1991年にソビエト連邦から独立を果たした、東欧の国ベラルーシ。
前回の記事では、首都ミンスクにある、社会主義時代の荘厳な建築物をご紹介しました。
ベラルーシは現在、鎖国をやめて外国資本をどんどん呼び込んでいます。
例えば、街中にはマクドナルドやKFC、H&M、などなどたくさんの外国から来た店が立ち並び、歩いているとアジア系の顔立ちの人も多く見かけます(多くは中国人留学生・ビジネスマンやその家族とのこと)。
今回は、ソビエト時代以降に建てられたビルやショッピングモールなどから、そんなミンスクの新しい側面をご紹介しようと思います。
CONTENTS
ミンスク街歩き〜前回のおさらい
ベラルーシは1991年(ソビエト連邦解体の年)にソビエト連邦から独立しました。
前回の記事では、社会主義時代に建てられた建物たちをご紹介しました。
次からは、独立以降に建てられた近代的な建物や外国資本の店が多くはいるショッピングモールなどなどをご紹介。皆さんの想像とは違う、新しいベラルーシを見ることができるかもしれません。
ミンスク街歩き〜独立以降の建物たち
今回紹介する建物たち
今回は、計5つの建物をご紹介します。
ミンスクを訪れるなら必ず訪れるであろう観光エリアにあるので、ぜひ見かけたら中に入ってみてくださいね。
- ネミガ駅周辺の高層ビル・ショッピング街
- ショッピングモール
- ディナモ・スタジアム
- ベラルーシ国立美術館
ネミガ駅周辺
ミンスクの中心地、ネミガ。
旧市街や教会、美術館や十月広場にも近く、観光客も多いエリアです。
川沿いには新しい高層ビルが立ち並び、近代的な雰囲気を醸し出しています。
また、ネミガ駅から南東方向に伸びているメインストリートは、レストランやちょっとしたショッピングモールが立ち並ぶショッピング街になっています。
ここでも近代的な建物を見かけました。その前にはマクドナルド。マクドナルドは深夜まで営業していました。
ショッピングモール
最初に、ミンスクで訪れたショッピングモールをご紹介します。
ベラルーシに対して「閉ざされたよくわからない国」という印象を持っている方、その印象が覆れること間違いなしです(笑)
ショッピングモールだけ見ると、日本や他の国と何も変わらないです。
Galleria
ミンスクの中心部にあるコンパクトなショッピングモール、「Galleria」。
内装がとてもきれい。この時はH&Mの広告が一面に吊るされていました。
ホテルなどが集まっているエリアにあり、私はよくここのスーパーに買い物に行っていました。おすすめです。
Dana Mall
ベラルーシ国立図書館のすぐ横にあるどでかいモール。
大きなスーパーやカフェ、フードコートもあり楽しいです。
観光客よりもミンスクに住んでいる人が多く利用しているようでした。アジア系の顔の人も多く見かけました。アジア系の顔立ちの夫婦っぽい人も。赴任している家族なのかな〜。
このショッピングモールを訪れるなら、ぜひ、隣にある国立図書館も訪れてみてください。
国立図書館について書いた記事はこちら。
ディナモ・スタジアム
元々は1934年にオープンしたスタジアムでたが、1941年、第二次世界大戦により破壊されてしまいます。再建に再建を重ね、2018年、現在の形になりました。
このスタジアムがある一角は、なんだか静かで高級なエリア。
そこにこんなピカピカとしたスタジアムが建っているのはなんだか不思議な感じでした。
ちなみに、このスタジアムは2019年に「ヨーロッパカップ」というスポーツの祭典が開かれました。国立図書館にも、ヨーロッパカップのイメージキャラクター(?)がいました。
ベラルーシ国立美術館
ディナモ・スタジアムのすぐ近くにあるベラルーシ国立美術館。
元々はだいぶ前に建てられたもののようですが、奥には新館もあり、近代的な建築でとても居心地の良い美術館になっています。
新館の方では、近代の画家の絵画も多く展示されており見応えがありました。
個人的には、ソビエト時代の生活を描いたものがとても印象に残りました。入場料も8ベラルーシルーブル(約400円)と安いので、ぜひ訪れてみてください。
毎日11:00〜19:00(チケットオフィスは18:30で営業終了)まで営業しています。
おわりに・次回に続く
今回は、近代的な建物たちをご紹介しました。
ベラルーシの新たな一面を知っていただけたなら嬉しいです。
次回は、ベラルーシの風情のあるスポットをご紹介します。