2019年の8月末〜9月の初め。
日本では残暑厳しい季節ですが、北ヨーロッパは既に冬の始まり。
既に半袖では出歩くことのできない陽気でした。
今回は、前回までと同じくエストニアについて。
タリン、クレサーレ(サーレマー島)と巡り、今回も沿岸地域。
夏はリゾート地として栄え、なんとヌーディストビーチもあります(さすがに寒く、ビーチで日光浴している人は見かけませんでした)。
シーズン終わり、ちょっと静かなパルヌを町歩きしてみましょう。
パルヌとは
パルヌは、エストニア屈指のリゾート地。
バルト海に面する港湾都市で、国外からも多くの観光客が訪れています。
元々はドイツ騎士団の一派が13世紀に拠点を築いたことが始まりだそう。
14世期半ばにはハンザ同盟の都市となり繁栄しました。
その後は他のバルト諸国の都市と同様、18世期にはロシア帝国に征服され、一時独立するものの、第二次世界大戦中にソ連に併合されます。その後エストニアが独立してからは、パルヌもエストニア領になりました。
首都タリンから南に127kmほどの場所にあり、
クレサーレからパルヌまでは長距離バスで2時間半ほどでした。
パルヌの街をぶらぶら
旧市街
首都タリンよりも規模は小さいですが、パルヌにも旧市街があります。
木でできた製品を扱う雑貨屋さん、可愛らしい布やテープがたくさんの手芸屋さんや雰囲気の良いカフェ、パブなど様々なお店が軒を連ねています。
もしヨーロッパ風の料理に飽きてしまった・・・というに方は、大型の中華料理店もありましたよ。
この通りにある手芸屋さんで、クロスステッチキットをゲット。
旧市街の一角には、古い教会が。
天気が悪かったから?なんだか寂れた雰囲気が、そして地元の人も普通に暮らすこの雰囲気が、自然で、素敵でした。
散策にぴったり、緑豊かな公園
パルヌでは、旧市街の南側に行くと、広い公園がたくさんあります。
ウォーキングロードが整備されており、毎日の散歩ルートにぴったりです。
シーズン終わりですが、ウォーキングやランニングをしている方々を多く見かけました。
芝生が青々として美しく、なんだかファンタジー小説の一場面のようだなあ、と一人で感動していました。
別の場所では、もう紅葉していたり葉が散っている木も。
日本ではまだ30度越えの日がつづいているようだったので、かなり先に、秋を感じていました。
パルヌビーチ
パルヌには長いビーチがあります。
その一角はヌーディストビーチとなっており、女性専用エリア、なんて看板や、「この文化をリスペクトしてください」なんて書かれたしてあったのですが・・・9月の初め、もう肌寒く、ヌード姿の方は一人もいませんでした。アジアじゃなかなか見れない光景なので、ちょっと見てみたかった。。
シーズン中は、食べ物屋さんもありますが、もうこの季節はやっていませんでした。
パルヌ川
パルヌには、パルヌ川という川が流れています。
川の脇にはウォーキングロードが整備されており、歩くのにぴったり。
この頃スケッチを趣味としていた私にとって、格好のスケッチ場所でした。
釣りをしている人や、子供づれのお母さんの姿も多く見かけ、地元の暮らしに溶け込んだような感覚。こんな場所が好きなんです。
おわりに〜シーズンが終わっても素敵な街、パルヌ
旅の間まだ一度も海で泳いでいない私。
「やっと、海で泳げる!」
そう思ってやってきたパルヌでしたが、とても寒く、泳ぐなんて無理でした。
でも逆にオフシーズンにきたからこそ、ゆったりとしたパルヌを満喫できてとても良かったなあと思います(ホステルもガラガラだったし。)。
みなさん、オフシーズンにリゾート地を訪れるのも、オススメですよ。