これまで2つの記事で猫を連れてカナダから日本に帰国することについてまとめました。
この記事では最終段階、飛行機の搭乗と日本入国についてまとめます。
われわれが今回利用したのは、エアカナダ トロント ピアソン空港から東京 羽田空港までの直行便。14時間というとても長いフライトなので、猫にはとてもストレスがかかったと思うけれど、最後まで耐えてくれて本当にありがとう!
※エアカナダでは、猫・子犬の場合は手荷物として客室に持ち込むことが可能
今後動物を連れて移動する方の参考になれば嬉しいです。
心配だったこと- キャリーのサイズ
我々が心配だったのは、主に以下の2点でした。
- フライト時間
- キャリーのサイズ
特に、キャリーのサイズは乗る飛行機やクラスによって細かく違っているうえ、電話口で間違った情報を伝えられることもあり、とても心配でした。
そして、今回搭乗する飛行機の指定のキャリーのサイズが、大きめの猫であるティガーにとっては小さすぎることが判明!ということで、少し大きめの拡張できるキャリーを使うことに決めました。何か言われた時用に、そのサイズに合う小さめのキャリーも持っていきました。
使ったのはベーシックなこのようなキャリー。われわれが使ったのは側面片方を拡張できるタイプのものでした。
※少し規定のサイズより大きかったのですが、チェックイン時にサイズを測られることはありませんでした。

チェックイン手続き
猫を連れてのチェックインはカウンターに行って行う必要があります。
心配していたキャリーのサイズですが、ピアソン空港では特にメジャーで測られることはありませんでした。
それよりも問題だったのは、受託手荷物の重さと手荷物の数。規定の重さを上回ってしまい、中身を整理&手荷物に加えるなどして、猫も連れて、手荷物もパンッパンで移動が大変でした汗
猫は「手荷物1つ」としてカウントされます。なので、猫を機内に持ち込む場合、手荷物はキャリーに入った猫1つ+自分の貴重品が入った小さいバッグの計2つに絞られます。
猫の小物も持っていく必要があるので、自分の荷物はほぼゼロにしておいた方が良さそうです。(われわれは色々持ちすぎて、この後のセキュリティで大変でした)
時間はかかりましたが、無事チェックインし、次にセキュリティに向かいます。

セキュリティ
セキュリティでは、猫をキャリーから出してX線に通す必要があります。
ティガーにとってはここでももちろんストレスが大きかったのか、ティガーはすぐにキャリーに戻りました。なので、ティガーにとっては空港でどこかに脱走する!みたいな心配はあまりしなくても良さそうでした。
【猫砂について】
なんと、X線検査に猫砂が引っかかりました。
これまで全く知らなかったのですが、猫砂を飛行機に持ち込める重量が「350g」と決まっていて、その場で捨てることになりました;;
※航空会社/空港によっては、全く猫砂を持ち込めない場合もあるようです
結局、慣れない環境ということもありティガーは東京の宿に着くまでトイレは使いませんでした(計16、17時間以上)。
トイレシート等持っていくと安心かなと思います。
ペットエリアについて
空港によっては、ペットをキャリーの外に出すことのできるエリアがあります。ピアソン空港にもありました。
犬はそういうところで外に出してもらって、うんちしたりしていたけど・・・。
猫は関係ないかな・・・と思いました。(逆にとても怖がっていました)
飛行機に搭乗!
飛行機の中では、前の座席の下にキャリーを常に入れておく必要があります。
インスタグラムなどで猫が座席に座っている動画を見かけたこともあるのですが、エアカナダではNG。時々ジッパーの隙間からおやつをあげたり、撫でたりして14時間過ごしました。

われわれの使ったキャリーは少しオーバーサイズだったため、ぎゅっと押さえないと前座席の下に入りませんでした。
案外他の人もペットが乗っているなんて気づいていないようで、無事フライトを終えることができました。
日本に入国 (羽田空港)
入国検査を終えると、バゲージクレームのエリアで動物検疫所の職員の方が待機してくれていました。ティガーと我々の名前が書かれた大きなボードを持ってくれていたので、迷うことなく動物検疫所まで行くことができました。
羽田空港の場合、動物検疫所は、入国検査を出てバゲージクレームエリア向かって左手にあります。
動物検疫所の方々はティガーに可愛い、可愛い、と言ってとてもフレンドリーに接していただきました。なんの根拠もなくとっても緊張していたのですが、これによって緊張がほぐれました。
まず書類のチェック、その後別室でティガーのマイクロチップを読み取り、書類に書かれた情報と読み取ったマイクロチップが合致しているかを確かめます。
検査は思った以上に早く済み、「所定の手続きを行なった」という証明のタグをキャリーに貼り付けてもらい、証明書をもらい、無事に空港の外に出ることができました。
タグは空港の外に出たら廃棄してOKですが、証明書はペットの情報の証明になるので、ペット書類の中に入れて無くさないようにしましょう。
われわれは(というか私は)必要以上にビビっていたのですが、これまできちんと準備をしてきた方は大丈夫!
ただ、書類に書かれたマイクロチップ情報と実際に読み取った情報が異なっているとかなり問題のようなので、書類を準備する際は細心の注意を払いましょう。
これからペットと一緒に飛行機に乗る方へのアドバイス
今回の反省を活かして、次回またペットと一緒に飛行機に乗る場合、こんなことに気をつけようという点をまとめます。
- 受託手荷物をもう一つ購入して、なるべく手荷物を減らす
- 猫砂(持込み可能な量)とトイレシート両方持っていく
- ペットキャリーのサイズを飛行機を予約する前にチェックし、可能ならなるべく大きめの飛行機を選ぶ
- いつも小荷物で旅行に行くので、「帰国」を侮っていました。大荷物になることを予想して受託手荷物の数を調整しておく必要があると反省しました。ペットを連れていると手荷物が少ない方が安心です。
- 猫砂の量に規定があるなんて知らず、猫砂を捨てることになってしまいました。ペットシートの持参は(自分達の安心のためにも)マストだなと感じました。
- 他にペットにとってより良い選択肢があれば、比較して買いたいですよね。
→エアカナダの場合、ウェブサイトから調べられます。
また、前提として「すべての航空会社が手荷物としてペットを客室に入れること」を許可しているわけではありません。受託手荷物扱いになったり、そもそも手荷物としても受託手荷物としても動物の搭乗ができなかったりと様々です。
傾向としては、欧米の航空会社:ペットフレンドリー、アジアの航空会社:ペットにフレンドリーではない というのが見られると言われています。
また、最近安くカナダと日本を結んでいる!と話題のZipairなどはそもそも動物を運ぶことができないなど、航空会社にも縛りがあるのでまず最初にそこから調べることをオススメします。
おわりに

空港の外に出て、母と合流。母には事前に猫砂を買っておいてもらいました。
今回利用したのは、京急の「六郷土手」という駅の近くにあるペットフレンドリーなAirbnb「イヌネコヒルズ 六郷土手」。空港にも品川駅にもアクセスが良く、満足でした。
部屋につき、早速ポータブルトイレに猫砂を入れると、ティガーはすぐトイレをしていました。がんばったね・・・。
そんな感じで、飛行機での移動、しかも長時間にもなるとペットにはかなり負担がかかるので、正直もうしたくありません。が、「ペットを連れて移動することも可能なんだ」と分かり、もし今後またカナダに行くことがあれば、今回の反省を活かして、ティガーにとってもわれわれにとってもより快適な環境づくりをしようと思います。
これからペットを連れて飛行機に乗られる方の参考になれば嬉しいです。また、「自分の時はこうだった」という体験談があれば、教えていただけると嬉しいです。今後の参考になります。
それでは!
【カナダ→日本 ペットを連れて帰国】
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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