデルになったマグネットを購入しました。
メーホンソーンの街で聞いた話
のちにメーホンソーンの街中で、地元の人から聞いた話・・・
カレン族(彼はおそらく首長族として知られるカヤンとカレン族を混同しているか同じものとして語っていました)は難民として政府やNGOの支援を受けており、衣食住は無料で提供されている。
一方メーホンソーンに昔から住んでいる人の中にはとても貧しく自宅に洗濯機や炊事場がない人もいる・・・。
政府は地元の人の暮らしを支援してはくれないのに、カレン族は政府の支援でリッチな生活を送っている・・・。
メーホンソーンの地元の人のことも、難民キャンプのこともあまり知らないから、何も言えないけれど、こう思っている人も一定数いることも事実。よりお互いの立場をより尊重できるように、相互理解を深める機会がもっとあれば・・・と感じました。
最後に
彼らを見ることのできるこのような場所は、確かに「人間動物園」のようで複雑な気持ちを巻き起こす場所ではありますが、私たちに新たな視点を持つきっかけを与えてくれるように感じます。
また、実はタイ北部にはカヤン以外にも複数のエスニックグループが住んでいます。Wat Pa Tam Wuaの目の前には中国村と呼ばれている場所もあったし、メーホンソーンの市場で出会った女性はミャンマーから越してきて農業を営んでいると言っていました。
ぜひこの地域を訪れて、その雰囲気を感じてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
ブログ村への投票や、SNSのフォローよろしくお願いします
Instagram:@azusa_1111_
ブログ村 :にほんブログ村