2024 猫を連れて帰国

【カナダ→日本】猫を連れて帰国(1)手続きの流れ、基礎知識

1年半滞在したカナダから、カナダ人のボーイフレンドと猫1匹を連れて帰国することになりました。ペットを日本に輸入するには、何ヶ月もかけて猫自身の準備と書類の準備が必要で、なかなか大変でした。

AZUSA
AZUSA
周りに聞ける人もいないし、マニュアル通りに進めているはずではあるけれど、不安だったんですよね・・・

なので、今回は、これからペットを連れて帰国する、という方に向けて、まずは手続きの流れや基礎知識などをまとめていこうと思います。

手続きの流れ

手続きの流れはこんな感じ。参考までに、項目の横に我々の実施した日付も記載します。

各工程間の待機期間などを加味して計算すると、1回目の狂犬病予防注射〜日本到着まで少なくとも210日(7ヶ月)かかることになります。

  1. マイクロチップの埋め込み ー1月18日
  2. 狂犬病予防注射(1回目) ー1月18日
    ※2回目の狂犬病注射までは30日間以上の期間が必要
  3. 狂犬病予防注射(2回目) ー4月1日
  4. 狂犬病抗体検査 ー4月1日採血
    ※抗体検査から日本到着まで180日以上の待機期間が必要
  5. 事前届出 ー8月22日
  6. 輸出前検査、輸出国の証明書取得 ー10月8日、9日
  7. 到着後の輸入検査 ー10月15日

その他、航空券を購入したら航空会社に電話してペットを客室に持ち込むことを伝える、などがあります。われわれの場合、航空券の購入は「狂犬病抗体検査の結果が届いてから」行いました。

航空券を買うとき (エアカナダの場合)

エアカナダでは、プラス100ドルでペットを客室に手荷物として持っていくことができます(小型犬・猫など前座席の下に収まるサイズ)。ペットが搭乗できる座席は限られているため、早めの購入をおすすめします。

  1. 通常と同じようにチケットを購入
  2. エアカナダに電話をかけ、ペットを持ち込むことを伝え、席を確保してもらう
  3. 100ドルの支払いが確認できたら確定

この電話の際に、キャリーのサイズについても教えてくれます。

  • ペットを手荷物として客室に持ち込む際は、キャリーに入れ、前の座席の下に入れておく必要があります。
  • キャリーの最大サイズは飛行機の種類によって変わってくるので、注意が必要です。エアカナダのWebサイトで確認できるので、事前に調べて、もし選べるのであれば広めの空間のある機種を選ぶといいかもしれません。

※航空会社によって、ペットを客席に持ち込めるか否かが変わってきますので、航空券を買う前に必ずチェックしましょう。

基礎知識

最初に、私が最初につまずいた知識をご紹介しようと思います。これを知っているだけで、動物検疫所のマニュアルを見るのが少し楽になるかも?

詳細は政府の「動物検疫所」を確認してくださいね!

国による手続きの違い〜指定地域・指定地域以外

犬・猫の輸入の場合、国は「指定地域」と「指定地域以外」に分けられており、どちらに当てはまるかによって手続きが異なります。

次のように、ほとんどの国が「指定地域以外」に当てはまります。

  • 指定地域
    アイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、ハワイ、グアム
  • 指定地域以外
    指定地域以外の全ての国・地域

今回我々はカナダから猫を輸入しますので、「指定地域以外」の方の手続きになります。

輸入できる空港

犬の場合は輸入できる空港が限定されているようです。海外からの場合、まずは主要な空港に到着するかと思うので大丈夫だとは思いますが、航空券を購入する前に、動物検疫所の情報を今一度確認しましょう。

係留について

日本では条件を満たしており証明書に不備が無い場合、係留検査はありません。ただ、何か不備があったりした場合は最大180日間の係留や返送が必要になる場合もあるようです。

狂犬病の抗体検査について

2度目の狂犬病ワクチン接種の後、採血して抗体検査をする必要があります。

抗体検査は、日本政府指定のラボで行う必要があり、なんとカナダには1つも指定のラボがなかったため、アメリカのカンザス州まで送ることになりました。

有難いことに病院側がクール便での輸送などすべて手配してくれたのでわれわれは特に心配することはありませんでしたが、輸送コストもかかるし、ちょっと信じられない気持ちでした。

指定のラボがどこにあるかは、動物検疫所のWebサイトで確認することができます。


次回からは、われわれの経験を交えそれぞれの段階で具体的に何をしたか、どんなことに困ったか、など詳しめにまとめていこうと思います。

また、何か質問等あれば、私の経験内にはなりますが、アドバイスできるかもしれないので、メールやSNSのDMなどで気軽にメッセージいただけたらと思います。


2024年夏、トロントにやってきた母を連れてアルゴンキン州立公園にキャンプに行きました。よかったらYoutubeも見てみてくださいね。

インスタグラムでは、われわれ(私、フィリップ、ティガー)が日本に来てからの日々の暮らしを発信しています!よかったら覗いてみてください
@goldenhuntadventures

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