こんにちは、AZUSAです。
6月はPride Month!カナダ トロントでは街の至る所でレインボーの旗が掲げられているほか、企業のロゴがレインボーになっていたり、レインボーの商品が売られていたり…と、社会全体でPride Monthが祝われています。
これまで日本で見たことがあったレインボーフラッグの他に、レインボーフラッグの左側に別の色が付け足されているものを見かけたり、そもそもなぜ6月がPride Monthなのか…?など色々疑問が湧いてきたので、勉強も兼ねて調べてまとめてみようと思います。
Pride Monthとは

Pride Monthとは、LGBTのプライドを記念する月のことで、一般的に6月に開催されます。伝統的に、この期間はパレードやプロテスト、ドラァグパフォーマンスなどさまざまなイベントが開催されます。
Pride Monthの起源は1969年6月28日未明に遡ります。この日、ニューヨークにあったゲイバー「ストーンウォール・イン」でクィアの人々と警察の間で暴動が起こりました。
この暴動はクィアの人々の権利を要求する運動になり、アメリカ全州やヨーロッパ、カナダ、オーストラリアなどにも広まっていったそう。
翌年にストーンウォール1周年を記念してニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴで最初のプライドパレードが開かれ、現在に至るそう。
参考)PRIDE JAPAN LGBTQ用語解説 ストーンウォール事件https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/glossary/sa/1.html
レインボーフラッグの意味

さて、Pride Monthがなぜ6月なのかはわかりましたが、レインボーフラッグはどこからきたのでしょうか?
レインボーフラッグは、1978年にGilbert Bakerというアーティストによって作られました。このレインボーフラッグ、実はそれぞれの色に意味が込められているんです(知らなかった…!)。
- 赤 :life (生命)
- オレンジ:healing (癒し)
- 黄色 :sunlight (太陽)
- 緑 :nature (自然)
- 青 :harmony (調和)
- 紫 :spirit (精神)
ベイカーがレインボーフラッグを作った年の11月末に自身を同性愛者と公表していたサンフランシスコ市会議員、ハーヴェイ・ミルクが暗殺されたことで、レインボーフラッグの需要は高まり、その後も色々な事件・イベントを経て世界に広まっていきました。
アップデートされたレインボーフラッグ
トロントの街中を歩いていて一般的に見かけるのがこのレインボーフラッグ。
2018年にグラフィックデザイナーのダニエル・クエーサーによってデザインされたそう。

元々のレインボーフラッグの左側に、黒、茶色、水色、ピンク、白が追加されています。それぞれの色の意味としては、
- 黒・茶色:people of colour (有色人種 非白人の人々)
- 白・水色・ピンク:Trans community (トランスの人々)
を表しています。
また、新しく付け加えられた部分が矢印のように左から右を指しているのは、「LGBTQ+コミュニティの前進」という意味が込められているそうです。
その他のフラッグ
現在進行形で、多様な性のあり方が定義され、社会から認められてきています。例えば、LGBTQ2+(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニング、2スピリット)や2SLGBTQIA+(2スピリット、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア/クエスチョニング、インターセックス、アセクシャル、+その他の多様な性のあり方)など。
それにあわせ、それぞれの性のあり方を表す色々な旗のデザインが発明されています。

2スピリット(two-spirit)とは
北アメリカの先住民族の人々によって使われる第3の性を指す言葉。1990年にtwo-spiritという言葉が作られ、近年ではより広く受け入れられるようになってきたようです。
新しく性のあり方が定義されることで、色々な人が自分のあり方を肯定的に見ることができるようになったら、とてもいいな、と思います。
おすすめYoutube
カナダ バンクーバー在住のYoutuber、J.J. McCulloughさんの動画がレインボーフラッグを理解するのにとても役立ったので、載せておきます。J.J. McCulloughさんは他にも興味深いトピックの動画をいくつもアップしていて、とてもおすすめです!(英語の勉強にも良い)
最後に
カナダでPride Monthを過ごしていて、本当に多様な性のあり方が認められている・・・というか、普通なんだな、というのがとても興味深いです。ゲイ・レズビアンのカップルを見かけるのはしょっちゅうだし(というか、普通だし)、トランスの人もときどき見かけます。うーん、この多様性、とっても不思議。
なぜカナダではこうなっているのか、なぜ日本ではそうなのか、
ここに来たからこそ見えてくるものがあると思うので、観察と学びを続けていきたいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
ブログ村への投票や、SNSのフォローよろしくお願いします
Instagram:@azusa_1111_
Twitter :@azusatraveler
ブログ村 :にほんブログ村