スウェーデンなどの北欧諸国ではキャッシュレス化が進んでいる。
クレジットカードや電子マネーの利用が普及し、現金の利用頻度はとても少ない。
今回、ストックホルムを旅行して感じた、現在のスウェーデンのキャッシュレス化の様子をまとめようと思う。スウェーデン旅行の参考にしていただけたら嬉しい。

現金を使わなかったスウェーデン旅行

スウェーデン旅行では現金(スウェーデン・クローナ)を使わなかった。
空港〜市内間のバスは事前にWebサイトで購入し、QRコードで乗車。
市内の公共交通機関はICカードの期間限定乗り放題乗車券をクレジットカードで購入。
カフェではクレジットカードを利用。その他の買い物もクレジットカードを使っていた。
そう、スウェーデンではキャッシュレス化が相当進んでおり、旅行者にとってはとても旅行しやすい環境が整っているのだ。
とある調査によれば、2018年には、「最近の買い物で現金を使った」というスウェーデン人はなんとたった13%。その割合は2010年から40%も下落したという。
参考:Sweden’s Cashless Experiment: Is It Too Much Too Fast?
この記事では、スウェーデンのキャッシュレス化について、ストックホルムで見たこと、感じたことをまとめる。これからスウェーデンに行かれる方に参考にしていただけたら嬉しい。
現金が使えないカフェ!?

スウェーデンでは、なんと現金を使うことのできないカフェが増えている。
また、家具店のIKEAはキャッシュレスの店舗を開設。市街地には、本屋のキャッシュレス店舗も開設されているらしい。
そのほかにも、公共交通機関のチケットをその場で現金で購入している人はまったく見かけなかったし、空港からのエアポートバスも事前にWebで購入した方が安いため、その場で現金で払っている人を見かけることはなかった。

人々は、クレジットカードや電子マネー「Swish」を使って決済をしている。スウェーデン人の知人によれば、現金を使う機会は年に2〜3回しかない、とのこと。
チップもキャッシュレス!?

私はストックホルム観光で、「Free Walking Tour」というツアーを利用した。
Free Walking Tourとは、2〜3時間で街中の見所を地元のガイドとともに巡る無料のツアーで、最後に自分が払いたい分だけチップを支払うというスタイル。
様々な都市でFree Walking Tourが開催されており、時々参加するのだが、ストックホルムとヘルシンキで参加したFree Walking Tourではチップをクレジットカードで支払うことも可能だった。
私はスウェーデンクローナを持っていなかったため、ユーロで支払った。
旅行者にとってのキャッシュレス化
実際、旅行してみて現金を使わなくていいのはとても助かった。
特に、両替やATMでキャッシングの際の手数料がかからないのは旅行者にとってとても良い。
ストックホルムへ行く際は、スウェーデンの通貨であるスウェーデン・クローナを用意せずに、クレジットカードだけを持って街を歩いているのもいいかもしれない。
