先日、コロナ禍ではありますが
感染症対策には気をつけて、一人で関西旅行へ行ってきました。
目的は、三島由紀夫「金閣寺」の舞台を巡ること。
京都内をめぐる時間は1日半ほどあったのですが、
1日かけて舞鶴や天橋立などの日本海側、残り半日で京都市内を巡りました。
コロナ禍の中、人も少なく、静けさのある京都のお寺を満喫。
今回は、「金閣寺」で主要なシーンの舞台になった南禅寺 天授庵の光景をご紹介しようと思います。
※今回はわからないことが多すぎ、多くの部分でWikipediaを参照しています。
・南禅寺について
・塔頭について
南禅寺について
南禅寺とは、京都市にある臨済宗のお寺。
創建は鎌倉時代の1291年、日本で最初の勅願寺(その時の天皇や上皇により、国家鎮護や皇室繁栄などを祈願して建てられたお寺)だそう。
また、日本の禅寺の中で最も高い格式を持つお寺でもあるそうです。
上の写真は重要文化財に指定されている「三門」。
1628年に津藩主である藤堂高虎によって、大坂夏の陣で戦死した武士たちの冥福を祈るために寄進されたそうです。
南禅寺 天授庵について
南禅寺の境内の一角にある「天授庵」。
1339年に開かれた塔頭(たっちゅう・禅寺寺院に付随する小寺院。弟子が祖師の徳を慕い建てた。)だそうです。
南禅寺の境内に入るのは無料なのですが、
このような小寺院などに入るには料金がかかります。
今回は是非ともこの場所へ行きたかったので、料金を払って入りました。
拝観料は500円(大人1名)です。
青紅葉が美しい天授庵
天授庵は紅葉の季節が有名だそう。
Googleマップのレビューには「平日でも多くの人で賑わっていました」「300人を超える行列でした(ライトアップ時)」「結構な人がいました」などと恐ろしいことが書かれています。。。
しかし、コロナ禍+夏、そして午前の早い時間、というのもあり、
天授庵には私の他、二組のカップルのみ。
そのカップルたちもいつの間にかいなくなり、私一人でぼーっと池や鯉の泳ぐ姿を眺めることができ、素敵な時間を過ごせました。
撮影した写真をいくつか載せようと思います。
夏の天授庵もおすすめ
今回訪れてみて、夏だからこその美しさがあると思いました。
太陽光に照らされて鮮やかな緑と、木や建物の陰の仄暗さ。
なんだか暗くて不思議な中世日本の面影を少し、残しているような気がします。
夏の京都に行ったら、夏ならではの美しさを見ることができる
南禅寺 天授庵に行ってみてください。
そして、もし興味があれば、三島由紀夫「金閣寺」を読んでから訪れてみてください..