2019年5月。トルコやイラン、南コーカサス地方の旅を終え、バルカン半島を巡る旅を始めた。
今回は、ブルガリアの首都、ソフィアの街をブラブラ歩いたときのことをまとめる。
美しい大聖堂や、古い時代の遺跡、社会主義時代の建物・・・建築物が本当に多様で、歩いていて飽きなかった。
この記事を読んで、ソフィアの魅力を感じてもらえたら嬉しい。

はじめに
この記事では、私がソフィアを街歩きした際に訪れた場所をご紹介する。
ここでご紹介するのは、大聖堂に始まり、様々な見どころを通って国立文化宮殿へ行き、最後にきた道を戻りマーケットによってご飯を買い、ホテルに戻る・・・という、実際に私が利用したルート。
ノンストップで1時間、ブラブラ見学しながら3時間ほどの行程だと思う。
ブルガリアを訪れる方の参考にしていただけるんじゃないかと思う。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

ブルガリア正教会の本拠地、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂。
ネオ・ビザンティン様式で建てられた世界最大級の正教会の教会で、バルカン半島で2番目に大きい聖堂だ。5000人を収容することができる。
この教会はロシア皇帝アレクサンドル2世を記念して建てられた。彼はブルガリアをオスマントルコから解放したことで知られている。

内部もきらびやかで美しく、この大聖堂でも、熱心にお祈りしている人を多く見かけた。
彼らの祈りの妨げにならないよう、静かに見学しよう。
聖ニコライ聖堂

20世紀初頭に建てられたロシア正教会の教会。
ソフィアで最も美しい教会の一つと言われており、玉ねぎ型の屋根が特徴的。
長年、ソフィアに住むロシア人の拠り所になってきたという。
この教会の周りには公園や、王宮、博物館などがあり静かなエリアになっている。
ベンチなどもあるのでゆっくりするのにぴったりだ。

聖ペトカ教会

11世紀に建てられた、ローマ時代の神殿の跡に建つ教会。
ソフィアの中心で新しい建物に囲まれ、この教会一帯だけ時の経過に取り残されてしまったような、不思議な雰囲気をした建築物だ。

この教会の近くは、古代の遺跡が今でも残されており、自由に見学することができる。
ソフィアの歴史の長さを感じることができる。
公共温泉(飲用)
ソフィアの中心部にある公共温泉。聖ペトカ教会のすぐそばだ。
ここでは、湧き出る温泉をペットボトルに詰めて持ち帰ることができる。
朝早くから、地元の人が温泉を大きなペットボトルに詰めて持ち帰っていた。
これが首都の中心部にあるから面白い。

国立文化宮殿

美しい街並みや公園の中を歩いていくと突如現れるソビエト!って感じの建物。
1981年にオープンした多目的複合施設で、なんと収容人数は最大8000人。
私が訪れた際は本のイベントが開催されていた。
カフェなども入っているので、散歩のついでに訪れてみてほしい。
中央マーケット

聖ペトカ教会のそばにあるマーケット。
入り口付近にお惣菜屋さんやパンやさんなどがあり、お手頃価格で美味しい。
人はまばらでゆっくり見物することができるのでオススメ。
おわりに〜ソフィアの街を一気にご紹介

大聖堂の近くの街並み。
この辺りは高級そうな建物が並んでおり、少し路地に入ると新しい高級アパートなんかを見かけた。

聖ペトカ教会近くの建物。

看板が建物の上に乗っかっているのがなんとも可愛らしい。
サブウェイやコカコーラ、マクドナルド、チュッパチャップスなどなど・・・。

トラムが可愛い。
メイン通り。
レストランやお土産物屋さんが軒を連ねている。
ブルガリア特産のバラを使った化粧品屋さんもこの通りにある。
「ブルガリア」「ソフィア」と言っても、どんな国なのか、どんな街なのか全く想像がつかない方が多いんじゃないかと思う。
そんなソフィアを歩いてみて抱いたのは、なんだか、社会主義時代の無機質で暗い雰囲気と、人々の温かい気質、そして社会主義後の新しく入ってきたものが混ざった不思議な街だなあ、という印象。
そんな印象も、この国が歩んできた歴史を表しているのだと思う。
そんなブルガリアがとても気に入ってしまった。ぜひみなさんにも訪れてみてほしい・・・!

