猫を連れてカナダから帰国した時のことをまとめています。
猫の準備・書類の準備に半年以上かかり、誰が「答え合わせ」してくれるわけではないので、「何か不備があってティガーが係留処置になってしまったらどうしよう」とか、根拠のない不安でストレスが多かったです。そんなストレスを少しでも和らげることができたらなと思ってブログをまとめています。
この記事では渡航直前に必要な手続きについてまとめていきます。10日前〜準備が可能になるということで不安でしたが、これまで手順を踏んでやってきていれば大丈夫。あとは経験豊かな動物病院や政府の機関の方が協力してくれるはずです。

手続きの流れ
今回の記事では、(6)輸出前検査、輸出国の証明書取得についてまとめていきます。
※この手続きは渡航の直前(10日前〜)に可能
【手順、参考までに我々のスケジュール感】
- マイクロチップの埋め込み ー1月18日
- 狂犬病予防注射(1回目) ー1月18日
- 狂犬病予防注射(2回目) ー4月1日
- 狂犬病抗体検査 ー4月1日採血
- 事前届出 ー8月22日
- 輸出前検査、輸出国の証明書取得 ー10月8日、9日
※輸入10日前以降 - 到着後の輸入検査 ー10月15日
両機関に電話で予約を取る
我々は渡航の1ヶ月前くらいに、電話で動物病院・CFIAにアポイントメントを取りました。訪れる順番は、動物病院→CFIAです。
※動物病院で指定の書類を埋めてもらい、それをCFIAで確認して問題なければスタンプをもらうため
- CFIA: Canadian Food Inspection Agency 動物を海外に輸出する際は、動物病院+この機関から書類にサインをもらう必要があります。
- 動物病院はOKでも、CFIAで書類に不備が見つかると再度動物病院を訪れなければならない・・・ということもあり得るので、時間とスケジュールには少し余裕を持たせておいた方がいいと感じました。
動物病院での健康状態のチェック
動物病院では猫の健康診断の後、日本政府のフォームへの情報の記入とサインをしてもらいました。問題なく、1時間もかからずにこの日は終了しました。
使用したフォームについて
Form AC というものを使用しました。空港の動物検疫所からメールで送られてくる他、Webサイトからもダウンロードできます。Webサイトはこちら
※このフォームの内容に不備があると、最大180日間空港に係留される・または入国できないことになるので細心の注意が必要です。
CFIA (Canadian Food Inspection Agency)
動物病院を訪問した翌日、MarkhamのCFIAを訪れました。
予約していた時間にオフィスを訪れて、必要な書類を見せ、内容を確認してもらいます。職員の方は本当に詳細に書類を確認してくれ、動物病院側の記入内容の間違いが発覚。また、念の為、追加で補助的な書類があった方がいい、というアドバイスももらいました。
- 狂犬病の抗体検査を行ったラボの名前が異なる
(カンザス州の病院ではなく、トロントの病院の名前が書いてあった)
→書類の訂正 - 「マイクロチップを読み込んで確認した日」ではなく「マイクロチップを埋め込んだ日付」の記載が必要
→書類の訂正 - マイクロチップの埋め込みについての証拠を100%示せるものがないため、補助的な書類があると良いかも。
→獣医のレター
どの国の動物検疫所も「マイクロチップが埋め込まれた日付」「マイクロチップの番号」を一番気にするそう。ここが間違っていると、厄介なことになるようです。
この後動物病院に戻ってフォームを書き直してもらい、さらに追加のレターを書いてもらいました。申し訳ない・・・!と思ったけれど、動物を他の国に連れて行く時はこういうもの、と快く対応していただけました。
修正したフォーム・その他の書類を改めてCFIAのオフィスに持っていき、念入りに確認の上サイン・スタンプを押してもらい、無事に日本へ猫を連れて行けることになりました。

CFIAもそうですが、日本の動物検疫所もメールすればチェックしてくれます!ここまできたらいろいろな専門機関を頼りましょう!
動物検疫所からのメール
動物病院に行ったのと同じくらいのタイミングで、動物検疫所からも書類についての案内が送られてきました。
- 書類の準備は進んでいるか
- 多い間違い
←われわれの動物病院であったのと同じ間違いでした! - 不備があった場合係留検査/変装になるため、念入りに準備すること・動物検疫にも事前にメールすること
- 修正液や消せるボールペンなどを使用しないこと
というような内容でした。
1日にどのくらいのペットが海外から日本にやってくるのかはわかりませんが、忙しい中一つ一つの案件を見ていてくれているんだな、と安心感がありました。
まとめ
色々心配だしストレスだけれど、ここが最後の正念場。これまでの準備をきちんとして、書類も集まっていれば特に怖がる必要はありませんでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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