2018~2019 ユーラシア大陸をめぐる旅

【ロシア】ロシア 柔道の祖?ウラジオストクで見かけた不思議な像

ウラジオストク

2019年8月、1ヶ月かけてロシア横断の旅を行った。
その旅の始まりの地、ウラジオストク。日本や韓国・中国に特に近い場所ということもあって、アジア系の顔の人を多く見かけた。観光客も多いし、ビジネス関係の人も多いようだった。

そんなウラジオストクでは、昔から日本との繋がりも深い。
街歩きの途中、日本とゆかりがあるものを見つけたので、それについてまとめてみる。

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ウラジオストクで見かけた!ロシア柔道創始者の像

ウラジオストク

ウラジオストク。鷹の巣展望台からのケーブルカーを降り、市内中心部を目指して歩いているときに、この像を見つけた。
鳥居の前に立つ、柔道着を着た人たち。
この像の近くには他にも日本人観光客がおり、記念撮影をしていたりした。
一体、この像は何なんだろう?
鳥居のところにはこんな文言が書いてあった。

ウラジオストクはロシアにおける柔道発祥の地です。1914年、講道館柔道の創始者嘉納治五郎にロシア人で初めて師事したワシーリ・オシチェプコフがウラジオストクに移りました。1917年には、ここ、ウラジオストクスポーツ協会の建物内で、オシチェプコフと苫米地英俊氏(小樽市・日本)の弟子たちにより柔術(柔道)の第一回国際大会が開催されました。

嘉納治五郎とは?

嘉納治五郎とは、江戸末期生まれの柔道家。
講道館柔道の創始者であり、1909年に東洋初のIOC(国際オリンピック委員会)委員となったこことで有名だ。

また、教育者としても有名で、東京高等師範学校(現在の筑波大学)や旧制第五高等中学校(現在の熊本大学)で校長を務めたり、旧制灘中学校(現在の灘中学校・高等学校)の設立にも関わったりした。

ロシアでの柔道

何とロシアの大統領、プーチンさんも講道館柔道の使い手。著書では嘉納治五郎を尊敬する柔道家の一人として挙げているらしい。
国際柔道連盟からは、2012年にロシア人として初めて8段を授与されている。

ロシアでは今柔道がオリンピックにおいて重要な競技の一つになっているという。
ロンドンオリンピックで成果をあげてからは、国から予算も出て、2012年には3か所だった育成センターも2020年には52か所まで増える見通し。

日本発祥の競技を世界中に広まるのってとても嬉しいことですよね。

今後もロシアの柔道から目が離せない。

おわりに

ウラジオストク

ウラジオストクは日本から近いこともあり、日本との縁をとても感じた。
この像だけでなく、街中で多くの日本車を見かけたり(走っている車のほとんどが日本車だった。日本から中古車が多く輸入されているらしい)、日本人観光客も多かった。

だが、多くの日本人にとってまだまだウラジオストクは遠い場所。
どんな場所なのか知らない人が多いのではないだろうか。ロシアってこんなに近い国なのに、とても悲しいことだとおもう。

もっと、ロシアに興味を持つ人が増えたらいいなあ。

これからもロシアについての記事を書いていくので、もし興味があったらチェックしてみてほしい。

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