記事が旅行していた当時に書いたものと今書き進めているものとで前後してしまうが・・・。今回は、モンテネグロのポドゴリツァからセルビアのクルシェバツへ移動した際のことをご紹介する。
私はパスポートにコソボのスタンプが押してある。
コソボのスタンプが押してあると、セルビアに入れないだの、入れるけど「無効」スタンプを押される、など色々な情報が飛び交っていたが、結果、何事もなく、「無効」スタンプを押されることもなく国境を越えることができた。
セルビアとコソボ間の問題
20年前、セルビアとコソボはコソボの分離独立をめぐり戦争をしていた。
諸外国の介入の末、今では表立った争いは起きていないが、今でも多くの問題が解決されないまま残っており、セルビアはコソボを国として認めていない。
そのため、外国人旅行者はコソボ・セルビア間の移動をすることができない。
セルビアとコソボの抱える問題は、詳しくこちらの記事にまとめてある。

私はコソボから先ずはモンテネグロへ行き、その後セルビアに向かう、というルートを使った。
モンテネグロからクルシェバツへ
クルシェバツへ行った理由
セルビアでは、先ずはクルシェバツ、という街を目指す。
チチェバツとは、外国人旅行者はまず行かないであろう小さい街。
ここには北マケドニアのホステルで出会ったダニエラという女性が住んでおり、彼女のお宅を訪問することになったのだ。
博物館を見たり、現地の人の暮らしを感じたりとなかなか楽しい滞在だった。
ポドゴリツァのバスターミナルからクルシェバツへ

ポドゴリツァのバスターミナルでチケットを買い、クルシェバツ行きのバスに乗り込む。
クルシェバツへは、毎日3便、10:00、16:30、20:15にバスが出ている。所用8時間、21ユーロ(値段は前後する)。モンテネグロは山が多く、セルビアの国境をこえて少し経つまでは山の中のグネグネした道を進む。酔いやすい方は要注意だ。
また、バスの料金には預け荷物代が含まれておらず、少額現金で払う必要があった。
バスの中はモンテネグロ国内ではWi-fiが通じた。ただしセルビアに入ってからは急に使えなくなり・・・ダニエラと連絡を取り合っていたのでかなり焦った。
↓ポドゴリツァのバスターミナルや、チケットの買い方などについてはこちらの記事でご紹介したので、ぜひチェックしてみてほしい。
コソボのスタンプが押してあると、セルビアに入れないだの、入れるけど「無効」スタンプを押される、など色々な情報が飛び交っていたが、結果、何事もなく、「無効」スタンプを押されることもなく国境を越えた。
国境を超えたところで一度食事休憩を挟み、バスはクルシェバツへ向かう。
おわりに
予定時刻から30分〜1時間ほど遅れてバスはクルシェバツに到着した。
ダニエラと会えない、どうしよう・・・(遅れることも連絡できなかったから)と思っていると、なんと彼女はそのまま待っていてくれた!
クルシェバツでは彼女の家に泊まってお母さんの手料理を食べたり、彼女の友人家族と会ったりとほんとーうにいい経験ができた。本当、一つ一つの出会いに感謝だなあ〜と実感した出来事であった。
そのことについては次の記事にまとめようと思う。