こんにちは!AZUSAです。
2023年は4月7日(金)〜4月10日(月)までの4日間、カナダではイースターの休暇で、エッグハントやパレードなど色々なイベントが開催されました。この記事では、イースターってそもそも何なのか、ウサギやエッグの意味、そして実際にパレードに行ったレポートもまとめていこうと思います。
日本ではイースターってあまりメジャーなイベントではない気がするので(少なくとも私の周りでは)、とても興味深いイベントでした。
イースターとは
日本ではあまり馴染みがなく、元々私もあまり詳しく知らなかったので、最初にイースターの基礎知識をまとめていこうと思います。
イースターとは、キリスト教の「復活祭」のこと。イエスが磔にされて死んだ三日目に復活したことを記念するお祭りです。
聖書には、イエスが磔刑により死んだ三日後に復活したことが記されています。ここから、キリスト教では全人類が最後の審判の日には復活し、行いの善悪によって裁かれる・・・という教えに繋がっていくそう。復活はキリスト教においてとても重要な信仰のようです。
また、イースターの前の金曜日は「Good Friday」と呼ばれ(日本語訳では「聖金曜日」)、イエスの受難を記念して多くの教会で特別な典礼が行われるそうです。カナダではこの金曜日も祝日でお休みでした。
なんでイエスが磔にされて死んだ日が「Good」なのか!?と思って調べてみました。解答の一つとしては、古い英語では、「Good」は「Holy」という意味も持っていた可能性があること。多くの言語の専門家によって支持されている説のようです。
参考:The Atlanta Journal-Constitution 「Why is it called Good Friday and what’s so good about it?」https://www.ajc.com/lifestyles/holiday/why-called-good-friday-and-what-good-about/IbL2ESnudYKRWV6UhxtiyK/
イースターのモチーフの意味

「イースター」といえば、ウサギやエッグ、お菓子。日本でも、チョコレート店ではウサギの形のチョコレートがイースター限定で売られていたり、ウサギのモチーフが飾られていたりとところどころでこれらのモチーフを見ることができますよね。
イースターという習慣に親しみがなかった私にとって、これらのモチーフに対して大きな疑問がありました。
実際調べてみると、聖書にはウサギやエッグ、子供にお菓子をあげるといったことは記載がないそうです。同じように疑問に思っている方が多いと思うので・・・調べた内容をまとめていこうと思います。
イースターバニーについて

イースターバニーは、一説として、1700年代にドイツ系移民によってアメリカ ペンシルバニアにもたらされた慣習が広まった結果と言われています。彼らは「子供がウサギの巣を作り、そこに色を塗った卵を置く」という慣習を持っていました。
その後、色を塗った卵はお菓子、ウサギの巣はバスケットに変化して北米を中心に広まっていったと言われています。
イースターエッグについて
キリスト教以前の古代の宗教では、卵は生命のシンボルで、春を祝う祭とも関係していました。イースターエッグの習慣はそんな古代の伝統から来ているのでは、とも考えられているそうです。少なくとも13世紀には、イースターに卵を装飾する催しが行われていたそうですね。
アメリカでは、「エッグローリング」といってゆで卵を転がす行事も開催されています。
参考:History.com 「Easter Symbols and Traditions」https://www.history.com/topics/holidays/easter-symbols#easter-bunny
トロントのイースターパレード
トロントでは2023年は4月9日(日)にイースターパレードが行われました。
早々にYoutubeにビデオがあがっていました。雰囲気がよくわかるんじゃないかな、と思います。雲ひとつない快晴の中多くの人が集まってとても賑やかでした。
開催場所は、「The Beaches」と呼ばれるオンタリオ湖にあるビーチにほど近いエリア。この地区のライオンズクラブが主催しているようです。
ライオンズクラブとは…ボランティア活動を目的として結成された国際的な民間団体。設立は1917年、本部はアメリカのイリノイ州。会員数は約143万人。
日本では1952年に東京ライオンズクラブか発足し、現在10万人をこえる会員がいるようです。

それでは、パレードの様子を見ていきましょう。
先頭にはライオンズクラブの名前が入ったのぼりを持った人が手を振りながら歩いています。

その後、国旗を持った人たちやバグパイプを演奏している人たち、ストリートカーや消防車などが続きます。



その後は企業やクラブなどの団体の行列が続きます。それぞれのパフォーマンスが面白かったです。着ぐるみをかぶっていたり・・・

イースター要素はどこに!?と思ったら、車にぬいぐるみやバルーンが取り付けてあったり


このシンプルな感じがまた良いですね(笑)
続いて中国系の宗教団体「Falun Dafa」。太鼓を打ち鳴らすパフォーマンス。

途中、綿菓子やぬいぐるみを売り歩くおじさんも。



そのほか、マーチングバンドやスティールドラムのバンドなど、いろいろなクラブが続きます。


そして、最後にちょっとリアルなイースターバニーが登場。

1時間ちょっとくらいのこじんまりとしたパレードでしたが、たくさんの人で賑わってとても楽しかったです。
最後に
キリスト教ではない私にとって、これまでイースターってよくわからないイベントだったのですが、トロントの滞在を通して少しその文化に触れることができて嬉しかったです。
注意点としては、多くのお店が閉まってしまうこと。
パレードの後、古着屋さんにいこうとしたら閉まっていたし、その前の木曜日にビビンバを食べにいこうとしたら閉まっていました・・・
Google Mapの情報は今の所信頼できないので、目的の場所が開いているかわからなかったら電話とかして直接聞いてみるといいかもしれません。
次のイベントが楽しみです!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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