2024アイスランド旅

【アイスランド】6日目!北東部/ミーヴァトン湖/雪道でスタック

アイスランド6日目。アイスランド北東部は我々の2週間の旅の中でも最も自然の恐ろしさを感じたエリア。早くこのエリアから抜け出そうと必死にドライブを続けます。

途中で雪で車が動けなくなり、業者を呼ぶという体験も・・・。3万円ほど失いましたが、命に関わることではなくてよかった😩 今後同じくらいの時期(4月)に旅行される方の参考になれば嬉しいです。

スケジュール

この記事では6日目、北岸をさらに東へ東へ進み、最終的にEgilsstaðirという街に宿泊した日のことをまとめていきます。旅もだんだんと折り返しに近づいてきました。

4月10日 トロント→アイスランド (Icelandair)

〜〜〜

4月15日 北岸を東に進む Godafoss近くに滞在

4月16日 東に進む Egilsstaðir (東部の中心都市)に滞在

4月17日 南岸を西に進む Hofn滞在

4月18日 南岸を西へ進む Vik付近に滞在

4月19日 天然の温泉、滝トレッキング 前日と同じ場所に滞在

4月20日 ゴールデンサークル

4月21日〜24日 レイキャビク泊 観光・土産物購入

4月24日 夕方の便でトロントに帰る

出発

朝、目が覚めると雪は止み、道路状況も「通行可」になっていました。これを逃したら、また道が閉鎖されるかもしれない。先に進むことにしました。

ゲストハウスの朝

宿の目の前の湖は完全に凍っており、周囲ではカモたちが忍耐強く春を待っていました。
この静けさは、この場所でしか体験できなかったな・・・。

AZUSA
AZUSA
アイスランドは小さな島ですが、地域によって全く景色や聞こえる音、空気が異なるのに驚きました。

チェックアウトし、リングロードへ戻ります。ドライブ中、景色はずーーーーーーーっとこんな感じ。一面真っ白な平野が続き、所々に山があります。

こんな景色がずっと続く

晴れてくると、太陽光が雪に反射してめちゃくちゃ眩しい!サングラスがないと運転できない状態でした。アイスランドのオフシーズンはサングラス・日焼け止めが必須です。

この辺りの景色

同じような景色がずっと続く。

景色に変化がなく運転が怖い

無数のクレーターと湖 Mývatn湖

途中でMývatn(ミーヴァトン)湖に立ち寄りました。

この湖は火山湖。巨大なマリモやミジンコ、蚊、そしてそれらを餌とするたくさんの水鳥が有名で、自然保護区になっているそう。ちなみにミーヴァトンという名はアイスランド語で「蚊の湖」という意味なんだって。ギョエー。

湖はまだ凍っていました

湖は凍りついていてよく分からなかったけれど、周りにある幾つものクレーターは雪に覆われていても形が分かりました。

湖の周りのクレーター

このクレーターの上にハイキングロードが設置されています。この時期は雪に覆われ、お尻をついて滑り降りないと進めない場所もありました。

クレーターの地図 ハイキングすることができるよ

その横にはビジターセンターがあり、この湖のユニークな自然を知ることができます。

ビジターセンターの看板
マリモ

マリモって北海道のとある湖だけにいるのかと思っていたら、(小学校の時に流行ったキャラクター”マリモッコリ”のイメージ)日本には青森、富山、山梨、滋賀、そして日本以外だとヨーロッパ北部、ロシア、北米にも分布しているんですね。Wikipediaの「マリモ」ページにはこのミーヴァトン湖のことも少し書かれていました。

この湖の自然について解説されている
ビジターセンター

ビジターセンターの入場は無料。ただ景色を見ているだけでは分からない情報もたくさんあったので、この地域を訪れたら立ち寄ってみることをお勧めします。

近くにはゲストハウスやホテルなどもいくつかありました。

雪でスタック・業者を呼び余分な出費(泣)

この後、とある有名な洞窟に行こうとしてメインロードから少し外れたの細い道に入っていってしまったんです。それが運の尽き。雪がどんどん深くなっていったので、「これは無理だ、Uターンしよう」と思ったら後ろからも車が来て、うまくUターンできず・・・

スタックしてしまいました。

赤線の部分でスタックしました

スタックしたのは「Grjótagjá」という洞窟に向かう道。「860」のMyvatn湖側のエリアです。業者の人からは別方面から(「1」側から)ならアクセスできると言われました。

後ろの車の人たちと協力して色々と試しましたが、自力ではなんともならず、業者を呼ぶことになりました。

業者を待つ間、道のもう少し先に歩いていってみたら、自分達の他にもスタックした車がいました。やっぱり、この厳しい自然で外から来た観光客には色々起きてしまうよね。
結果3万円近くの出費になり、テンションはだだ下がりなのでした。この3万円でもっと別のことできたのに〜〜😭

こんなふうに動けなくなってしまいました

ショックな経験ではあった一方、なかなかできない体験ができて楽しい気持ちでもありました。業者の人(=地元の兄ちゃん)や他の観光客との交流があったりしてそれはそれで面白かった。

業者の車から出たロープをくくりつけて引っ張る

引っ張られて我々の車が動き出したら、ドイツから来たという女の子2人組と一緒に「おおおおー!」と叫ぶ。アイスランドまできて、なかなかできない経験なのでは?

もう大丈夫そう

余計な出費はあったけど、何か怪我したとか命に関わることではなくすぐ解決できたし、それは不幸中の幸いだったなあ、と思います。

雪道の運転について

除雪されているメインロードだったらいいのですが、少し脇にそれた細い道だと除雪作業が行き届いていないところもあります。

「これ以上進めない」と思ったらなるべく早めに引き返すのがポイントだなと思いました。

あとはこの道、Myvatn湖のビジターセンターの人に「昨日も観光客がスタックしたらしい」「あまりお勧めはしない」と言われていたんです。その助言に従って行動していたら、こんな事態にはならなかったな、と。

結構どんな道でも閉鎖されることはないアイスランド。どうなったとしても自己責任なところがあるので気をつけて。

Grjótagjá (ゲーム・オブ・スローンズの洞窟)

この洞窟までの道でスタックしてしまいました。
スタックした時に出会ったドイツ人の女の子は、ここに来たことがあって、本当に美しかったからもう一度来た、と言っていました。

Googleマップより。洞窟内の様子

「ゲーム・オブ・スローンズ」のとあるシーンがここで撮影されたらしく、多くの観光客が訪れるスポットになっています。メインロードから外れたところにあるので、雪が積もっている時などは運転に注意してくださいね。

Stóragjá (アクセスの良い方の洞窟)

行きたかった洞窟に行くのは諦めましたが、別の、アクセスの良い別の洞窟を訪れました。
この洞窟「Stóragjá」はメインロードのすぐ脇にあります。

洞窟への道

洞窟へ行くまでの道はまだまだ雪に覆われていて、整備されてはいましたが滑りやすくなっていました。こう言う時用に、雪道トレッキング用の靴にはめるアイテム(クランポン/アイゼン)を持っておくと安心ですね。

AZUSA
AZUSA
フィリップがクランポンって言うからなんだろ?って思って調べてみたらアイゼンのことみたい。クランポンは英語/フランス語、アイゼンはドイツ語での言い方らしく、アイスランドでの観光客向けの英語の看板には「Crampons」って書いてありました。日本では「アイゼン」の方が一般的ですよね。

この辺りの洞窟は中に水が張っていて、泳げるような感じになっているのですが、ビジターセンターの人に聞いたところ水から大腸菌?が検出されたらしく、現在は遊泳禁止になっているんだとか。

洞窟の奥にロープが続く

中に行くとこんな感じだそうです。Googleマップより。

Googleマップより。洞窟内の様子

ジオサーマルエリア

洞窟を後にし東へ少し進むと、大地からモクモクと煙が上がっているのが見えます。
この辺りはジオサーマルエリアで、地熱発電所や温泉などがあります。

地熱発電所

さらに進んで山道を下ると、さらに煙がモクモクしているエリアが!行ってみましょう

煙が上がっている

おおおーすごい

近くへ行くと、駐車場は有料でした。気にしない人は駐車場内に駐車していたけれど、お金を払いたくない人は駐車場のゲートの外側に駐車していました。

この辺りだけ雪がない

地熱のせいかこの辺りだけ雪は溶けていました。そのため地面はグチョグチョ。滑りやすくもあります。トレッキングシューズを履いていてよかった。

場所によってはものすごく硫黄の匂いが強かったです。

煙が上がる

煙が強く噴き上がっている場所の前ではたくさんの人が記念撮影をしていました。

恐怖 北極のような景色の中 東へと走る

ジオサーマルエリアを抜けると、あとは真っ白な山道をひたすら東へと走ります。

橋を渡る

橋を渡って少しすると、標高が上がり、山と山の間を走っているような感じになります。滑らかな白がずっとずっと続いていて、永遠に続くんじゃないかと思えるほど同じ景色が続きます。1日ドライブしていると、気が狂ってきそう。

2週間のアイスランド旅で最も恐怖を感じたセクションでした。

一面真っ白

ガソリンスタンドなんかも何十キロか見かけなかったので、注意が必要ですね。(我々が前回給油したのはアークレイリでした)

次の町まで51キロ ドライブを続ける

とても長く感じたドライブですが、やっと標高が少し下がり、人が住んでいるエリアに辿り着きました。今日の目的地、Egilsstaðirまで51km、あと少し。

このガソリンスタンドの駐車場で一息ついて、ドライブを続けます。

やっと人が住んでいるエリアにたどり着いた

ちなみにこのガソリンスタンドは安さを売りにしている「Orkan」というガソリンスタンド。ピンク色が目印です。

いくつも渓谷を越えていきます。

街のそばになると、標高も下がり雪も減り、だんだんと平地になってきます。湖に山が反射してとても美しい。

次の街はもうすぐ

またこれまでの街とは景色が異なります。

街の手前に流れる川

案内板を見ると、ついについに、南へ続く道が表示されていました。ついにアイスランド東部に到着、ここからの道は安心なはず。

アイスランド東部に着いたよ

東部の中心 Egilsstaðir(エイイルスタジル)で宿泊

Egilsstaðirはアイスランド東部の街で、人口2,500人(2020年)ほどの小さな街です。アイスランドを一周している「リングロード」のちょうど中間地点にあたります。

首都レイキャビクから700kmほど離れた場所にあるため空路で移動するのが一般的なようなのですが(雪で道は通行止めにもなるしね)、この街で唯一のキャンプサイトでは多くの人を目にしました。

AZUSA
AZUSA
みんな、頑張ってアイスランド一周してるんだな・・・自然の厳しい地帯にあるため、ここまで来ると仲間意識のようなものが生まれる(勝手に)😭

東アイスランドには他にもフィヨルドの奥に小さな村々がたくさんあり、季節が良ければ巡ってみるのも良さそうです。

ホステルの看板

この日宿泊するのはこちらのホステル「Tehúsið」。キャンプ場と隣り合っており、カフェ・バーも併設されています。

ホステルには人が少なく、我々の部屋はベッドが6台もあるのに貸切状態。コモンエリアにはアンティーク風の家具が配置されていて、心地のいい雰囲気でした。

アークレイリのホステルよりは「ホステル」という感じで、この度でホステルが人生初のフィリップは「監獄みたい」と言っていて、あまり好きじゃなかったみたい。。

キャンプ場はたくさんのキャンパーが停まっていて、キャンプ場に泊まっている人たちが使えるコモンエリアは人でいっぱいでした。

AZUSA
AZUSA
どうしてもオフシーズンは特定の通年営業のキャンプ場に人が集中してしまうようでした

この街についてからは特にやることもなく、スーパーも早めに閉まってしまいました。ガソリンスタンド「N1」に併設されているコンビニエンスストアは開いていたのですが、信じられないほど値段が高いんですよね。

キッチンで簡単なものを作り、早めに就寝しました。

おわりに:6日目のルート

この日は前日と異なり200km以上ドライブしました。一面真っ白で山がちで、リングロードの中で最も恐怖を感じたエリアでした。

AZUSA
AZUSA
スタックはしたけれど、他には何もなく、このエリアを無事抜けることができてよかった・・・

次回からはついに南岸へ進みます。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

Youtube goldenhuntadventures チャンネルではアイスランド旅のビデオを公開しています!まだまだ試行錯誤中ですが、見ていただけると嬉しいです。

Instagram:@azusa_1111_ /@goldenhuntadventures
Youtube    : https://www.youtube.com/@goldenhuntadventures9930
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