7月中旬、日本から母がトロントにやってきました。ダウンタウン散策、アルゴンキン・パークでのキャンプなどを経て最終日に訪れたのがナイアガラの滝。
今回は車で訪れ、近辺の歴史的に重要なエリアも訪問しました。この記事では、訪れた場所や食べたもの、この辺りの歴史などご紹介していこうと思います。
CONTENTS
はじめに：ナイアガラの滝周辺の歴史
ナイアガラの滝周辺には歴史的に重要なスポットがたくさんあります。この辺りはアメリカとの国境にとても近く、アメリカのとカナダ(当時はまだイギリスの植民地でした)の間の戦争の前線でした。また、当時からアメリカ側からの移民が多く住んでいたエリアだそうです。
そのため、ナイアガラの滝周辺の町や史跡には、歴史を感じることのできる場所がたくさんあります。また家々を観察してみると、家の前にカナダの国旗ではなくイギリスの国旗っぽい旗がかかっていたりします。このような人々はロイヤリストと呼ばれるイギリス王家に忠誠心のある人々。当時まだイギリス植民地だったカナダには、アメリカから多くのロイヤリストが移住してきた歴史があるそう。
というように、このエリアはトロントにいるとあまり感じられない、イギリス植民地時代のカナダを感じることができるエリアです。歴史好きな人にはぜひ行ってみて欲しい！
歴史訪問 ナイアガラ・オン・ザ・レイク
ナイアガラの滝の北側、オンタリオ湖とナイアガラ川に面する場所に「ナイアガラ・オン・ザ・レイク」という小さな街があります。
昔、この辺りは「アッパー・カナダ」と呼ばれるイギリスの植民地でした(1791年〜1842年)。その最初の総督官邸が置かれた場所で、19世紀に建てられた建物が多く残っています。街の中心は古い街並みがとても可愛らしく、ぶらぶらと散策するのも楽しそうです。
フォート・ジョージの戦いの史跡
ナイアガラ川とオンタリオ湖の境目であるこの場所で1813年にアメリカ・イギリス間の戦いが起きました。このフォート・ジョージは当時、イギリス植民地、アッパー・カナダの最も西にある砦で、以前にアメリカに奪われたフォート・ナイアガラを取り返すための戦いだったそう。
Battlefield of Fort George National Historic Siteよりナイアガラ・オン・ザ・レイクにはいくつか史跡が残っていました。下の写真はその戦いについての記念碑。
記念碑が建っていましたここでは、昔の要塞跡を見ることができます。
フォート・ジョージ跡
フォート・ジョージ跡我々は外からしか見なかったのですが、中に入ると当時の服装をしたスタッフの解説があったりと楽しみうことができるようです。
道路を挟んで向こう側にはナイアガラ川を見渡せる場所がありました。向こうに見えるのはアメリカ。泳いで渡って行けそうな距離です。
ナイアガラ川
透き通っている
Brock’s Monument
こちらでは同じ1813年に起きたクイーンストン・ハイツの戦いについての記念碑を見ることができます。この戦いでブロック少尉という方が亡くなったそうで、その戦いを讃えた記念碑です。
Brock’s Monumentこの記念碑の周りは大きな公園になっており、ピクニックなどを楽しんでいる人たちもいました。駐車場代が有料なのでそれだけ注意が必要です。
19世紀初頭、アメリカ・イギリス(アッパー・カナダ)間で起きた戦いでは、先住民の人々もアッパー・カナダに加わってアメリカと戦いました。それを記念するモニュメントもこの公園で見ることができます。
ナイアガラ川を見下ろす クイーンストン・ハイツ
ブロックさんの記念碑の近くに長めの良い場所がありました。ナイアガラ川を見下ろすことができます。幅広い川と、滝の影響か流れが普通の川と違うのが見てわかります。
ナイアガラ川が見える良い眺めの場所ここでは1812年にクイーンストン・ハイツの戦いが起きました。前に紹介したブロック少尉の記念碑はこの戦いに関するものです。
絶景！ホワイト・ウォーター
駐車場から少し歩くのですが、ナイアガラ川を至近距離で見ることのできる場所があります。「ホワイト・ウォーター」という名の通り、滝によってできた白い泡が渦巻いてここにしかない景観を形作っています。
ホワイト・ウォーター渓谷にはケーブルカーが架かっており、観光客のアクティビティの一つになっています。
訪れた日はとても暑く、しかもここまでのトレッキングロードは上り下りが激しくとても汗をかきました。歩きやすい靴と水分を忘れずに！
川を渡るケーブルカーに乗るアクティビティはこちら↓
ナイアガラの滝
駐車場探し
色々寄って、お昼頃、ついにナイアガラの滝に到着です！
7月下旬はハイシーズンで、この時間には一番便利な場所にある駐車場はもう一杯になっていました。観光中あまり歩きたくない・・・という方は、なるべく早く来ることをお勧めします。
結局我々が駐車したのは水力発電所の近くでした。
車を停め滝の方に歩いていると、向こうのほうに滝から上がる水飛沫が見えました。川のこの辺りには難破船が横たわっています。川の流れが強いため、年々少しずつ移動しているそう。
駐車場から歩いてる時の景色ちなみに駐車場は有料、料金はなんと1日30ドルくらいします。
機械で払ってもいいし、Web上で払うことも可能です。
ナイアガラの滝
滝は去年訪れた5月末よりもさらに水量が増えているように見えました。ものすごい水飛沫で、滝壺が見えないくらい。歩道を歩いていてもびしょ濡れになります。
この日はツアーには参加しませんでしたが、歩いてナイアガラの滝を見たり、土産物を物色したりととても楽しむことができました。
去年ツアーに参加した時のことはこちら↓
昼食 Rainforest Cafe
この日お昼ご飯を食べに訪れたのは、クリフトン・ヒルにある「Rainforest Cafe」という熱帯雨林がテーマのレストラン。
レストランの中は森のような雰囲気で、私たちの席の近くには象が。嵐がやってくると鼻や耳が揺れるパフォーマンスをします。
Rainforest Cafe詳しく覚えていないのですが・・・ハンバーガー1つ頼んでも一つ3,000円超えとかなり値段が高かったです。でもアミューズメント性や、店員さんのサービスもバッチリでとても大満足なランチになりました。
ちなみに、ベジタリアンメニューはいくつかありましたがそんなに豊富ではなかったです。
クリフトン・ヒルを散策
ランチの後はクリフトン・ヒルを散策し、土産物ショッピングをしました。
お化け屋敷、観覧車、ゴーカートなどたくさんのアトラクションがここに集結しているので、過ごそうと思えば何時間でも過ごせそう。
クリフトン・ヒルの様子こんな大規模な立体的なゴーカートもありました！
立体ゴーカート7月下旬、蒸し蒸しはしていないけど太陽光がとても強く暑い中何時間も歩いたので帰りはクタクタ。5時ごろにナイアガラの滝を後にしました。
終わりに
ナイアガラの滝は「滝を見る」というよりもアトラクションが多く、時間と予算に余裕があれば1泊して楽しむのもアリ。また、周辺には歴史的なスポットもたくさん。歴史好きの方にもおすすめできるスポットです。
アトラクションを色々と楽しんでもいいし、滝を見ながら歩いても楽しめるナイアガラの滝、トロント周辺に来たら絶対に訪れるべきスポット！ぜひ行ってみてくださいねー！
最後に！カナダ土産について
私の母はナイアガラの滝の土産物屋でカナダ土産を購入しました。特にメープルクッキーなどの食べ物は、日本に帰って食べてみると期待以下のクオリティ/内容量だったそうです。
アルゴンキン・パークでめちゃくちゃ美味しいメープルクッキーを食べたのですが、その時買っておけばよかった・・・と後悔。
おそらく土産物土産物しすぎているものはあまりクオリティがよくないので、可能であれば外国人観光客が少なそうな場所で買った方が良いかも・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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母と一緒に行ったアルゴンキン州立公園のビデオはこちら↓
動画撮影&編集楽しい！のですがまだまだやり方模索中&本当は使いたいけどちゃんとしたソフトはまだ未購入で色々と雑なところがあります。これからもっと色々整えてYoutubeの方も頑張るぞー！
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