2019年9月、ロシア横断の旅を終えた私はエストニア、ラトビア、リトアニアという「バルト三国」と呼ばれる国々を巡りました。
東欧の国々の夏はとても短く、
9月の初めには肌寒い日が続き、秋の訪れを感じました。
これらの国々では、人々は夏の終わりを最後まで楽しむよう。
様々な場所で小さなフェスティバルに遭遇しました。
今回はリトアニアの首都ビリニュスで行われていたフェスティバルで売られていた様々な可愛らしい食べ物をご紹介します!
CONTENTS
リトアニアの首都ビリニュス

最初に、リトアニアと首都ビリニュスの歴史をご紹介しようと思います。
ビリニュスはリトアニアの内陸部にある都市。
人口は54.4万人、リトアニアの全人口の約15%がビリニュスに住んでいます。
16世紀にはリトアニア・ポーランドの連合国家の首都として国際都市へと発展したビリニュス。しかし、その栄華も長くは続かず、17世紀から戦争やペスト、火事の影響で次第に衰退していきます。
その後、19世紀のポーランド分割によりロシア帝国領に併合。ロシア化政策により、言語や文化が失われていきました。その後第二次世界大戦時からはソビエト連邦の共和国の一つに。その後、ソビエト連邦の衰退とともに1991年に独立しました。
ビリニュスでフェスティバルに遭遇!
今回遭遇したフェスティバルでは、ポーランドなどから来たアーティストのコンサートや地元の子供達の発表会が開かれていたり、名産品や土産物などを売る市場がずらりと並んでいたり。毎日通っても飽きないくらい様々なものを見たり買ったりすることができました。
ここでは、このフェスティバルで出会うことができたリトアニアの食べ物をご紹介します!
リトアニア版バウムクーヘン、シャコティス

リトアニアの名物、シャコティス。
バウムクーヘンのように柔らかいのかと思いきや、クッキーのような食感。結構ヘビーで、量り売りをしてくれると言っても、一人で食べるにはかなり量が多いです。
大人気のお菓子のようで、スーパーでも普通に売られていました。
このフェスティバルではシャコティスを作る工程を見ることができました。
シャコティスの原液(?)を何度もかけて、トゲトゲを大きくしていきます。どうしてこんな形になるのか不思議です。
まるできのこの山!?キノコ型クッキー

リトアニアでよく見かけたのが、キノコ型クッキー。
まるできのこの山。このフェスティバルには大小色とりどりのキノコ型クッキーが売られていました。

ちなみにスーパーではこんなキノコ型クッキーも発見。

旧東側諸国でよく見かけるよ!ハウヴァ

カザフスタンに行って以来、私の大好物となったハウヴァ。
日本でいう落雁のような砂糖やナッツで作られた甘いお菓子です。
中央アジア〜トルコ〜バルカン諸国〜東欧〜ロシアなど様々な国で見られます。別の国へ行くと、別の種類のハウヴァが見らます。
とっても美味しいのですが、砂糖の塊。ハイカロリーなので要注意。このフェスティバルでは色とりどり、様々な種類のハウヴァが売られていました。
メッセージ入りの可愛いジンジャーブレッド

東欧諸国の昔ながらのお菓子、ジンジャーブレッド。
国によって様々な形のものを見かけますが、このフェスティバルではメッセージ入りの可愛らしいジンジャーブレッドが売られていました。お土産にもいいかも!?(読めないけど)
東欧独特!ドライフルーツピューレを固めたお菓子

これは日本では見たことのない類の食べ物。
これ、お肉かと思いきやフルーツで作られた食べ物なんです。
様々なフルーツのピューレを乾燥させて固めたもので、隣国ベラルーシへ行った時には「ドライフルーツジュース」と説明されました。
果物の成分が凝縮されているので栄養たっぷり。見かけたら、ぜひ食べてみてくださいね。
繋げすぎ!ドーナツ型の菓子パン

こちら、東欧諸国でよく見かけるドーナツ型のパン。
このフェスティバルでは多くのお店でこのように大量に売られていました

別の場所で買ったのですが、ほんのり甘くて、昔ながらの子供時代を思い出す味でした。
フェスティバルについて

フェスティバルは、ビリニュス大聖堂から橋に向かって伸びる道、約1.5kmほどで行われていました。
ここがビリニュスのメインストリートになるので、ビリニュスを訪れた際にはまずここへ行ってみてください。何かイベントが開催されているかもしれませんよ。