こんにちは!
青春18きっぷ最終日、茨城県の鹿島神宮に行ってきました。
距離的にもボリューム的にも、首都圏日帰り旅にはぴったりの場所。
18きっぷの回数が残っているけれど、どこに行こう?と迷っている方にもおすすめできる場所だと思いました。
それでは、鹿島神宮への日帰り小旅行について、書いていきます!
鹿島神宮とは
鹿島神宮とは、茨城県鹿島市(茨城県の右側の海に近い方)にある神社。
利根川下流域にある香取神社(千葉県)、神栖神社(茨城県)と併せて、「東国三社」と呼ばれており、大和朝廷の東国開拓の拠点になったと推測されています。
東京ドーム15個分の広さがあると言われている境内には、たくさんの巨木。
その空気を吸ったり、ザワザワと木が揺れる音を聞いたりするだけで、なんだか神聖な気持ちになりますね。
この神社の歴史は、神話の時代、初代天皇である神武天皇にまで遡るそう。
「国譲り」で有名な武甕槌(タケミカヅチ)大神を祀っています。

「国譲り」とは?
高天原が、日本列島の支配権を大国主(オオクニヌシ)命から譲り受けるという物語。この物語の中では、天照大神の命を受けた武甕槌大神が大国主命を説得し、以後天照大神の血統が日本を支配するようになります。
天皇支配の正当性を伝える神話と言われています。
鹿島神宮への行き方
鹿島神宮へは、JRを使って行くことが可能。
首都圏からのルートはこんな感じ。
【我孫子(常磐線)→成田(成田線)→香取→鹿島神宮駅(鹿島線)】
私の住む場所からは、2時間ちょっとでたどり着くことができました。
バスや私鉄を使う必要がないのが嬉しいですね♪
青春18きっぷを使わない行き方だと、主要駅からの高速バスも出ています。
調べてみると、東京駅の八重洲口から高頻度でバスが出ており、
運賃は2,000円ほど。場合によっては、バスの方が安いかもしれませんね。

鹿島神宮へ
鹿島神宮駅から神宮へ

さて、2時間程度の電車旅を終え、鹿島神宮駅に到着しました。
鹿島神宮駅から鹿島神宮までは、徒歩10分程度。

道を進んでいき、左に曲がると参道に出ます。
参道には、食堂や土産物屋さん、大判焼きやさんなどが軒を連ねています。
まだ朝早い時間だったので、やっているところは少ない様子でした。
大鳥居(二の鳥居)

参道の奥には、大鳥居、その奥には楼門が建っています。
(すみません、楼門と本殿は写真を撮りませんでした)
実は一の鳥居は川の上に。電車からチラッとその姿を見ることができますよ。
道沿いには、ポテトや唐揚げ、たこ焼きなど、いくつか屋台も出ており、
初詣の賑わいの余韻を感じます。
本殿にお参りして、奥に進んでいきます。
この日は初詣のシーズンも終わりかけで、多少列はできているものの、人も少なめでサッとお参りすることができました。
奥に進むと、シカがいました。
鹿島神宮の神鹿

シカは古くから神聖なものだと言われています。
天照大神の命令を武甕槌大神に伝えにきたのが、シカの神様なんだとか。
奈良にもシカ、いますよね。
なんと奈良の春日大社の起源って鹿島神宮にあるらしいです。
鹿島のシカは一時絶えていましたが、昭和32年に奈良と神田神社からシカを迎え、
今の形になっているそう。
御手洗池
さらに奥に進んでいくと、澄んだ水を湛えた池が。
池には大きな鯉が数匹、泳いでいました。
もともと禊ぎをする場所だったんだとか。
湧水が沸いており、持って帰っている人も見られました(飲む際には煮沸する必要があるそうです)。


このエリアには、甘酒や饅頭、ソバや団子など軽食を食べられる場所が。
ここで甘酒を飲み、あったまってからまた歩き始めます。
地震を押さえつける武甕槌大神

武甕槌大神は、雷神・剣神・また、相撲の元祖であるとも言われています。
そんな強い神様なので、地震が怒らないよう、地中のナマズを押さえつけてくれている、という逸話も。
この石が置かれているところからさらに先に進むと、
「要石」という、地震を抑えているという石があります。
さいごに
利根川下流域や、茨城県の太平洋に面するエリアには、
有名な神社が多く存在しています。
青春18きっぷを使って、首都圏神社巡りしてみるのも面白いかもな〜、と思った2日間でした。
次の18きっぷの季節はどこに行こうかな〜。