2024 猫を連れて帰国

【カナダ→日本】猫を連れて帰国(2)ワクチン|マイクロチップ|抗体検査|事前届出

1年半ほど滞在したカナダ トロントから猫を連れて日本に帰ることになりました。今回の記事では、約半年くらい前から行う必要のある、「猫側の準備」ーワクチンやマイクロチップ、抗体検査などーについてまとめていきます。

最初は用語にも慣れず、周りに経験者もいないため「これでいいのかな」とずっと不安でした。この記事によって、同じような経験をされている方の不安が少しでも解消されますように。

はじめに〜手続きの流れ

今回の記事では、(1)マイクロチップの埋め込み〜(5)事前届出についてまとめていきます。

  1. マイクロチップの埋め込み ー1月18日
  2. 狂犬病予防注射(1回目) ー1月18日
    ※2回目の狂犬病注射までは30日間以上の期間が必要
  3. 狂犬病予防注射(2回目) ー4月1日
  4. 狂犬病抗体検査 ー4月1日採血
    ※抗体検査から日本到着まで180日以上の待機期間が必要
  5. 事前届出 ー8月22日
  6. 輸出前検査、輸出国の証明書取得 ー10月8日、9日
  7. 到着後の輸入検査 ー10月15日

※注意※
各工程間の待機期間などを加味して計算すると、1回目の狂犬病予防注射〜日本到着まで少なくとも210日(7ヶ月)の期間が必要です!!

マイクロチップ埋め込み・狂犬病予防注射(1回目)

手続きの第一ステップは、マイクロチップの埋め込み。こちらと第一回の狂犬病予防注射は同日可能です。※マイクロチップの埋め込みは狂犬病予防注射の前に行う必要があります

動物病院には日本にペットを連れて行くこと、手順が書いてある書類をこの段階から共有し、順々に必要な手続きを行っていきました。

AZUSA
AZUSA
コロナ前には、海外にペットを連れていく人も多かったんだとか。そのため経験のある獣医さんもいて、協力的で、信頼できる動物病院でした。ここにしてよかった。

【この時点で気になったこと】

  • マイクロチップは日本政府が認可しているものなのか?
    動物検疫所のマニュアルによれば、マイクロチップは「ISO基準」のものと指定がありました。ティガーに埋め込まれたマイクロチップはその基準を満たしたものでした。

【後から気になったこと】

  • 狂犬病ワクチンについてもいくつか種類があるようでした。一体ティガーに打たれたワクチンはどの種類のワクチンで、それは日本政府が認可しているものなのか?というのが後で気になりました。
    →結果問題なかった(VANGUARDという会社の不活性ワクチン)のですが、気になるようなら獣医さんに話してみるべきだと思います。

狂犬病予防注射(2回目)・採血

1回目の予防注射から30日以上空けて2回目の予防注射、狂犬病の抗体検査のための採血を行いました。

ここで注意が必要。というのも・・・カナダには日本渡航のための狂犬病抗体検査を行っている日本政府認可のラボがなく、なんとアメリカのカンザス州にある大学病院まで送らなければならなかったのです。

日本政府指定の検査施設の情報はこちら:https://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/lab.html

幸運なことに、動物病院はこういう手続きはお手のもの。書類を見せて、ここまで送らなきゃいけないということを伝えると、採血後すぐに送ってくれました。

検査の結果は1ヶ月も経たないうちに来て、無事必要な抗体値をクリア。これでやっと、日本行きのためのファーストステップに立てました。

  • 採血日から日本到着までは最短180日空ける必要があります

【カンザス州のラボに血液を送付し検査してもらったことについて】

ラボ名:Kansas State Veterinary Diagnostic Laboratory (カンザス州立大学狂犬病研究所)

Webサイト:https://ksvdl.org/laboratories/rabies-laboratory/favn-test/

カンザス州のラボのWebサイトからフォームを入手し、必要な情報をこちらで記載し送付、ラボにも記載してもらいました。

結果はまず動物病院に知らされ、その後郵送で書類が届きます。

【航空券購入のタイミング】

われわれは抗体検査の結果が出た後購入しました。(最短で可能な渡航日は採血日から180日後で計算)必要な抗体値をクリアしたことで、やっと「日本に行く」というのが現実味を帯びてきました。

事前届出

日本到着の40日前までに、到着先の空港の動物検疫にメールで必要情報を送ります。

Webサイトにフォームがあるため、狂犬病ワクチンの種類や接種日、マイクロチップの番号などこれまでに揃っている情報を自分で入力していきました。

AZUSA
AZUSA
私は自力で済ませたのですが、気になるようであれば動物病院に確認したほうが良いかもしれません

受理されると、動物検疫所から「届出受理書」がメールされてきます。この届出受理所は日本入国の際重要な書類になるため、間違いがないかキッチリ確認しましょう。

  • 日本到着日の40日前までに届け出る必要があります。
  • 動物検疫所から送られてくる「届出受理書」の内容も念の為隅々まで確認しましょう。私の場合、一度間違った内容のもの(ペットの性別や種類などが間違っていた)が送られてきたので、注意が必要です!

次回の記事では、渡航直前の準備についてまとめていきます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!
日本帰国後、1ヶ月半ほど愛媛のみかん農家で住み込みバイトをしていました。
そのほか色々と旅をしているので、Youtubeチャンネルもぜひ見ていただけたら嬉しいです。

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