こんにちは!AZUSAです。昨年ニューヨークに行った際にミュージカル「Wicked」を観たことをきっかけに、ミュージカルやショーを見る文化にさらに興味が湧き、トロントでもいくつかの劇場を訪れました。
今回はその中でも「Book of Mormon」というものすごく面白いミュージカルを観に行った時のことを書いていこうと思います。こちらのジョークって何がありで何がタブーなのかさらによくわからなくなったミュージカルでした(笑)
ミュージカル The Book of Mormonとは

概要
ミュージカル Book of Mormonとは、アニメ「サウスパーク」の制作者によって作られたミュージカル。
「モルモン」とはアメリカで生まれた新興宗教で、アメリカの総人口の2%ほどの信徒を抱えています。その「モルモン教」を風刺した内容になっています。
モルモン教について
キリスト教から派生した新しい宗教の一つ(※定義は人によって分かれており、キリスト教の一つに分類している人もいる)で、1830年にアメリカで誕生しました。キリスト教の聖書のほか、「モルモン書」という独自の聖典を持っています。
本部はアメリカ ユタ州のソルトレイクシティにあり、ユタ州では人口の約6割がモルモン教徒だそう。
現在は「モルモン教」と呼ばず、日本名:末日聖徒イエス・キリスト教会 英語名:The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints(通称LDS)と呼びます。
ストーリー
ストーリーは、ユタ州のモルモン教会本部から始まります。
そこで宣教師としての教育を受けていた若者たちは、一人前になったのちは世界各地に赴任し宣教活動を行うのですが・・・
主人公はフロリダのオーランド(ディズニーワールドがあるところ)を希望していたところ、なんとアフリカ ウガンダに赴任が決まってしまいます。それもちょっとおバカなところがあるもう一人とペアで。
ウガンダに行くと、さまざまな困難な状況により住人たちは「神様なんてクソくらえ」と現地語で口に出します。ウガンダにも教会があるのですが、宣教に失敗している状況・・・
そんな中、主人公の目の前で現地人が銃に撃たれ、ショックを受けた主人公はアメリカに帰ってオーランドへの赴任希望を出すことを決意。
実は一人の女の子がモルモン教の教義に希望を持ち、もう一人のおバカなところのある宣教師に頼んで住人たちの前で講義を行なってもらいます。その宣教師はSFなどのストーリーを織り交ぜながら、でっち上げながら話すのですが・・・
ここでダースベイダーとかヨーダが出てきて面白かった(笑)
その後、住人たちは洗礼を受け、ウガンダ支部はアフリカの中でも随一の大成功を収めます。
主人公は悪夢を見たのち、ウガンダ支部で頑張っていくことを決意。
ウガンダ支部が大成功を収めたのち、モルモン教のトップがウガンダ支部に訪れます。その際住人たちはでっち上げのストーリーに基づいて演劇を行います。カエルとセックスするとか・・・なんとか・・・。
ですがそれをみたトップは「これはモルモン教ではない」とウガンダ支部の解散を通達。
しかしいろいろあって宣教師たちはそこに残って活動を続けることに。
・・・というようなストーリーでした。所々にサウスパークにも見られるネタ(キリスト)とか下ネタが満載で、個人的には、ぴっちりした半袖シャツに黒ネクタイを締めた宣教師の男性たちが面白おかしく歌って踊っている姿自体が面白くて、、100%言っていることが理解できなくてもとても楽しめました。
劇場について〜Princess of Wales Theater

今回訪れたのは、ダウンタウンのKing Streetにある「Princess of Wales Theatre」。2,000席を備えた劇場で、1993年にオープンしました。


この日は平日の夜の公演。満席なんじゃないかと思うほどの大盛況で、笑い声が飛び交っていました。
場所は地下鉄Line1 St.Andrew駅から歩いてすぐ。
おわりに
ミュージカルといえば感動的な美しいストーリーで・・・というイメージだったのですが(というかこれまでWickedしか見たことない)、その固定観念を覆されたミュージカルでした。
劇場は笑いに包まれ、最後は大喝采で終了。内容も北米ならではというか。アメリカの開拓時代やソルトレイクシティ、そしてこちらの人種や宗教についてのジョーク。(何がタブーで何がそうでないのかよくわからん・・・きっときちんと理解の上でできていればいいのか?)まだまだ理解できないことがたくさんありますが。。
あと半年くらいいようと思うので、こちらの文化をより深耕できたらいいなあ・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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