こんにちは、AZUSAです。4月中旬、2週間かけてアイスランドを巡る旅をしてきました。
アイスランドを一周するにあたり、使うことのできる交通手段は、車かバスの2択。この旅ではレンタカーを借り、自由にいろいろな場所を訪れました。
今回の記事では、レンタカーを借りるにあたり気をつけたこと、探し方、レンタカー会社のレビュー、実際に使ってみてどうだったか、等まとめていこうと思います。
今後アイスランドに行かれる方に参考にしていただけたら嬉しいです。何か疑問があったらいつでもメールやインスタのDMで気軽に質問いただけたらと思います○
CONTENTS
レンタカーでのアイスランド旅
今回の旅を通して、アイスランド旅行者にとってレンタカーはとてもメジャーな旅行手段だと感じました。毎年アイスランドの人口(なんとたったの38.2万人)を上回る観光客が訪れているため、場所によってはすれ違う車はレンタカーばかり。
そのため、観光客向けのレンタカー会社は多く、借りられるレンタカーの種類もとても多いです。メリットとしては、行き先や旅の目的に応じ、適した種類のレンタカーを借りることができること。デメリットとしては、初めて行く人にとっては選ぶのが大変。。
ここから、色々調べた中で我々がどう決めていったのか、ご紹介していきます。
レンタカーの種類
レンタカーの種類は大きく分けて以下3つ。
- キャンパーバン
特に家族連れの旅行客に多い印象でした。キャンプサイトで電源に繋ぐことができればとても快適に夜を過ごすことができます。
メリット :大人数で快適に過ごすことができる
デメリット:レンタカー代が高い、ガソリン代が高い、宿泊先が限られる(キャンプサイト※アイスランドではその辺で自由にキャンプすることが禁止されています) - 4×4、ジープ
キャンパーバンではないレンタカーで、4×4のもの。アイスランドでは舗装されていない道や季節によっては雪が積もっている場所などもあるので、4×4のほうが安心です。
メリット :少人数の旅行には適している
デメリット:車の中での寝泊まりには適さない - エコノミーカー
4×4ではない一般車。レイキャビクの近郊や、ゴールデンサークル、舗装されている道のみ通行予定の場合はこちらでも良さそう。
メリット :少人数の旅行かつ舗装されている道路にはこれで十分
デメリット:通行できる道路が限られている
我々は4×4のレンタカーを借り、2週間で島を一周しました。その中でも最安の小さめの車、そしてオートマだったので、雪が多い場所では少し大きめの車やマニュアルの車に比べて不利に感じました。(一回スタックして、業者を呼びました・・・)そのほかは大丈夫、無事に2週間の旅行を終えることができました。
次項からは詳しく、どこで検索して何を借りたのか、いくらかかったのか・・・をご紹介していこうと思います。
アイスランド レンタカー検索サイトNorthbound.is

私が利用した「Northbound.is」というサイトでは、複数のレンタカー会社を跨いで車種(エコノミー、4×4、ミニバン、キャンパーバン等)、AT/MT、デポジットは必要かどうかなどフィルターをかけて検索することができます。
予約する際に、このサイトから予約〜プレミアム保険への加入〜支払いまでまとめて行うことができたので、かなり楽でした。
このサイトで「4×4」「AT」「価格が安い」「ケフラヴィク国際空港からの送迎あり」ものを絞っていった結果、「Icerental 4×4」というレンタカー会社で「SUZUKI VIRATA」をレンタルすることになりました。
4月中旬のアイスランド旅では雪道、一部氷や雪が残った道も運転することになりましたが、無事に2週間を終えることができました。
レンタカー代合計:ISK 169,303 = JPY 191,689
内訳
・レンタカー代 SUZUKI VITARA ×2 weeks = ISK 73,303 (JPY 83,000)
・保険代 ISK 96,000 (JPY 108,693)
レンタカー代、保険代を含めると2週間で20万円近くで借りることができました。安いものを選んだとはいえ、高い。しかも追加でガソリン代1リットル300円がかかります(2024年春現在)。アイスランド旅行、お金がかかります・・・。


Icerental 4×4のレビューは記事の最後の方にまとめています。
レンタカーを選ぶにあたり気にした項目
我々がレンタカーを選ぶにあたり、気にした項目は以下。
- 4×4であるか
- オートマ車であるか
- 距離によって料金が加算されない
- 運転手の追加が無料
- 空港からの送迎サービスがある
レンタカー会社によっては、走行距離によって料金が加算されたり、運転手を1名追加する度に料金が発生するものもあります。4月中旬のアイスランドドライブに耐えられるスペック+最低限の料金に抑えたかったので、これらを重視してレンタカー選びをしました。
保険について
法律によって、アイスランドのすべてのレンタカーは、基本の保険に加入することが義務付けられています。下の画像の左側、「Basic Insurance」がそれに当たり、盗難、衝突ダメージ、第三者に危害をあたえた場合の保険が含まれます。
右側にプラチナム保険に追加料金で加入するか、かなり悩みました。保険代だけでレンタカー代を超えてしまうので。。。でも万が一のことを考えて、加入することを決意。もしかすると、他にお得にできる手段があったのかもしれないけれど、我々はもう調べるのに疲れて来て、Northbound.isの予約画面から一緒に保険にも入ることに決めました。

アイスランドでのリスク
特に我々が怖いなーと思っていたのが、石や砂、火山灰による車へのダメージ。
アイスランドでは風がとても強く、その風によって石や砂が飛んでくると車に傷がつきます。また火山活動が活発なエリアでは、火山灰によって車が傷付くリスクも・・・
そんな記事を読んで、それが保証される「プラチナム保険」に追加料金を支払って入ることにしました。
プラチナム保険への加入は必要だったか?
結果、アイスランドを2週間旅して、プラチナム保険の恩恵を受けることはありませんでした。
実はプラチナム保険と言っても、我々のレンタカー会社では以下のような場合はカバーされませんでした。
- 動物との衝突
- 強風によって車のドアが逆方向に開いてしまった時の損害(これはかなり怖かった・・・場所によっては、風が予想以上に強かったです)
- スタックした時のロードアシスタンス費用
- 川を渡るなどして車が水に浸かって故障してしまった際の費用
ちなみに我々、雪道でスタックしてしまったのですが、プラチナム保険ではその牽引代はカバーされず、3万円近くロードサービスに自腹で払いました。
というわけでその恩恵を授かることのなかったプラチナム保険ですが、運転中の心の平安にはつながったかな、と思います。
あくまで私個人の意見ですが、レイキャビク近郊のみの移動やゴールデンサークルなどレイキャビク側の南岸を移動するのみならプラチナム保険は必要ないんじゃないかな、と思いました。無舗装の道はあまりないし、4月中旬でも道はクリアで運転しやすかったし、風もそんなに強くなかったので。
ただ、雪道や一部凍っている道、舗装されていない道を多く使う可能性のある方は追加料金でプラスの保険に入ることを検討したほうがいいかもしれません。
レンタル開始当日の流れ
レンタル当日は、レンタカー会社「Icerental 4×4」との直接のやり取りになります。
レンタカー会社のオフィスまで、空港から歩いて行くには遠いため、レンタル開始日/返却日にはレンタカー会社の送迎があります。
ここで一つハプニングが勃発。なんと、レンタル開始日を1日早く予約してしまっていたのです!(トロント出発が4月10日の夜、現地到着が4月11日の朝だったのですがそれに気が付かなかった・・・)到着してからそれに気がつき、レンタカー会社に電話。レンタカー会社の人は親切に対応してくれ、無事に車を借りることができました;
それでは、レンタル開始日/終了日の流れをご紹介していきます。
開始日(1) 空港に迎えが来る
我々がケフラヴィク国際空港に到着し、制限エリアの外に出た時にはまだレンタカー会社の人の迎えは来ていませんでした。
見ていたところ、1グループごとに送迎するのではなく、複数のグループをまとめて大型のバンで送迎するスタイルのよう。
制限エリアの外に出て30分くらいで迎えが来て、計3グループが同じ車に乗り込み、レンタカー会社のオフィスに向かいました。
我々はこれよりも前にレンタカー会社に1日前スタートで予約してしまっていたことを電話で伝えていたのですが、送迎担当の人にはそれが伝わっておらず、予約画面を見せ、送迎担当の人がオフィスに電話し確認をとっていました。
開始日(2) レンタカー会社のオフィスで手続き、レンタル開始


私は予約時に、一部料金前払い、残りは現地払いの設定にしていました。その通り、オフィスでお金を支払い(カード支払い可)、アイスランドを車で旅するにあたり注意すべき点の説明を受け、車を受け取りました。
終了日
レンタル終了日は、自分で設定した時間までに車をオフィスに持っていきます(※基本はガソリン満タンの状態で返却)。返却時に車にダメージはないかレンタカー会社の人が確認したら、手続きは終了。レンタカー会社の人が空港まで送り届けてくれました。
Icerental 4×4を使ってみて
今回我々が利用したレンタカー会社、Icerental 4×4。
車をレンタルして少し経って、窓がスムーズに開閉できないことやドアのギャップから風が入ってくることなど色々と問題が発覚し何度か電話やメールでやり取りをしましたが、とても誠実にしてもらえ、とても良い会社だと感じました。
そもそも車自体古いもので、たくさんの旅行者に使われ走行距離もものすごいことになっていました。アイスランドを何周したのだろうか・・・。
本当に完璧な状態の車を借りたい!という方は、レンタカーを予約の際に年式を確認できるので、新しめのものを選ぶと良いかもしれませんね。
アイスランドドライブにおいて注意すべき点
有料トンネル ※北に行く場合
アイスランドをドライブするにあたり、レンタカー会社から説明を受けることがいくつかあります。その一つが、有料トンネルについて。
アイスランド北部の街、アキュレリの東側の有料トンネルは、通行24時間前〜24時間後までの間にネット上で料金を支払う仕組みになっています。料金は3.5トン未満の普通車でISK 1,990= JPY 2,151。

こんなに高いのですが、4月中旬は迂回路の山道が雪で通れず、このトンネルを使うしかありませんでした。夏は迂回路をゆっくり景色を見ながら走るのも良さそうです。
このトンネルを通行した際のことはまた別の記事にまとめていきます。
有料パーキング
レイキャビクやアキュレリなど大きな街のダウンタウンや観光地には有料パーキングがあります。アプリやWebサイトから支払う必要があるので注意が必要です。
観光地のパーキングは必要な場所は支払い手順に沿って支払いましょう。
その他:交通ルールの違いや天候
- 右側走行・左ハンドル
アイスランドは基本右側を走り、左ハンドル。日本とは逆、カナダとは同じです。そのため日本でしか運転したことのない私にとっては慣れが必要でした。
- ランダバウト
Roundaboutと呼ばれる車が回転しながら目的の方向に曲がる交差点がたくさんあります。これまで経験したことのなかった私は、どこで減速すべきなのか!?とか、何に注意すればいいのか!?とかよくわからず最初怖かった・・・

- 強風
アイスランドはとにかく風がものすごい!風に煽られて、車のドアが逆方向に開いてしまう!なんてこともあります。この損害代は我々の入っている保険には含まれなかったので、時々ドキッとすることがありました;手でしっかり押さえていれば防げるので、レンタカーを借りている間は注意するようにしましょう。
終わりに
アイスランドでのレンタカーを使った旅。ツアーやバスでの旅では見ることのできない美しく壮大な景色を沢山見ることができて、本当にこのような旅ができてよかったなと思っています。
色々注意すべき点はありますが、なんでも恐れてたら始まらないし、その場に行ったらあとは運転を続けるだけ・・・道端に動かなくなった車が放置してあったり、北極のような景色の中運転を続けてなんか気がおかしくなりそうになったり(また記事にまとめていきます)と色々怖い。。。と思うことは色々ありましたが、なんとか切り抜け旅を終えることができました。
4月中旬はまだ少しシーズンには早くて、危険な箇所もありましたが、雪がアイスランド全体で溶けて道路がクリアになれば、もっとドライブ旅もしやすくなるんじゃないかと思います。
これからアイスランドを旅したい、と考えている方の参考に少しでもなれば嬉しいです😊
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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