今回の1泊2日の奈良旅行では、
1日目は明日香村で古墳巡り、2日目は奈良市内のアクセスの良い場所をいくつか見て回りました。
2日目の奈良市内の観光。
奈良市内といえば、東大寺や春日大社がメジャーですが・・・
ちょうど宿泊していたホテルの近くにあったということもあり、
今回「平城宮跡」も訪れてみました。
平城宮跡はちょうど復興の真っ最中。古代の暮らしを知ることのできる施設なんかもできていて、かなり学びになり、楽しかったです・・・!
この記事では、そんな平城宮のススメをまとめてみようと思います。
平城宮の概要
奈良駅から見て西側に、今回ご紹介する平城宮跡があります。
「近鉄大和西大寺駅」から徒歩20分、または市内を走る「ぐるっとバス」を使えば
奈良駅(JR,近鉄両方)からもアクセスは簡単です。
また、敷地がかなり広大なため、レンタサイクルで巡るのも良いかもしれません。
私たちは平城宮跡近くのホテルに宿泊していたのですが、ホテルにもレンタサイクルサービスがあったよう。ホテルに聞いてみるのも良いかもしれませんね。
さて、そんな平城宮ですが、どういう場所だったのでしょうか?
私はこれまで違いを意識してこなかったのですが、
実は平城京の中でも、「天皇の住まい」「儀式を行う場所」「役人が執務を行う場所」など、政を執り行う場所が置かれていたエリアが平城宮だそう。
平城京には、奈良時代前期(710〜784)の約70年間都が置かれますが、
その後平安京に都が移ると放置され、農地になります。
その後、近代の鉄道建設問題などをくぐり抜けながら、保存されることに。
1998年には、東大寺などと共に「古都奈良の文化財」として世界遺産にも登録されました。
現在、大規模な整備計画が進められていますが、この工事が完了したら、いつかは日本の大観光地の一つになるんじゃないかな、と思います。
「 平城宮いざない館」〜古代の暮らしに思いを馳せる
そんな平城宮でおすすめしたいのが、「平城宮いざない館」という施設。
平城宮の南側、朱雀門ひろばにあります。
どんな施設か、公式Webサイトの文言を引用させていただきます。
奈良時代を今に感じる「特別な場所」である平城宮跡歴史公園の意義とすばらしさを伝え、往時の面影を残す公園や寺社へといざなうガイダンス施設です。
時空を超えて奈良時代の平城宮を体感し、出土品や資料のよみときに驚き、公園のいまを楽しむなどの体験を通して、平城宮跡の多彩な魅力を発見することができます。
多数の資料により、当時の暮らしを追体験できるような素敵な施設なのです!
平城宮は政の中心地。
いわゆる「奈良時代のサラリーマン」はどんな毎日を送っていたのか?
どのような食事を食べていたのか?どんな風習があったのか?
など、出土品と映像、パネルでの展示を交えてとっても分かりやすく解説されていました。
建物の中には子供も楽しめるエリアがあり、子供連れでも楽しめそう。
また、なんと入場料は無料!観光の合間に、気軽に立ち寄れるスポットとなっていました。
平城宮の復元工事
平城宮では、復元工事の真っ只中。
私たちが訪れた際には、「第一次対極殿院」という、
国家の重要な儀式が行われた場所の工事が行われていました。
こちらの近くには「復興事業情報館」という、
特に建築技術に焦点を当てた展示がされている施設もあり、
復興工事がどのように進められているか、理解を深めることができます。
こちらも入場料無料のため、観光の合間にぜひ立ち寄ってみてくださいね。
おわりに
東大寺や春日大社よりメジャーではないように思える平城宮ですが、
少しずつ整備され、古代の暮らしに思いを馳せられるスポットに変化しつつあります。
ここに行けば、より深く奈良時代のことを知ることができるはず。
またぜひ訪れたいおすすめのスポットでした!
次の記事では、東大寺のことを書こうと思います。