2019年5月、ほぼまるまる1ヶ月かけて、イランを旅しました。
イランといえば、日本にはあまり情報が入ってこない不思議な国・・・。
「危険」「紛争しているのでは?」「自由が制限されている」など、あまりよくないイメージを持っている方が多いのではないかと思います。
ここでは、私のイラン旅の概要と、
それに関する記事を紹介していこうと思います。
【イランの旅程】
・2019年4月30日〜5月2日 テヘラン
図らずも、新元号へ変更された日はイランで過ごすことになりました。
・5月2日〜5月4日 イスファハーン
・5月4日〜5月7日 シーラーズ
・5月7日〜5月12日 ペルシャ湾の島々(ゲシュム島・ホルムズ島)
※行けてよかったけど観光客少なく北部と人の様子も異なる。
旅慣れていない人以外はお勧めしない。
・5月14日〜5月16日 タブリーズ
寝台列車での旅。快適。
良い出会いもあり、最終的に「イランって良い国!」で終えることができた。
→アルメニアへ続く…
CONTENTS
イスタンブールからテヘランへ
2019年4月30日、私はトルコの首都イスタンブールからイランの首都テヘランまで、トルコ航空系のLCC、「ペガサスエアー」を使って移動しました。
20kgの預け荷物付きで、結構お買い得に購入できた気がします。
早朝に空港に着き、「アライバルビザ」の申請・取得を行います。
申請自体は簡単なものですが、なんと60ドルものお金を取られる!貧乏旅をしていたので、少々ショッキングでした(笑)
空港からテヘラン市内には、地下鉄で行くことができます。
イランってすごく近代的な都市なんだな〜、と感じました。
テヘラン観光
テヘランに到着し、観光は「タビアト大橋」「旧アメリカ大使館」など巡りました。
他にも、博物館やバザールなど、空いてる時間に行きましたが、この2箇所が特によかったのでご紹介。
AZUSAのテヘラン感想…
この時、テヘランの街を歩いていても、わからないことだらけ。
頭のスカーフの被り方、ペルシャ数字の読み方、通貨の数え方・・・。
もう少し慣れた状態で、テヘランを散策したかったなと思います。
つい最近、イランのドキュメンタリー監督「ジャファール・パナヒ」を知りました。
彼の映画「人生タクシー」に、何気ないテヘランの日常が描かれているのですが、とても面白く・・・。少しペルシャ語を話せるようになった上でまたテヘランに行きたいなと感じました。
イラン国内移動はバスが便利!
テヘランののち、私はあの有名なイスファハーンに向かいます。
イランって長距離バスが超お得&サービス最高。イランでは長距離バスを乗り回していました!
「世界の半分」イスファハーン
長距離バスでイスファハーンに到着・・・
16世紀にはサファヴィー朝の首都として「世界の半分」とも言われたイスファハーン。
当時の面影の残る美しいシャーモスクや数々の宮殿がありました。
「詩と文学の街」南西部のシーラーズへ
イスファハーンの次に向かったのは、「ピンクモスク」で有名なシーラーズ。
世界的に有名なのか、早朝、ステンドグラスが美しい時間帯は観光客が多くいました。また、ホステルも賑わっており、イランを選んでくる人もたくさんいるんだな〜、という気づきも。
シーラーズからは、世界遺産「ペルセポリス」に行くこともできます。
かのアレクサンドロス大王に滅ぼされた、アケメネス朝ペルシアの都です。
イランなどこの周囲の国々には、鳥肌ものの遺跡が数多くありますね・・・!
ペルシャ湾に浮かぶ島、ゲシュム島へ
かなり情報が少なかったのですが、行くなら一番南まで!と、ペルシャ湾に浮かぶ島、ゲシュム島にも行きました。
少し行けばドバイやオマーンも近く、向こうからの観光客も訪れているようです。
この時たまたま出会った、来日経験のある男性にいろいろ案内してもらい、ホームステイまでさせてもらいました。
かなり田舎で、昔ながらのこの辺りの建築物や衣装など、まだまだ現役で使われていました。他の中東の国々も巡り、現在の暮らしを対比させてみたいですねー。
この時、合わせてゲシュム島の隣にあるホルムズ島にも行きました。
こちらも、色合いがもうすごかった!砂の色と、海のエメラルド色が、まるでこの世ではないみたい。
海には、普通にウミガメが。
餌を食べているのか、浮上して、潜って、を繰り返しています。
ほんと、これには驚きでした・・・
列車でタブリーズへ
その後、本土に戻り、列車でトルコやアルメニアの近くの「タブリーズ」へ向かいます。チケットの買い方がわからなかったので、チケットはゲシュム島でホームステイしたところの男性に撮ってもらいました。
タブリーズ
タブリーズは世界遺産のバザールがあることで有名な街。
田舎のゲシュム島からきたので、その都会っぷりにびっくり。
見所もたくさんありましたし、列車の中で知り合った女の子に色々と案内してもらいました。
タブリーズでは親切な人にたくさん出会い、街も美しく、素敵な場所だなあと思いました。砂漠ではなく、緑があるのも良いですよね。
イランって国土が広いので、場所によって風景が全く違います。
タブリーズから、次の国、アルメニアへバスで向かうのでした…
イラン旅行について総括
このように、私は2019年5月、半月ほどかけてイランを旅しました。
ちょうどラマダンの時期で、人々は昼間、ゆったりムード。
田舎に行けば行くほど、昼間の人出は少なくなります。
ラマダンは避ける!
べきだと思いました(涙)
※隣国トルコに行くとまた少し異なりましたが…
私は多少不快な思いはありましたが
(中国人!と声を多くかけられたり、女性を下に見ているような発言があったり・インドなどいろいろな国で同様のことがありましたが…)
ドキュメンタリー映画を見てまた行きたいなと思いました。
イランに行くなら!おすすめ映画
ジャファール・パナヒ監督の以下2作をU-NEXTにて観たのですが、本当よかった…。イランの日常の様子と合わせて社会の問題点も描いており、イランに行くならぜひ観ておきたい映画です。
※「ある女優の不在」については、21年8月現在配信が終了していました。
人生タクシー
パナヒ監督自身がタクシー運転手に扮し、いろいろな乗客を載せる様子を撮影している、というシチュエーションの映画。
タクシーの窓から、イランの暖かい日常風景から課題まで、
さまざまなことがかいま見えます。
ある女優の不在
ある女優のもとに、自分の進路について問題を抱えた少女から手紙が届きます。
その手紙をもとに、パナヒ監督と女優は、手紙を送ってきた彼女の住む村に向かうのですが…。
イランの女性が抱える課題や、それに関する葛藤が伝わってきます。
もしイランについておすすめの映画があれば、コメントなどで教えていただけたら嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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