2024年4月中旬、2週間のアイスランド旅行へ行きました。アイスランドでは車を借り、「リングロード」と呼ばれる島を一周している国道を一周しました。
今回の記事では、4月のアイスランド旅行でどこに泊まったかをまとめていこうと思います。アイスランドは北極に近く、特に北部は4月でも雪が積もり寒い!元々「2週間キャンプする」予定だったのですが、無理でした(というか、寒さのせいかテントのポールが折れてキャンプは不可能に…)。キャンプサイト、ホステル、ゲストハウス、ホテル、アパートメントなど色々な場所に泊まったので、参考までに泊まった場所や心地よさ、4月時点での値段などまとめて行きます!
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CONTENTS
4月のアイスランド旅行について
4月のアイスランドではキャンプは可能?
結論:天候によっては、南であれば可能。
4月のアイスランド。南アイスランドは暖かくなってきている場所はあるものの、まだジャケット必須。北はめちゃくちゃ寒い。場所によっては北極か!?って感じのところもあります。
↓4月中旬の北アイスランド
そんな感じだったので、特に北部では4月でもオープンしているキャンプサイト自体少なく、テントでキャンプしている人は見かけませんでした。※キャンパーバンの人はたくさんいます
我々は1泊〜2泊目までキャンプにトライし、3泊目には寒さのせいかテントが壊れ、キャンプの続行は不可能に。そこからゲストハウスやホステル、ホテルなどに宿泊していました。
宿泊場所の予約は必要?
我々はアイスランド旅行1日目の時点で、一つも宿泊場所の予約を取っていませんでした。4月はまだオフシーズンのため、直前でBooking.com等で予約したり、予約なしで訪れても宿泊できる場合がほとんどだと思います。
ホテルによっては受付が無くオンライン上でチェックイン方法等を送ってもらうシステムだったり、ゲストハウスの場合はオーナーが「今日は予約がないからいいか」と何処かにお出かけしてしまったりしてしまう場合があるので、そこは注意が必要かも。
ただ、ハイシーズンの夏季(6〜8月)は状況が全く違ってくると思いますので、そこは事前に調べて訪れてくださいね。
宿泊場所選びの注意点
キャンプサイトは良いと思うのですが、ホステルやゲストハウスの中には「昔の老人ホームを改装した」とか「病院を改装した」みたいな物件がいくつかありました。気になる方は予約する際はレビューをある程度読んでから予約した方がいいかも。。
宿泊した場所 (1) キャンプサイト
Snorrastadir Farm Holidays :北西部
アイスランドに着いた1日目、テントでのキャンプにトライしました。レイキャビクの北、スナイフェルネス半島の付け根です。
すぐそばにある海からの風がものすごく、テントが飛ばされそうなくらい。風によって音も凄くて(まるで巨人がずっとテントをパンチしているような感じ)寒いしで全く眠れませんでした。翌朝外に出るとうっすら雪が積もっていました。ほんっとに過酷な一晩だった!
我々の他にテントでキャンプしている人はおらず、車中泊が一人、他はキャンパーバンでした。そりゃこの気候でキャンプは多くの人にとっては過酷すぎるよね・・・。
キャンプ場にはキッチン、ダイニング、トイレ、シャワールームと揃っており、建物の中はとても暖かく快適でした。
Snorrastadir Farm Holidays
- 通年オープンのキャンプ場。
- 2024年4月時点で1泊 4,000ISK
- 風がめちゃくちゃ強い
- レイキャビクから車で1時間半北
Lambeyri :北部 【おすすめ!!】
アイスランド北部の通年オープンしているキャンプ場です。4月中旬でも北部は雪が積もっているところが多かったのですが、この辺りは地形の影響か、暖かめ。風も少なくテントでキャンプできそう!・・・と思いきや、テントのポールが折れてしまいました。
ここにはキャビンもあったので、キャビンに泊まらせてもらうことになりました。
なんと言ってもこのキャンプ場の1番のポイントは、プール!地熱を使っていて、プールの水はずっと温かく保たれています。夜、プールに入りながらオーロラを見ることができました。
Lambeyri 【おすすめ!!】
- 通年オープンのキャンプ場。
- 1泊 5,000ISKほど
- キャビンもあり(キャビンの場合はもう少し高い)
- 温水プールあり
宿泊した場所 (2) ホステル
アイスランド、4月のホステルはキャンプ場より空いていて快適かつお得な値段でオススメです!
Akureyri Hostel :北部 【おすすめ!!】
アークレイリでは元々キャンプ場に泊まろうと思っていたのですが、値段や混雑具合から急遽ホステルに泊まることにしました。宿泊したのはアークレイリの市街地にある新しめのホステルで、なんと私たちともう1組くらいしか宿泊客がいませんでした。
ホステルといえばドミトリールームを思い浮かべる方が多いと思うのですが、ここは個室。シャワールームもキッチンもめちゃくちゃ清潔で新しく、、ここで1泊2名70カナダドル(7,000円くらい)でした!!!
近くにはディスカウント・グロサリーストア「BONUS」もあり自炊する方にもピッタリでした。ここは、本当に、おすすめ!
Akureyri Hostel【おすすめ!!】
- 改装したてで設備が新しく清潔
- 1泊 7,000ISKほど ※2024年4月時点
- 無人チェックイン
- 個室
Hostel Tehúsið :北部
北東部の街エイイルスタジル(Egilsstaðir)で宿泊したホステル。併設のキャンプ場はキャンパーバンの人たちで混み合っていましたが、ホステル利用者とキャンプ場利用者は使えるエリアが異なっており、混雑した感じを感じることはありませんでした。
ドミトリールームに泊まりましたが、やはりこの時期はオフシーズンのようで我々2人で一部屋丸々利用しました。キッチンは宿泊客が今後増えていくことを考えるとかなり狭めでしたがその他は快適でした。
エイイルスタジルは小さな町で、NettoというグロサリーストアやN1というガソリンスタンドも近く、何か必要な場合は徒歩で買いに行くことができます。
Hostel Tehúsið
- キャンプ場・レストラン/バー併設のホステル
- 1泊 10,000ISKほど ※2024年4月時点
- 「ザ・ホステル」って感じ。キッチン以外の設備は○
宿泊した場所 (3) ゲストハウス
Vestmannsvatn Guesthouse :北部【おすすめ!!】
北部ゴダフォスの近くにあるゲストハウスです。実はこの日は天気が悪く、ゴダフォスの先が通行止めになっていた+危険でこれ以上進むのを断念し、急遽Booking.comで見つけたこのゲストハウスを予約しました。
このゲストハウスは小さな湖の近くにあり、我々が泊まった時は湖が凍りついてその上に雪が積もり、一面の白。雪解けを待つカモたちがたくさんいました。
他の宿と同様、オフシーズンのため宿泊客は我々だけ。周りには何もなく、静かで、まるで別世界に来てしまったような雰囲気を味わうことができました。
我々が泊まったのは改装された棟で、広い部屋にはトイレ、シャワーも付いていてとても快適。別棟に行けば大きなキッチンもありました。
バスタブは冬季だからか掃除が行き届いておらず汚かったのですがそれ以外はかなり良かったです。
Vestmannsvatn Guesthouse【おすすめ!】
- 湖のほとりにあるゲストハウス
- 1泊 8,000ISKほど ※2024年4月時点
- 改装済みの別棟はまるでホテルのよう
- 注意:冬は雪の積もった舗装されていない道路を少し運転することになります
Héraðsskólinn Historic Guesthouse :南部ゴールデンサークル
ゴールデンサークルで1泊したゲストハウスです。廃校になった学校を改装したゲストハウス。外観からしてレトロで可愛い。
部屋はこんな感じ。可愛らしい個室です。
ドミトリーがあるにも関わらずキッチン設備が整っておらずちょっと不便でした。1泊以上はできないな〜という感じ。
早朝、火災報知器が誤作動して起こされるということもあり、ちょっとクリーピーだった。ゴールデンサークルの他の見どころからも少し離れており、この近くには観光客向けに作られた「フォンタナ」という温浴施設しかありません。寂れた観光地のはずれっていう感じで、ここに泊まらなきゃいけない理由はないかも。。
Héraðsskólinn Historic Guesthouse
- ゴールデンサークル内にあるゲストハウス※主な見どころからは少し遠い
- 1泊 10,000ISKほど ※2024年4月時点
- 廃校の学校をゲストハウスに改装した
- 1階にはレストランがあるが、宿泊客が使えるちゃんとしたキッチンがない/カトラリーや皿類もレストランに一言言って借りるしかない
- 廊下に飾られている昔の集合写真などがちょっと怖い
- 村には小さいグロサリーストアとフォンタナという温浴施設がある
宿泊した場所 (4) ホテル
Hotel Jökull :南部
南部の街Höfnにて、ゲストハウスとかホステルで良さそうなところが見つからなかったため、ホテルに宿泊しました。自炊したい我々に取ってはキッチン設備がなく不便でした。。ホテル自体古めの作りでした。
ちなみにホテル名の「Jökull」というのは氷河という意味で、ここから西に進むと大きな氷河のあるエリアがあります。部屋からも氷河が見えました。
Hotel Jökull
- 南岸の街Höfnの郊外にある
- 1泊 10,000ISKほど ※2024年4月時点
- 古めのホテル
- 宿泊客が利用できるキッチンは無し
宿泊した場所 (5) アパートメントホテル
Blue Mountain Apartments :レイキャビク 【おすすめ!!】
首都レイキャビクでは、郊外にあるアパートメントタイプのホテルに3泊しました。ダウンタウンに行くには公共交通機関か車を使わなければならない場所ですが、
- 駐車場の心配をする必要がない(ダウンタウンだと駐車場が限られる場合も)
- キッチンもあり自炊できる
- 住んでいるように泊まれる
という利点がありここを選びました。結果、ここに宿泊して本当によかった!ものすごく快適でした・・・
部屋はめちゃくちゃ広く、大きな窓からは夜オーロラがぼんやりと見えました。
近くにはディスカウント・グローサリーBONUSがあります+車を使えばどこでも気軽に行くことができます。
Blue Mountain Apartments【おすすめ!】
- 首都レイキャビクの郊外にある
- 1泊 10,000ISKほど ※2024年4月時点
- 新しめのアパートメント。とても清潔で綺麗
- 駐車場無料
宿泊した場所 (6) その他
Star light Holiday Pods :南部 【おすすめ!!】
南部、Skogafossの近くにあるキャンピング・ポッド。それぞれのポッドの中にはベッドがあり、キッチンやシャワールームは別の建物にまとまって入っています。
ホテルのように快適だけれど、キャンプのようなアウトドア気分が味わえるのがポイント。こういう宿泊施設、いろいろな国に増えてほしい!
ただ、キャンピング・ポッドの数に比べ共有エリアが小さめなので、もしハイ・シーズンで満室になったら結構ストレスなんじゃないかなあ・・・
4月は宿泊客も少なめでシャワーも好きな時間に浴びれるし、料理も好きなようにできたのでよかったです。
注意点として、レビューにも時々あるのですが、「管理会社に連絡がつかない」ということが挙げられます。普通は大丈夫なのですが何かあった時にちょっと困る場合があるかもしれません。
アイスランドには他にもキャンピング・ポッドがあるので、一度は泊まってみてほしい!と思います。
Star light Holiday Pods【おすすめ!】
-
- 快適だけどキャンプ気分が味わえる
- 1泊 100ISKほど ※2024年4月時点
- 新しめの宿泊施設
- スコガフォスや無料の公共プール等見どころに近い
おわりに
このように、アイスランドは物価が高い!というけれど、我々が旅した時期の宿の価格は北米よりもかなり安く、1名で10,000円前後で快適な場所に宿泊することができました。
実はローシーズンの場合は、キャンパーで旅するより小さい車でホステルやゲストハウスを転々とした方が快適な旅ができるかもしれません。アイスランドではその辺で自由にキャンプできないため、キャンパーバンの場合でもキャンプサイトに泊まらなければならず、地域によっては通年オープンのキャンプサイトを見つけるのが難しいんですよね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Youtubeにアイスランド旅をまとめた20分くらいのビデオを公開しております!よかったら見てみてくださいね。
レイキャビク近くの山Mount Esjaからのドローンショット