2018年秋、北海道の函館近くの農家にボラバイトへ行って来ました。
※ボラバイトについての記事はこちら
途中、台風が函館を直撃。
畑がぬかるんで収穫ができなくなり、出荷作業も半日休みになりました。
幸い、出荷作業が休みになったお昼頃には雨は止み、晴れて来ました。
そこで、函館観光へ行くことに。
今回は、事前リサーチ全く無しでの弾丸函館観光レポートです!
いざ、函館へ!
台風のせいで、出荷作業のバイトは11時半ごろに終了。
少し遠くまで歩いて、何か美味しいものでも食べるか〜と思い、お母さんに、「この辺で美味しいお店ってありますか?」と聞くと、「ラッピが有名」とのこと。
「ラッキーピエロ」というレストランで、函館観光の番組で必ず紹介されるご当地B級グルメを扱っているらしい。気になる・・・。
お母さんは「函館に行って、金森倉庫の横にラッピがあるから、そこで海を見ながらご飯を食べたらいいんじゃない?」と勧めてくれました。
そこで、弾丸で函館へ行くことに!
バイト先からはバスでも函館に行けるけど、どうせなら電車に乗ってみたい。
ということで、JR函館本線で函館駅へ行くことに!台風で風強いけど運行になってたりしないよね?
まずは最寄りのJR七飯駅まで30分かけて歩きました。
自動改札がなくICカードの使えない駅です。
駅の中に入ると、台風のため函館本線が運休している、との掲示が。乗ろうと思っていた電車も運休しているっぽい。
でも、駅で電車を待っている人がちらほら。
なんでだろう?とちょっと待っていると、函館までの別の電車がやって来て、「改札を始めます」とのアナウンスが。こっちの電車って、その時間にならないとホームに入れないんですね。
とりあえず、函館まで電車で行ける。よかった!
切符を買い、駅員さんに切符にスタンプを押してもらい、いざ電車へ!
函館駅までは電車で20分程度。景色を見ながら電車に揺られます。
JR函館駅は、綺麗でコンパクトな駅。
北海道新幹線は、実は函館駅ではなく、JR函館線沿線の「新函館北斗駅」まで通っています。だからか、駅の中や周辺はなんだかコンパクトで、静かです。
この時点で13時頃だったので、函館駅近くのラッピでお昼を食べることにします。ワクワク!
函館名物ラッピ
これが函館名物、ラッキーピエロの外観。
食べログで調べると、ハンバーガーの日本100名店に選ばれています。このように、ハンバーガーがイチオシのようです。そのほかにもカレーやオムライスもあるけど、やっぱりまずはハンバーガー・・・かな〜。
お店の中に入ると、まずはカウンターで注文するスタイルです。
一番人気、という「チャイニーズチキンバーガー」を注文しました。
一人だったので席にもすぐ座れます。料理の提供まで20分程度かかるとのこと。函館のこと調べながら過ごそう〜。
お店の中は、なんだか異様な空間が広がっています(笑)
壁一面に不思議な絵が貼られていたり、ハロウィンのどでかい看板がいくつも飾れていたり、何よりその色彩が異様な空間を創り出しています。ちょっとびっくりしながら席で待つこと10分くらい。予想より早く「チャイニーズチキンバーガー」が運ばれて来ました♪
可愛い、オリジナルの包み紙に包まれて運ばれて来ました。
ふわふわのバンズに、甘いタレが絡められた唐揚げ・レタス・マヨネーズが入っています。
味は特になんてことないんだけど・・・出来立て熱々で提供されるのがいいのかな。
それが美味しくって、パクパク食べられます。
函館に来た時しか食べられないので(函館とその周辺限定のチェーン店らしい)、次きたときも立ち寄りたいなと思いました。
ラッキーピエロのことは、食べログにも書いたのでもしご興味ある方はチェックしてみてください!
ラッピを出て、とりあえず市電に乗るために函館駅方面へ歩きます。
市電で北方民族資料館へ
函館には、「市電」と呼ばれる路面電車が走っています。
広島、松山、豊橋、函館・・・日本各地に、路面電車ってたくさん走っているんですね〜。
JR函館駅近くの「函館駅前」駅から「末広町」駅まで市電に乗りました。
ちなみに、市電ではICカードが使えます。
最初、元町公園周辺の教会や綺麗な町並みを見よう、と思って末広町まで行くことにしたのですが、GoogleMapを見ていると「北方民族資料館」なるものを発見。
最近、アイヌやそれ以外の北方の民族、さらに彼らと中国との朝貢関係・・・なんかに興味があったので、行ってみることにしました。
写真手前の建物が、北方民族資料館。こちらの建物も、時代を感じるおしゃれな感じで良いですね。
展示内容は、アイヌだけではない北方の民族についての資料も展示してあります。
私が特に興味があったのがこれ、蝦夷錦!
江戸時代にアイヌ民族が北方の他の民族との交易によって手に入れた、中国の官服。
アイヌと交易していた他の民族が、中国と朝貢関係を結んでおり、その際に手に入れた官服が、アイヌに渡ってきて、最終的に交易で日本へ。日本では、この官服のことを、蝦夷からもたらされた錦、ということで「蝦夷錦」と呼んでいました。
このことを知った時に、北方でも、一つの文化圏があったんだ〜ということに驚き、今の国境ってなんなんだろう?って疑問に思いました。
蝦夷錦を実際に見ることができて嬉しかったです!
ほかにも、
アイヌの美しい服や、
楽器やカバン、食器などの道具、祭祀に使われていた道具など様々なものが展示されていました。
思ったのは、この楽器や、服や道具入れに施されている刺繍なんかのデザインが、カザフスタンやキルギスなど、中央アジアのものと似ているような気がする・・・ということ。(2年前に中央アジアを旅しました)
昔はもちろん国境なんてなかったから、そっちの人がこちらに来たり、文化的な交流があったりしたのかも?なんて思いました。面白いです。
この博物館、展示内容は盛りだくさんなのに入館料はたった300円。
もともと北方民族に興味のある方はもちろん、そうでない人も、函館に来て時間があったら立ち寄って見るのもアリかもしれませんね♪
函館元町をブラブラ
函館は、神戸や横浜のように外国に開かれた港町として栄えた街。
その面影が残るのが、元町です。
(元町って、神戸や横浜にも同じような地名があるけど、何か意味があるのかな?ちらっと調べても、由来等はっきりとしたことは分かりませんでした。)
函館の元町は、特にいくつも坂があることで有名です。下の写真のように、それぞれの坂には名前がつけられ、どれも美しい景観をつくりだしています。
北方民族資料館を出た後、その近くの「基坂」から元町歩きを始めました。
太陽の光が石畳に反射して、とても幻想的な光景を作り出していました。
脇にはステンドグラスのお店が。ステンドグラスを作る体験ができるよう。時間のある時には、そういった体験をしてみるのもいいかもしれませんね。
ここを登っていくと、「元町公園」や「旧イギリス領事館」があります。
奥に見える建物が、旧イギリス領事館。領事館の前には花が植えられておりとても綺麗です。
旧イギリス領事館の中には、イギリスにちなんだ雑貨が売られている売店や、カフェ、また展示室では当時の領事執務室やその家族の住んでいた部屋などを見学することができます。
売店やカフェの見学は無料、展示室の入場料は300円。こちら、先ほどの北方民族資料館も含め4館の共通チケットもあるため、見学したい方はそちらがお得かも。
共通チケットは、2館500円、3館720円、4館840円(旧函館区公会堂は2021年まで休館中)です。
※詳しくはコチラをご覧ください。
私は、旧イギリス領事館のお庭を少し見て来ました。
この日は台風後のため風が強かったのですが、お天気のいい日にはゆったりできる場所だと思います。
ここから、函館駅方面へ向かって歩いていくと、
ロシア正教の教会である「函館ハリストス正教会」や、
ローマ法王から贈られた祭壇がある、カトリック元町教会などがあります。
どの教会も歴史が古く、函館が昔から国際的な街だったことが分かりますね。
ガヤガヤしておらず、美しい街並みの中をゆったり散策することができました。
カフェなんかもちらほらあり、ゆっくり函館散策したい方に特にオススメのエリアです^ – ^
金森赤レンガ倉庫
さて、元町エリアを離れ海の方に向かって歩いていくと、「金森倉庫」が現れます。
まるで横浜の赤レンガ倉庫。全国各地に、このような赤レンガの建物って残っていますね。
この赤レンガ倉庫の中には、レストランや土産物店が軒を連ねています。私はこの中の土産物店で、母へのお土産を買いました。
また、倉庫の向かいには「ラッキーピエロ」や「スターバックス」があります。
海を見ながら、ラッピでご飯、というのも良いかもしれませんね。
私はスタバに入ったのですが、店内は広く(2階建て)、混んでいなくてゆったり読書することができました〜。
またこの日は強風のため海がかなり荒れていて、道路が一部水浸しになっていました。
ここから徒歩で函館駅まで向かい、JR函館線へ乗り込みます。
弾丸函館観光はこれで終わり。見所を結構網羅できたんじゃないかな!?と思います。
徒歩で回れる範囲にぎゅっと凝縮された、コンパクトな街函館。ブラブラしたり、カフェに入ったり、ゆったり日頃の疲れを癒したい時に、函館に来てみてはいかがでしょう♪
以上函館レポートでした!