2024アイスランド旅

【アイスランド旅】2日目!スナイフェルス半島/アザラシ/滝/山

極寒の中テントで眠れない夜を過ごし、朝起きてみると雪がうっすらと積もっていました。朝食は昨日スーパーで買ったパンといちごジャム。準備を終えるとすぐに、スナイフェルス半島へ向けドライブを開始しました。

前回の記事はこちら

スケジュール

この記事ではアイスランドに到着して2日目、スナイフェルス半島を巡った際のことをまとめていきます。

4月10日 トロント→アイスランド (Icelandair)

4月11日 朝 アイスランド ケフラヴィク国際空港へ到着
・レンタカーを借りる
・ブルーラグーン
・北へ歩みを進める

4月12日 スナイフェルス半島

4月13日 北岸を東に進む アークレイリ手前に滞在

〜〜〜

4月24日 夕方の便でトロントに帰る

スナイフェルス半島について

スナイフェルス半島の景色

スナイフェルス半島はアイスランドの西海岸に90kmほど伸びる半島です。半島の中央部には山が連なっており、氷河や溶岩によって形作られた地形、海岸の断崖絶壁など自然の景観が有名です。レイキャビクからも近めで、ツアーでも訪れることが可能です。

出発早々トラブル?レンタカーが何かおかしい!

昨晩は寒さと暴風の中テント泊をしました。全然眠れなくて朝から疲労感がすごかった・・・。今日は運転は相方に任せ、スナイフェルネス半島へ向かいます。

運転を初めて早々、窓から外の風が入ってきていることに気が付きます。
レンタカー会社に電話して確認すると、おそらくこれまでに強風のためドアが逆側に全オープンしてしまったことがあり、その損傷でドアと車体の間に隙間ができてしまっているとのこと。

AZUSA
AZUSA
ドアが逆側に開いてしまうことについて、最初は「そんなことあるか?」と半信半疑だったのですが、この物凄い暴風を経験してみると納得です。プラチナム保険に入っていてもこの損傷はカバーされないということで、注意が必要でした

また、窓の開閉が上手くできないトラブルもあり、フィリップが電話で強く苦情を言うと、返却時のガソリン満タンを免除してもらえました。

AZUSA
AZUSA
相場より安い価格で古いモデルの車を借りるか、新しい車を借りるか、(我々は古いモデルのものを借りました)この辺りの安心感が変わってきそうです

レンタカーで自力で旅をする際には、何かあったらすぐに電話できる手段を持っておいた方がいいと思いました。我々はこの時と、雪道でスタックした際、電話できる手段を持っておいたことでスムーズに解決することができました。

私はネットのみの環境での通話や国際電話は楽天Viberというアプリを使っています!

アイスランド旅や、カナダにいて日本の固定電話に電話をかけなければならない時に重宝しました。

雪が積もってくる・風はずっとものすごく強い

昨晩宿泊していたキャンプ場から見えたスナイフェルス半島は、雲に覆われていました。これはかなり雪が積もっているのでは・・・と思っていたのですが、やはり積雪と海から吹いてくる暴風が物凄かったです。

この日は「54」→半島の先まで続く道を通って半島を巡っていましたが、「54」の途中で山道を通って半島の北側に抜ける道は積雪で通行止めになっていました。

AZUSA
AZUSA
天気と道路状況のチェックは4月中旬のアイスランドをドライブする上で欠かせませんでした

野生のアザラシを見る!Ytri Tunga

そのまま半島の西に向けドライブしていると、車が多く停まっている駐車場を発見しました。急いでいるわけでもないし、寄ってみよう、ということに。ビーチには雪が積もり、雪と砂が層をつくっていました。

駐車場の近くのビーチ
砂→雪→砂と層になっている

歩いていると、人が集まっている場所を発見。皆何かを見ている。なんだろう・・・
行ってみると、なんとたくさんのアザラシが岩場に寝そべっているのを発見!

たくさんのアザラシ
AZUSA
AZUSA
野生のアザラシを見るのは初めてで、2人とも大興奮でした!

実はここ、年間を通してアザラシを見ることのできるスポットとして有名だそう。確かに、物凄い波の外海と比べ穏やかで、かつ外敵のいないこのエリアはアザラシにとってくつろぎスポットなのでしょう。

アザラシを見るには海水や藻で滑りやすい岩場を歩く必要があるので、滑りにくい靴で行くのがおすすめです。

Bjarnarfoss

アイスランド語で「foss」は「滝」を意味します。アイスランドには本当にたくさんの滝があるのですが、この日初めに通りがかった滝がこのBjarnarfoss。

Bjarnarfoss

4月中旬というのにまだ雪に覆われています。滝の近くまでは歩道が整備されていたのですが、踏み固められてカチカチになった雪に覆われており、上の写真に見える橋の向こう側には行きませんでした。

滝から流れる水はそのまますぐそばにある海に注いでいます。

滝からみた海方面

Bjarnarfossには無料の駐車場があり、そこから滝に向け歩道が伸びています。

スナイフェルス山が近くに迫る

みなさん、ジョージ・ヴェルヌという作家をご存じでしょうか。「八十日間世界一周」や「海底2万マイル」などを書いたSFの父としても知られています。

彼の著作の中で、1864年に書かれた「地底旅行」は映画「センター・オブ・ジ・アース」の原作としても知られているのですが、なんとその「地底旅行」の舞台はここ、アイスランドのスナイフェルス山。小説の中では、メインキャラクターである教授とその甥、そして案内人がこの山の火口から地下に入り、地底世界を冒険していきます。

私は光文社のこのバージョンを読みました!Kindle Unimitedで読めるのでぜひ!

そのスナイフェルス山がこちら

スナイフェルス山

半島の西端にあり、西に向けドライブしていくとだんだんと姿を現します。

AZUSA
AZUSA
ルート1を外れスナイフェルス半島へ向かった大きな目的は地底旅行の舞台であるこの山を見ることでした。来ることができてよかった!

Lóndrangar View Point

さらにドライブして半島の西端に進むと、凄い景色の連続です。
このビューポイントからは、断崖絶壁と不思議な形の岩々を見ることができます。

物凄い風と、踏み固められてツルツル滑る雪。滑って転んで暴風に吹き飛ばされてどこかに飛ばされてしまいそう、そんな恐怖がありました(笑)

LondrangarView Point
LondrangarView Point

断崖はカモメたちの家になっています。

カモメがたくさん
海岸線が続く

海岸線には、断崖が続きます。この海の先にはグリーンランドがあります。

断崖

滑って転んでしまったらこの下に落ちてしまうかも・・・なんて想像が止まりませんでした。怖かった。

スナイフェルス半島の自然や歴史を知る!ビジター・センター

さらに西に進むと、灯台とビジターセンターがありました。

ビジターセンター近くの灯台

ビジターセンターには小さな博物館があり、この地域の自然や歴史、人がどのように生き抜いてきたか、といった情報を知ることができます。

小説家ヴェルヌについての情報

アイスランドでは、氷河には神秘的なパワーがあると信じられているそう。それはキリスト教以前の古代の信仰にまで遡るそうです。

氷河の持つパワーについて
このような船を使って漁をしていた
漁について

ほとんどの魚は干し魚にされ、島中に張り巡らされた交易ルートで色々な場所に運ばれたそうです。そのルートの目印である高く積まれた石は、今でも目にすることができます。

島中に張り巡らされたストック・フィッシュの交易ルート
この地域の自然について
野生動物

興味深かったのがコチラ。アイスランドのファンタスティック・ビースト。土産物屋さんに本も売られていました。ツノのある熊やネズミのような魚など。

想像上の動物

ビジター・センターは営業時間を確認の上訪れてくださいね。我々の訪れた際は16時半には閉まっていました。

ビジターセンター方面から見たスナイフェルス山 虹がかかっていました

初めての給油

その後、ランチの後は半島の北側へと進みます。

初めての給油は、小さな町の「N1」というガソリンスタンドで行いました。

N1 (ガソリンスタンド)
N1はアイスランド全土にあるガソリンスタンド。レンタカー会社によっては割引が効くかもしれないので、情報をチェックしてみてください。

支払いはカードでタップがメインですが、現金で払いたい場合は建物の中に行きカウンターで給油場所を開けてもらい、その後給油分を払います。

場所によっては現金支払いを受け付けていない場所もありました。

アイスランドはガソリンがとても高く、我々が訪れた2024円4月はなんと1リットルあたり300円を超えていました。

AZUSA
AZUSA
調べてみると、アイスランドは香港に次いでガソリンが高いそうです…カナダの倍くらいするので本当に驚きました
ガソリンスタンド

Svöðufoss

その後、いい感じの滝を見つけ、近くまで見に行ってみることに。

遊歩道が整備されていて車椅子等でもアクセス可能

滝は氷に覆われていましたが、4月中旬、だんだんと溶け始めていました。雪の下を川が流れており、道を踏み外すと川に落ちてしまいそう。

Svöðufoss

滝の脇の岩を見ると、柱のような形をしています。このような構造は火山岩によく見られるよう。

変な形の岩

ゲーム・オブ・スローンズに出てきた帽子型の山

その後東に車を走らせ、もう一つ印象的な形の山を見ることができました。それがこの山、Kirkjufell。実はゲーム・オブ・スローンズのシーズン6と7に「やじりのような形をした山」として登場したそうです。

Kirkjufell

この特徴的な山以外、周りに見るものはありませんでした。山の目の前には有料の駐車場がありますが、停めなくても道から写真を撮ることができました。

この辺りは写真でもわかるように積雪量が半島の南側に比べ多く、見かける観光客も少なかったです。こちら側にはいくつか小さな街もあり、なかにはホステルなどの宿泊施設のある街もありました。

泊まる場所を探して

さて、夕方になりだんだんと暗くなってきたのですが、なかなか泊まる場所(キャンプサイト)が見つかりません。それも納得で、まだまだ雪深いのでこの周辺のほとんどのキャンプサイトがまだ冬季休業中だったのです。

AZUSA
AZUSA
一つダメもとで行ってみたキャンプサイトはまだ雪に覆われていて休業中でした。次のキャンプサイトまでは結構長い距離を走らなければなりません・・・

アイスランドでは、キャンプサイト以外でのキャンプは10年ほど前に禁止されています。ほとんどの土地が誰かのものなので、「どこかその辺」でキャンプすることはほぼ不可能です。

冬には休業しているキャンプサイトも多いため、時期とエリアによってはキャンプサイトを見つけるのが困難です。

考えた結果、「ゲストハウスをやっている農家の庭にキャンプしてもいいか聞いてみよう」、ということでダメもとでとある農家の扉を叩きました。

実はここで今働いている女性はオーナーではなく、オーナーが不在の間動物の世話をする、という仕事をしている人でした。オーナーに連絡を取ってもらい、泊まらせてもらえることになり・・・本当に感謝です。

農家の牛たち

ここで、アイスランド中を移動しながら農家で働いている女性、マリアに出会いました。動物たちの触れ合いや素晴らしい景色も含め、かけがえのない体験になりました。

この場所での滞在については次の記事で書くことにします。

終わりに 2日目のルート

1日目に宿泊した農場キャンプ場から半島の西端へ向かい、その後半島の北岸を東に向かい、2日目の宿泊先であるファームハウスまで165kmほどの道のりでした。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

Youtube goldenhuntadventures チャンネルではアイスランド旅のビデオを公開しています!一緒に旅行に行ったカナダ人パートナーフィリップと。

Instagram:@azusa_1111_ /@goldenhuntadventures
Youtube    : https://www.youtube.com/@goldenhuntadventures9930
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